Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディション・バージョン 19.1 以降の問題により、電力解析用の .vcd ファイルを生成する際に、Quartus® 消費電力アナライザーに致命的なエラーメッセージが表示される場合があります。これは、.qsf ファイルに間違ったエンティティ セット "set_instance_assignment POWER_READ_INPUT_FILE" があるためです。
問題の詳細
エラー：
致命的なエラー: セグメント違反 at (nil)
モジュール: quartus_pow
スタックトレース:0x2e77f:PFIO_VCD_PARSER_EVENT_HANDLER::handle_upscope()0x31f(power_pfio)
0xfce0: pfio_vcd_parser_yyparse (FlexLexer*) 0x9e0 (power_pfio)
0xfeed: pfio_vcd_invoke_parser(pfio_vcd_lexer_yyFlexLexer*, PFIO_VCD_PARSER_EVENT_HANDLER*) 0x2d (power_pfio)
0x50d10: PFIO_VCD_READER_MAIN::load_signal_statistics_from_vcd_files(PUTIL_SA_DATA*) 0x5a0 (power_pfio)
0x404d1: PAN_UTILITY_IMPL::load_putil_sa_data_from_file() 0x84d (power_pan)
この問題を回避するには、シミュレーションノードの正しいエンティティ名を設定します。以下のいずれかの方法を使用します。
1. .qsf ファイルで、set_instance_assignment -name POWER_READ_INPUT_FILE <.vcdファイル名を変更します >-to -entity
2. Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・GUI で、以下の操作を行います。
ある。トップメニューから [処理中] に移動し、[消費電力アナライザー ツール] を選択します。
b.[ 入力ファイル ] ボックスで、[ 電源入力ファイルの追加] をクリックします。
c. 消費電力アナライザーの設定で、[追加] をクリックします。
d.d. [ ファイル名 ] エントリで、正しい .vcd ファイルを選択します
e. エンティティ エントリで、正しいエンティティを選択します
f. OK をクリックします。
g.[適用] をクリックします