Stratix® IV GX/GT CDR ユニットが、PCIe モード以外の他のモードで信号のアサートを維持 rx_freqlocked
している理由については、 Stratix IV GX エラッタシート (PDF) および Stratix IV GT エラッタシート (PDF) を参照してください。
Quartus® II ソフトウェア・バージョン 9.1 SP2 および 10.0 SP1 向けのソフトウェア・ソリューションを提供するパッチが利用可能です。以下のリンクから適切なパッチをダウンロードしてインストールします。この問題を解決するソフトウェア・ソリューションは、10.0 SP1 より新しいバージョンの Quartus® II ソフトウェアに完全に統合されているため、パッチのインストールは必要ありません。
なお、ソフトウェア・パッチは、以下に示す特定の以前のパッチと互換性がありません。互換性のないパッチのいずれかを使用している場合は、図 1 および後述のリセットシーケンスに関連する代替ソリューションを確認するか、互換性のあるパッチが必要な場合は、mysupport.altera.com にサービスリクエストを提出してください。
- Quartus® II ソフトウェア・バージョン 9.1 SP2 (パッチ 2.109 は、パッチ 2.17、2.35、2.76、2.77、2.78、2.83、および 2.98 と互換性がありません)
- Quartus® II ソフトウェア・バージョン 10.0 SP1 (パッチ 1.158 はパッチ 1.151 と互換性がありません)
トランシーバーが基本モードで構成されており、SATA や SAS プロトコルなどの信号が rx_signaldetect
必要な場合は、パラメーター・エディターを再実行し、IP 機能を再生成し、デザインを再コンパイルする必要があります。コマンドラインから以下を実行して、パラメーター・エディターを介さずに IP 機能を再生成することもできます。qmegawiz -silent
ここでaltgx_fileは、IP 機能バリエーションファイルの名前です。
トランシーバーが PCIe モード以外の他のモードで構成されており rx_signaldetect
、信号が必要ない場合は、フルコンパイルを実行することなく、Quartus® II ソフトウェア・アセンブラー・ステップを再実行できます。
代替ソリューション
上記のソフトウェア・ソリューションの代替として、以下に説明し、図 1 の波形に示されているリセット・シーケンス・ソリューションを適用して、問題を解決できます。
図 1。シーケンス波形のリセット
rx_analogreset
信号と信号をrx_digitalreset
アサートします。- トランシーバーがリファレンス・
rx_freqlocked[0..n-1]
クロックにロック (リファレンスへのロック) していることを示す信号は低くなります。 - 信号をデアサートします
rx_analogreset
。信号をデアサートする前に、データがレシーバーの入力に存在していることを確認しますrx_analogreset
。 rx_freqlocked[0..n-1]
トランシーバーがデータにロックされていることを示して、信号は高くなります。- 最後
rx_freqlocked
の信号が高くなってから約 4 μs (t LTD_Auto)、信号をデアサートしますrx_digitalreset
。