ATX PLL がデバイスの起動時に適切にキャリブレーションされていない場合、10.5 ~ 12.3 Gbps のデータレートで実行するように設定した場合、ARRIA® V GZ およびStratix® V GX デバイス ATX PLL の性能の問題が極端な温度で発生する場合があります。ATX PLL キャリブレーションに失敗すると、デバイスの温度がデバイスのサポートされる制限値に近づくと、PLL ロックまたはトランスミッター・ジッターの問題が発生する可能性があります。ATX PLL は、デバイスの起動時にトランシーバー・リセット・シーケンスが続かない場合、キャリブレーションに失敗する場合があります。
この問題を回避するには、各デバイス・データシートに記載されているArria V GZ およびStratix V GX デバイス・トランシーバーのリセット手順に従う必要があります。具体的には:
- デバイスの起動時に、トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラー IP へのリセット(mgmt_rst_reset)入力信号が高く主張されていることを確認する必要があります。
- リコンフィグレーション・コントローラー IP リセット信号をディ主張する前に、トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラー IP クロック信号(mgmt_clk_clk)とトランシーバー・リファレンス・クロックが存在し、安定していることを確認する必要があります(mgmt_rst_reset)。
Arria V GZ およびStratix V GX デバイスのトランシーバーの完全なリセット・シーケンスは、各デバイス・データシートにあります。