Stratix® V GX およびArria® V GZ デバイス用の Quartus® II ソフトウェアでは、以下のトランシーバーのスルーレート設定が可能です。
プロトコル / データレート | 使用できる Quartus® II 設定 | IBIS-AMI 設定 |
PCI Express Gen3、Gen2、CEI | 4 | *_30ps |
PCI Express Gen1、XAUI | 3 | *_50ps |
ギガビット・イーサネット | 1 | *_160ps |
=<1Gbps | 1, 2, 3 | *_160ps、*_90ps、*_50ps |
1Gbps - 3Gbps | 2, 3 | *_90ps、*_50ps |
>3Gbps - 6Gbps | 3, 4 | *_50ps、*_30ps |
>6Gbps | 4, 5 | *_30ps、*_15ps |
無効なスルーレートを割り当てると、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
エラー (15001): 値「4」の割り当てXCVR_TX_SLEW_RATE_CTRLがパラメーター「pm_tx_slew_rate_ctrl」の有効な値と競合します。
- プロトコル宣言はデータレートよりも優先されます。例えば、XAUI のレーンごとのデータレートは 3.125Gbps ですが、「3」の設定しかできません。XAUI では「4」の設定は使用できません。
- 表に記載されていないプロトコルの場合は、データレートに関連付けられているスルー設定を使用する必要があります。
- IBIS-AMI のスルーレート図は、約 20% ~ 80% の立ち上がり時間をトランスミッターとして定義します。「ps」の数字は定量的なものではなく、おおよそのラベルです。
- IBIS-AMI モデルでは、あらゆるデータレートまたはプロトコルのスルーレート設定をシミュレートできます。