DISPLAYPort IP コアを PCS チャネル・ボンディングが有効になっているトランシーバーと組み合わせて使用すると、DisplayPort IP コアで RX ビットエラーが発生する場合や、RX リンク・トレーニングに完全に失敗する場合があります。これは、「PCS TX チャネル・ボンディング・マスター」が正しく設定されていない可能性があります。
設定が正しくないかどうかを確認するには、IPパラメーター・エディターの GUI でArria® 10 トランシーバー・ネイティブ PHY のインスタンス化を開きます。TX PMA 設定で、「TX チャネル・ボンディング・モード」が「PMA and PCS ボンディング」に設定されている場合は、「PCS TX チャネル・ボンディング・マスター」の設定を確認します。[Auto] に設定されている場合、トランシーバー・ネイティブ PHY IP はチャネル・ボンディング・マスターとしてチャネル 2 を自動的に選択することがあります。DisplayPort IP コアの使用レーンが 4 レーン未満ではチャネル 2 が駆動されないので、RX 側でクロックリカバリーの問題が発生する可能性があります。
この問題を解決するには、「PCS TX チャネル・ボンディング・マスター」を 0 に設定します。チャネル 0 はすべてのレーンカウントで駆動されるため、この設定はこの問題を回避します。