Microsoft のセキュリティー・アップデートが原因で、インテル® Arria® 10、インテル® MAX® 10、または インテル® Cyclone® 10 FPGAs Early Power Estimator (EPE) ツールを使用する際に、次のいずれかの症状が発生する可能性があります。
- ボタンが動作しない
- EPE を開いた後でランタイムエラー「Object doesn't support this property or method」(オブジェクトはこのプロパティーまたはメソッドをサポートしません) が表示される
この問題を回避するには、次の操作を行います。
- Excel と Word を含むすべての Microsoft Office アプリケーションを終了します。
- Windows エクスプローラーを開いて、アドレスバーに "%temp%" を引用符なしで入力します。
- Ctrl "F" を押して検索ボックスに ".exd" を引用符なしで入力します。
- 拡張子 ".exd" のファイルが見つかった場合、そのファイルをすべて 選択 して 削除します 。
- アドレスバーに "%appdata%" を引用符なしで入力します。再度 Ctrl " F " を押して ".exd" を検索し、見つかったファイルをすべて削除します。
- EPE をもう一度開きます。
問題が解決する場合は、以下の手順に従ってください。
- EPE を開き、[File] -> [Info] -> [Compatibility Mode] に移動してから [Convert] ボタンをクリックします。
- ポップアップウィンドウが開いた場合は、[OK] をクリックして変換に進み、そのあとで [Yes] をクリックしてワークブックを開き直します。
前の手順では、元の ".xls" EPE ファイルを ".xlsm" ファイルに変換します。新しく作成したファイルには元の問題は生じません。
この問題に関する Microsoft の説明は、以下をご覧ください。
https://support.microsoft.com/kb/2726958