はい。Quartus® Prime 開発ソフトウェアのバージョン 16.0 以前のバージョンでは問題があるため、IOPLL の C カウンターの再構成が正しく機能しない可能性があります。この問題は、一部のコンパイルで論理対物理カウンター・マッピングが正しく生成されていないために発生します。これにより、ユーザーモードでリコンフィグレーションを実行する際に、目的の C カウンターが正しく再構成されません。
この問題を回避するには、デザインで使用されている IOPLL 出力カウンターを手動で注文し直してください。以下の手順に従って、出力カウンターを注文し直してください。
次の行を quartus.ini ファイルに入れて、プロジェクト・ディレクトリーにファイルを配置します。
cpll_disable_oport_rotation =on- コンパイルに使用される物理出力カウンターを確認します。
Read_PLL_Setting.tcl を使用して、デザインで使用されている物理的な C カウンター設定を読み取ります。スクリプトの使用方法については、tcl ファイルの README セクションを参照してください。
Read_PLL_Setting.tcl ファイルをダウンロード
- PLL サマリー・レポートへの相互参照により、使用される物理カウンターを識別します。
- IOPLL IP を再生成して、ステップ 2 で識別された物理カウンターに基づいて出力クロックを再構成します。これは、外部メモリー・インターフェイスに使用する IOPLL では必要ありません。
例:
コンパイルに使用される次の IOPLL IP と物理カウンターを考慮してください。
IOPLL IP の出力クロック | 周波数 | 物理カウンター |
Outclk0 | A | C4 |
Outclk1 | B | C5 |
次のパラメーターを使用して IOPLL IP を再生成します。
IOPLL IP の出力クロック | 周波数 |
Outclk0 | 気にしない (A または B) |
Outclk1 | 気にしない (A または B) |
Outclk2 | 気にしない (A または B) |
Outclk3 | 気にしない (A または B) |
Outclk4 | A |
Outclk5 | B |
- パッシング・コンパイルに基づいて IOPLL の場所を制限します。
- RTL ファイルで必要な接続変更を行います。
- 順序が変更されたクロック名で SDC ファイルを更新します (該当する場合)。
- デザインを再コンパイルします。
この問題は、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアの今後のリリースで修正される予定です。