Quartus® II ソフトウェア以外のエンベデッド環境で、ロー・プログラミング・データ (.rpd) ファイル、16 進数 (インテル®フォーマット) (.hex) ファイル、またはその他のファイルタイプで EPCQ デバイスをプログラミングする場合、AS コンフィグレーションは 28nm デバイスファミリー (Stratix® V、Arria® V、Cyclone® V デバイス) で失敗する場合があります。
EPCQ デバイスには、不揮発性コンフィグレーション・レジスター (NVCR) があります。 NVCR は、28nm デバイスファミリーの EPCQ デバイスとコンフィグレーション・モードに従って適切な値に設定する必要があります。 Quartus® II ソフトウェア・プログラマーで JTAG 間接コンフィグレーション (.jic) プログラミング・ファイルまたは AS プログラミング・モードを使用する場合、NVCR は EPCQ デバイスのプログラミング中に自動的に設定されます。
以下の操作を実行するには、NVCR を設定する必要があります。
- 書き込みイネーブル操作の実行: opcode b'0000 0110。
- 書き込み不揮発性コンフィグレーション・レジスター動作の実行: opcode b'1011 0001 に続き、16 ビットのレジスター値。
- 16 ビットのレジスター値を b'1110_111y_xxxx_1111に設定します。ここで、y はアドレスバイトです (0 は 4 バイトのアドレス指定、1 は 3 バイトのアドレス指定)、xxxx はダミーサイクル値です。
- EPCQ デバイスおよび AS コンフィグレーション・モード (x1 または x4) の密度に応じて、以下の 16 ビットのレジスター値を使用します。
EPCQ16、EPCQ32、EPCQ64、および EPCQ128
- AS x1/AS x4 b'1110_1111_1100_1111 (アドレス指定モード 3 バイト / ダミーサイクル = 12)
EPCQ256、EPCQ512
- AS x1 b'1110_1110_0100_1111 (アドレス指定モード 4 バイト / ダミーサイクル = 4)
- AS x4 b'1110_1110_1010_1111 (アドレス指定モード 4 バイト / ダミーサイクル = 10)
レジスターは不揮発性であるため、コンフィグレーション・モードを変更しない限り、このレジスターを一度だけ設定するだけで済みます。