インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディション・バージョン 20.1 の問題により、デザインに 500 クロック以上が含まれていると、タイミング・アナライザーがハングしたり、大幅に遅れたりすることがあります。
この問題を回避するには、次のいずれかの操作を実行します。
- インタラクティブなタイミング・アナライザー GUI セッションではなく、デフォルトのタイミング解析フローを使用します。
- メイン GUI で完全コンパイルした後で、タイミング・アナライザー GUI が自動的に開かないようにするには、次のいずれかの手順を実行します。
- Settings->Timing Analyzer で、[コンパイル後にインタラクティブ・タイミング・アナライザーを有効にする] のチェックマークを外します。
- プロジェクトの *.qsf ファイルに、次の課題を追加します:set_global_assignment -name FLOW_ENABLE_INTERACTIVE_TIMING_ANALYZER OFF
- 新しいクロックの作成に応じて、タイミング・アナライザー GUI が更新されないようにします。つまり、クロックのドロップダウン・リスト (Report Timing など) があるダイアログでは、そのリストは空になります。
- 次のいずれかの手順に従って、Timing Analyzer GUI が SDC ファイルを自動的に読み取らないようにします。
- Settings->Timing Analyzer で [制約を自動的に読み込み、プロジェクトを開いたらタイミング・ネットリストを更新する] のチェックマークを外します。
- プロジェクトの *.qsf ファイルに、次の課題を追加します:set_global_assignment -name STA_AUTO_UPDATE_TIMING_NETLIST OFF
- タイミング・アナライザー GUI を開き、Tcl コンソールを開きます (View->Tcl コンソール、または Alt 2 キーを押します)。次の行を貼り付けます。
tawq_register_clock tawq_register_clock_origの名前を変更
proc tawq_register_clock {args} {}
この問題は、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディション・バージョン 20.3 以降で修正されています。