EDID (Extended Display Identification Data) には、サポートされているビデオ解像度やタイミング規格などのシンクデバイス (モニターなど) 情報が含まれています。
DisplayPort* インテル® Arria® 10 FPGA IP デザイン例 (シンクソース・パラレル・ループバックを備えた IP デザイン例) の DisplayPort IP コアのパラメーター・エディターで GPU 制御を有効にするオプションがオンになっている場合、NIOS® II プロセッサーは「EDID パススルー」を有効にしてシンクデバイスから EDID を受け取り 、ソースデバイスに渡します (例: グラフィックス・プロセッサー・ユニット)。
DisplayPort シンクのみをインスタンス化するアプリケーションでは、モニターから GPU (グラフィックス・プロセッサー・ユニット) に EDID を渡す DisplayPort ソースがFPGAにありません。したがって、ソフトウェア・フォルダー内の main.c のデフォルトの EDID (altera_4k_edid) が GPU によって読み込まれるように、EDID パススルーを無効にする必要があります。
EDID パススルーを無効にするには、ソフトウェア・フォルダー内の config.h ファイルを開き、DP_SUPPORT_EDID_PASSTHRU・パラメーターを 0 に変更 し、build_sw.sh スクリプトを実行して NIOS® II ソフトウェアを再構築します。
ソフトウェア/dp_demo フォルダー内の NIOS II® ソフトウェア・イメージ (dp_demo.elf) をFPGAにダウンロードします。
シンクからソースへの EDID PassThru
#define DP_SUPPORT_EDID_PASSTHRU 0 // 1 に設定して、シンクからソースへの EDID パスを有効にします。
それ以外の場合、DP シンクはデフォルトの EDID を使用します。
Tx と Rx の両方がサポートされている場合にのみ EDID パススルーをサポート