インテル® Quartus® Prime Pro Edition ソフトウェア・バージョン 19.1 以降、リセット・リリース インテル® Stratix® 10 FPGA IP から生成されたnINIT_DONE信号を使用して、デバイスが完全にユーザーモードに入るまで制御回路をリセット状態に保持できます。
nINIT_DONE信号をシグナルタップ・パワーアップ・トリガーのトリガ条件として使用し、デバイスの初期化中に発生するイベントをキャプチャーすることができます。ただし、インテル® Quartus®・プライム・プロ・エディション・ソフトウェアでは、シグナルタップ・レジスターを ALM または Hyper レジスターにランダムに配置する場合があります。Hyper レジスタを使用すると、シグナルタップ・レジスターを正しい状態にリセットできず、電源投入トリガーが有効にならないことがあります。
この問題を回避するには、次の QSF (Quartus 設定ファイル) 代入を使って、すべてのシグナルタップ・レジスターを ALM レジスターに配置します。
set_instance_assignment -name REGISTER_LOCATION_TYPE ALM_REGISTER -to auto_fab_0|alt_sld_fab_0|alt_sld_fab_0|auto_signaltap_auto_signaltap_0|sld_signaltap_inst -entity <project_top>