問題が原因で、Cyclone® V SoC およびArria® V SoC デバイスでは、クロックセレクト (CSEL) ピンを 01、10、または 11 の値に設定した場合、コンフィグレーションに次の問題が生じる可能性があります。
- HPS は BootROM ステージ中にハングアップし、Preloader ステージに進むことができませんでした。
- プリロード・プロセス中に HPS SDRAM キャリブレーションに失敗します。
Quartus® II ソフトウェア / SoC EDS バージョン 13.1 および 14.0 のパッチがこの問題を回避するために利用可能です。以下の手順に従ってください。
- 以下の該当するリンクからパッチをダウンロードしてインストールします。
- SoC EDS バージョン 14.0
- SoC EDS バージョン 13.1
- ノート:
- ディレクトリーにパッチをインストール/altera//
します。
- このパッチは、上位 4 K バイトの HPS オンチップ RAM (OCRAM) を使用します。したがって、Preloader の後に実行されるソフトウェアは、OCRAM の上位 4 K バイトを変更することはできません。
- CSEL ピン [1:0] を接続して、ボード上の CSEL=00 をプルダウンしてグラウンド抵抗 (4.7 分、10m、10 nm)に接続します。この CSEL モードでは、BootROM は PLL コンフィグレーションを実行しません。PLL はパワーアップ時またはコールドリセット時にバイパス状態になります。
- Preloader イメージを再生成する
- エンベデッド・コマンド・シェルの起動
- Windows システムでバッチファイル\embedded\Embedded_Command_Shell.bat を実行します。
- Linux システムでは、シェルスクリプト\embedded\embedded_command_shell.sh を実行します。
- コマンドシェルでは、ディレクトリーを / ソフトウェア / spl_bsp に変更します。
- type make clean-all
- 注: このコマンドは、Preloader バイナリーイメージと、すべての Preloader ソースファイルを含む uboot-socfpga フォルダを削除します。以前にこのフォルダーにファイルを変更または追加したことがある場合は、このパッチを使用した後で、これらのファイルをバックアップして再適用する必要があります。
- タイプ make
- 注: Preloader を再度作成して、この問題の修正を含む SoC EDS インストール・ディレクトリーから Preloader ソースファイルを抽出します。
- 注: Preloader を再度作成して、この問題の修正を含む SoC EDS インストール・ディレクトリーから Preloader ソースファイルを抽出します。