EPCQ-L コンフィグレーション・デバイスが破損したイメージまたは誤ったプログラミング・ファイルでプログラムされている場合、アクティブシリアル・コンフィグレーションは失敗し、コンフィグレーション中にインテル® Arria® 10 デバイスの nSTATUS ピンのトグルが確認されます。ビットストリームが破損した インテル® Arria® 10 デバイスを設定しようとすると、予期しない動作が発生し、JTAG ポートにアクセスできなくなります。
コンフィグレーション・イメージが破損しているため、インテル® Arria® 10 デバイスのロックを解除するには、CONFIG_IO命令を継続的にシフトして JTAG ポートに再アクセスする必要があります。CONFIG_IO命令はアクティブ・シリアル・コンフィグレーション・プロセスを停止するため、JTAG ポートへのアクセスが可能になります。一貫性のある有効な IDCODE 値も読み出す必要があります。
Jam™ STAPL ファイルを使用して、インテル® Arria® 10 デバイスにCONFIG_IO命令を発行できます。 a10_unbrick.jam ファイルは、CONFIG_IO命令を 30 回発行し、その後に IDCODE 命令が続きます。quartus_jliを使用して Jam™ ファイルを実行するには、次のコマンドを使用します。
quartus_jli -c -aCONFIG_IO a10_unbrick.jam
実行されると、有効な IDCODE 値が読み込まれるのを確認する必要があります。これは、JTAG ポートがアクセス可能になったことを示します。次に、有効なコンフィグレーション・イメージを使用して EPCQ-L デバイスを再プログラミングします。