はい。Quartus® Prime 開発ソフトウェアの問題により、Arria® V および Stratix® V デバイスのフラクショナル PLL のクロック・スイッチオーバー機能が 正しく動作しない場合があります。これには以下が含まれます。
自動スイッチオーバー
手動スイッチオーバー
手動上書きによる自動スイッチオーバー
Arria V および Stratix V デバイスでは、各グループに 2 個のフラクショナル PLL (PLL0 および PLL1) があります。この問題は、1 つのフラクショナル PLL でクロック・スイッチオーバー機能が有効になっているのに対し、同じグループ内のもう 1 つのフラクショナル PLL が使用されていない場合に生じる場合があります。
既存のプログラミング・ファイルでクロック・スイッチオーバー機能が期待どおりに動作している場合は、何も実行する必要はありません。
この問題が発生した場合の回避策は、クロック・スイッチオーバー機能を有効にする際に同じグループ内の PLL0 と PLL1 の両方が使用されるように、フラクショナル PLL の位置を制限することです。例えば、スチル PLL を追加し、クロック・スイッチオーバーが有効になっている PLL の横にある位置に制約を加えます。このスイッチオーバー機能をストランプル PLL 上で有効にする必要はありません。