Arria® 10 四半期レート DDR4 コントローラーを使用すると、異なるバンクグループへのCAS_n対CAS_nコマンド遅延が、Arria 10 DDR4 パラメーター・エディターのtCCD_S・パラメーター設定を満たしていないことが分ります。例えば、パラメーター・エディターでtCCD_Sを 4 に設定しても、シミュレーション波形とハードウェアで 8 サイクルを観察できます。これにより、連続する読み取りまたは書き込みトランザクション間のギャップが生じ、インターフェイスの効率を低下させることができます。この追加遅延は、コントローラーが一度に開いたままにできる最大ページ数に達したためです。
Arria 10 DDR4 パラメーター・エディターの [コントローラー] タブのチェックボックスをオンにして、[オート・プリチャージ・コントロール] を有効にします。これにより不要になったページを手動で閉じることができます。この信号を切り替えることでバンクがプリチャージされ、コントローラーのスペースを解放して新しいコマンドを受け入れます。