この問題は、インテル® Arria® 10 PCIe* Avalon®-MM ハード IP コンフィグレーション GUI の [Avalon-MM 設定] タブの [アクセス可能な PCIe メモリー空間 (TXS) のアドレス幅] オプションの値がデフォルトで 22 に設定されていることが原因である可能性がありますが、ソフトウェアでは、DMA 記述子とデータのアドレスが 64 ビット OS の上位 32 ビットまたは下位 32 ビットのアドレス範囲にある可能性があります。アドレスが上限 32 ビットのアドレス範囲に入ると、DMA は記述子とデータのフェッチに失敗し、DMA ドライバーのタイムアウトと Linux のクラッシュを引き起こします。
この問題を回避するには、デザイン例の GUI で「アクセス可能な PCIe メモリー空間 (TXS) のアドレス幅」オプションを 64 に変更し、DMA が 64 ビット・メモリー空間全体にアクセスし、ディスクリプターとデータを正しく取得できるようにします。