インテル® Quartus® II ソフトウェア・バージョン 13.0 SP1 以前のバージョンで問題が発生したため、インクリメンタル・コンパイルを使用する際にリセット信号が正しく動作しない可能性があります。具体的には、リセットの動作が予想される動作の逆数となる場合があります。この問題は、デザインに以下のすべてが当てはまる場合に発生する可能性があります。
- アクティブロー・リセットは、トップレベルのパーティションを含むデザイン・パーティションのレジスターから生成されます。
- リセットが反転して低レベルのパーティションに接続されている
- このリセットは、下位レベルのパーティション内でアクティブ高非同期リセットを使用します。
- リセットはグローバルまたは地域のクロックバッファーにプロモートされます。
- 低レベルのパーティションは以前の合成結果またはフィット結果を維持し、上位レベルのパーティションはソースからコンパイルされます。
この問題を回避するには、デザインで以下のいずれかのことを行ってください。
- デザイン全体で同じセンス (アクティブハイまたはアクティブロー) のリセットを使用する
- 上位レベルのパーティションではなく、低レベルのパーティション内でリセットを反転させます。
- リセット信号にグローバルまたは地域のクロック配線を使用しないようにする
- 上位レベルと下位レベルのパーティションの両方で同じ保存レベルを使用する
- インクリメンタル・コンパイルをオフにする
この問題は、Quartus® II ソフトウェアの今後のリリースで修正される予定です。