PLL シミュレーションはサイクルごとに 64 ステップ構成され、ステッピングは 1ps の粒度に制限されます。一部の周波数設定では、pll ステップは 64 ステップに分割すると小数点を持ち、PLL ステップの持続時間は丸められます。altmemphy IP はフェーズを継続的に増加するため、シミュレーションで十分なエラーが発生してサイクルから完全に 180 度になるのに時間はかからずに済みます。
この問題を回避するには、シミュレーションの対象値に最も近い PLL 基準クロック値を計算します。
例:
24.576MHz (40.690ns) の場合、PLL はサイクル当たり 64 ステップ構成されます。そのため、1 ステップ当たり 635.78ps かかります。 PLL シミュレーションは、1ps の粒度によるステッピングに限定されているため、1 ステップ当たり 636ps を使用します。altmemphy IP はフェーズを継続的に増加するため、シミュレーションで十分なエラーが発生してサイクルから完全に 180 度になるのに時間はかからずに済みます。
この周波数範囲でこのようなエラーを回避するには、24.606MHz の 64 倍の値を確認します (この値は 24.567MHz に近い値です)。
実際のアプリケーションでは、引き続き実際の参照周波数を維持できます。