DDR & DDR2 ハイパフォーマンス・コントローラー MegaCore ファンクションまたは ALTMEMPHY メガファンクションでハードウェア・エラーを引き起こす可能性のある既知の問題がありますか?

はい。インテル® Quartus® II ソフトウェア・バージョン 6.1 & 7.0 の DDR & DDR2 ハイパフォーマンス・コントローラー MegaCore® ファンクション・バージョン 6.1 & 7.0 および ALTMEMPHY メガファンクションに問題があります。メガファンクションのキャリブレーション・シーケンサー・ロジック・ブロックにおけるこの問題は、外部メモリーデバイスからの読み取り時にデータ破損を引き起こす可能性があり、これにより、Stratix® II、Stratix II GX、Cyclone® III デバイスなど、メガファンクションの対応デバイスでハードウェア・エラーが発生する可能性があります。

この問題は、ALTMEMPHY メガファンクションの電圧および温度追跡 (VT) メカニズムを制御するソフト・ロジック・ブロックのエラーによって生じます。この問題は電圧と温度に依存するため、ボードレベルの機能のみに影響を与え、デザインのコンパイルやシミュレーションには影響しません。この問題はハードウェアの問題によるものではありません。

次のいずれかのメモリー機能を使用している場合、デザインはこの問題の影響を受けます。

• DDR & DDR2 SDRAM ハイパフォーマンス・コントローラー MegaCore ファンクション・バージョン 6.1 または 7.0
• インテル® Quartus® II ソフトウェア・バージョン 6.1 または 7.0 の ALTMEMPHY メガファンクション (独自の SDRAM コントローラー搭載)

デザインを本番環境に導入する前に、Quartus® II ソフトウェア・パッチと MegaCore IP ライブラリー・パッチをインストールする必要があります。以下の情報は、ソフトウェア・バージョン 7.0 およびバージョン 6.1 でこの問題を解決する手順を提供します。

バージョン 7.0

インテル® Quartus® II ソフトウェアおよび MegaCore IP ライブラリーのバージョン 7.0 では、以下の手順に従って問題を解決してください。

1. Quartus® II ソフトウェア・バージョン 7.0 用に以下のパッチ 0.01 をインストールします。
2. MegaCore IP ライブラリー・バージョン 7.0 用に以下のパッチ 0.01 をインストールします。
3. MegaWizard® プラグイン・マネージャーを使用して、DDR または DDR2 SDRAM ハイパフォーマンス・コントローラー MegaCore ファンクションおよび ALTMEMPHY メガファンクションをすべて再生成します。
4. デザインを再コンパイルします。

この問題を解決するには、Quartus® II ソフトウェアと MegaCore IP ライブラリーの両方に対応するパッチを適用する必要があります。

バージョン 6.1

インテル® Quartus® II ソフトウェアおよび MegaCore IP ライブラリーのバージョン 6.1 では、以下の手順に従って問題を解決してください。

1. Quartus® II ソフトウェア・バージョン 6.1 用に以下のパッチ 0.44 をインストールします。
2. MegaCore IP ライブラリー・バージョン 6.1 では以下のパッチ 0.04 をインストールします。
3. MegaWizard プラグイン・マネージャーを使用して、すべての DDR または DDR2 SDRAM ハイパフォーマンス・コントローラー MegaCore ファンクションと ALTMEMPHY メガファンクションを再生成します。
4. デザインを再コンパイルします。

この問題を解決するには、Quartus® II ソフトウェアと MegaCore IP ライブラリーの両方に対応するパッチを適用する必要があります。