デバイスがパッシブシリアル (PS) またはアクティブシリアル (AS) を介して設定済みの場合、Cyclone® III LS デバイスを設定しようとすると、このエラーが表示されることがあります。このエラーが表示されるのは、Cyclone III LS デバイスがセキュリティーを念頭に置いて設計されているため、デバイスが設定された後および POR の後に、必要な JTAG 1149.1 命令のみを許可するためです。これらの手順は、BYPASS、サンプル / プリロード、EXTEST および FACTORY です。
その他の JTAG 命令へのアクセスを有効にするには、FACTORY 命令を発行します。FACTORY 命令は、デバイスを社内テストおよびボードレベルのテストに対応した状態に置きます。また、コンフィグレーションを開始する前に実行する必要があります。この命令を実行すると、CRAM ビットの内容と揮発性キーがクリアされてデバイスがリセットされます。
JTAG バイナリー命令コードの詳細については、 IEEE 1149.1 (JTAG) Cyclone III デバイスのバウンダリー・スキャン・テスト (PDF).