Python* API ラッパーでソースから Linux* 向けオープンソース・OpenVINO™・ツールキットを構築する方法
Linux* 用オープンソース ・OpenVINO™・ツールキット で Python* を使用するには、Python* 3.5 以降をインストールしてから、CMake コマンドラインで正しい Python バージョンを指定してツールキットをビルドする必要があります。
Python のバージョンを明示的に指定しない場合、CMake はシステムレベルの Python バージョン (2.7) を取り上げ、Python スクリプトは動作しません。
メモ | 以下の手順は、既に Python* をインストールしていることを前提としています。 |
- ビルド ソースから。
詳細な手順については 、 Linux* のビルド手順 を参照してください。
$ git clone https://github.com/openvinotoolkit/openvino.git
$ cd openvino
$ git submodule update --init --recursive
$ chmod +x install_build_dependencies.sh
$ ./install_build_dependencies.sh
$ mkdir build && cd build
$ python3 -m pip install -r ../src/bindings/python/src/compatibility/openvino/requirements-dev.txtメモ 以下の CMake コマンドラインでは、 3.8 を Python* のバージョンに置き換えます。Python の場所とバージョンは、アーキテクチャーとオペレーティング・システムに依存します。
-DENABLE_PYTHON=ON \
-DPYTHON_EXECUTABLE=`which python3.8` \
-DPYTHON_LIBRARY=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpython3.8.so \
-DPYTHON_INCLUDE_DIR=/usr/include/python3.8 ..
$ make --jobs=$(nproc --all) - エクスポート 環境変数を使用します。
ビルドプロセスが完了したら、環境変数を エクスポート します。
$ export PYTHONPATH=$PYTHONPATH:/~/openvino/bin/intel64/Release/python_api/python3.8/
$ export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:~/openvino/bin/intel64/Release/ - テスト ビルド。
Core をインポートする次のスクリプトを実行することで、Python* ラッパーを正しく構築したことを確認します。
$ python3.8
>>> from openvino.runtime import Core
Core を正常にインポートできる場合は、Python ラッパーでOpenVINO™・ツールキットを正しくビルドしました。