ダイレクトメモリアクセス (DMA) の合体

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メンテナンス & パフォーマンス

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2019/03/25

DMA (ダイレクトメモリアクセス) を使用すると、ネットワークデバイスはパケットデータをシステムのメモリに直接移動できるため、CPU 使用率が低下します。ただし、パケットが到着する頻度とランダム間隔によって、システムが低電力状態に入ることはできません。DMA の合体により、NIC は DMA イベントを開始する前にパケットを収集できます。これにより、ネットワークの待ち時間が増加する可能性がありますが、システムの消費電力が少なくなる可能性も高くなります。インテル® イーサネット・コントローラー I350 (およびそれ以降のコントローラー) に基づくアダプターおよびネットワーク・デバイスは、DMA 合体をサポート します。

DMA の合体値が高いほど、エネルギーが節約されますが、システムのネットワーク待ち時間が長くなる可能性があります。DMA 合体を有効にする場合は、割り込みのモデレーション率を「最小」に設定する必要もあります。これにより、DMA の結合によって生じる遅延の影響が最小限に抑えられ、ネットワークスループットのピークパフォーマンスが向上します。システム内のすべてのアクティブなポートで DMA 合体を有効にする必要があります。システム内の一部のポートでのみ有効になっている場合は、エネルギーを節約することはできません。また、いくつかの BIOS、プラットフォーム、およびアプリケーションの設定もあり、潜在的なエネルギー節約に影響を与えます。

インテル® I350インテル® イーサネット・コントローラー および DMA 合体ホワイト・ペーパー (PDF)icon
DMA 合体のための追加情報とチューニングの推奨事項を含むホワイトペーパーです。

サイズ: 232 KB
日時: 8 月2011

注:PDF ファイルにはアドビアクロバットリーダー が必要です *

関連トピック:
技術概要: dma 合体: dma 合体によるデータセンターの消費電力の削減