インテル® スマート・コネクト・テクノロジーの機能と要件

概要
インテル・スマート・コネクト・テクノロジーは、スリープモードまたはスタンバイモードにある PC を定期的に短時間復帰させ、プログラムを更新するように設計されています。この機能は、Outlook* や Windows* Live Mail など自動的にインターネットからデータを取得するアプリケーションで役立ちます。

利点
インテル® スマート・コネクト・テクノロジーは、コンピューターの電源が入っていないときに電子メールやソーシャル・ネットワークのようなアプリケーションを自動的に更新します。インテル スマート・コネクト・テクノロジーにより、コンピューターを起動したときにアプリケーションが更新されるのを待つ必要がなくなります。

機能
この機能がコンピューターを復帰させるための待機時間はメインのユーザー・インターフェイスの [設定の変更] オプションで設定できます。3 つの頻度 (15 分、30 分、60 分) から選択します。間隔が長いと、バッテリーの消費電力を抑えることができます。

インテル® スマート・コネクト・テクノロジーは、コンピューターのバッテリー容量が低下した場合やシステムの温度が上昇した場合には、自動的に更新の頻度を調整します。更新頻度に 15 分が選択されていても、お使いのコンピューターのスリープ時間を長くすることで、バッテリー (存在する場合) を節約したり、システムを冷却したりすることができます。

メインのユーザー・インターフェイスで [スケジュールのカスタマイズ] ボタンをクリックすれば、インテル® スマート・コネクト・テクノロジーが拡張省電力モードでシステムをスリープ状態に維持する時間のスケジュールを設定することができます。このような省電力の拡張設定が選択された夜間には、インテル® スマート・コネクト・テクノロジーはシステムをスリープ状態から復帰させません。これはバッテリーで省電力を実現するためです。システムは明け方にのみ復帰します (拡張時間の終了時)。つまり拡張省電力モードの時間には更新は行われません。

お使いのコンピューターにインテル製の Wi-Fi カードおよびインテル® PROSet/Wireless WiFi 接続ユーティリティーが搭載されている場合、インテル® スマート・コネクト・テクノロジーは以前アクセスしたことがある Wi-Fi ネットワークを検索します。お使いのコンピューターは、既知の Wi-Fi ネットワークが認識されるまでは更新されません。オフライン時にコンピューターをスリープにした場合、以前アクセスしたことがある既知のネットワークを検出した場合のみ、その接続したことgaあるネットワークに自動的に接続して復帰します。

また、インテル® スマート・コネクト・テクノロジーの「リモート・ウェイク」という別の機能を使用してリモートでコンピューターを復帰させることも可能です。この機能をは、メインのユーザー・インターフェイスで有効にすることができます。この機能では、別のサブネットからでも、リモートデバイスから適切なプリケーションを使用してシステムをリモートで復帰させることが可能です。この機能はインテル® イーサネット・アダプターおよびワイヤレス・ネットワーク・アダプターのみでサポートされています。また、プラットフォームに適切なインテル® マネジメント・エンジンがインストールされている必要があります。リモート・ウェイク対応のシステム要件を確認するには、ご使用のシステムの製造元にお問い合わせください。

必要条件
インテル® スマート・コネクト・テクノロジーを利用するには、コンピューターの BIOS に機能が内蔵されていることが必要です。このため、このテクノロジーは製造時にコンピューター・システムに搭載されている必要があります。

お使いのコンピューター・システムにインテル・スマート・コネクト・テクノロジーがインストールされているが、機能が使用できない場合、システム BIOS で機能が有効になっていることを確認してください。BIOS のアクセス方法については、システムの製造元にお問い合わせください。

互換性
インテル® スマート・コネクト・テクノロジーに対応しているインテル® デスクトップ・ボードとインテル® NUC キットおよびボードの一覧は以下を参照してください。