インテル® Boot Agent (IBA) をオフにする、または実行を防止する方法
インテル® Boot Agent (IBA) とは?
インテル® Boot Agent (IBA) は、ネットワーク・インターフェイス・カード (NIC) のファームウェアです。インテル® Boot Agent (IBA) は、リモートサーバー上のイメージを使用してネットワークに接続されているクライアント・コンピューターを起動させます。PC 販売会社はインテル® Boot Agent (IBA) を導入することにより、複数の環境とプロトコルに対応することができます。BIOS は 起動デバイスの一覧にインテル® Boot Agent (IBA) を追加します。インテル® Boot Agent (IBA) がリストにあるほかの起動可能デバイスより上にある場合、インテル® Boot Agent が実行してネットワーク経由のコンピューター起動を試みます。
インテル® Boot Agent (IBA) を無効にする手順説明は、PCI、PCI-X または PCI Express* スロットに差し込まれたアドオン・アダプターに対応しています。
内蔵ネットワーク・コネクションが搭載されている場合、お使いのコンピューターのドキュメントを参照してください。通常、Boot Agent を無効または有効にする設定は、BIOS にあります。
ノートブック PC をご利用の場合、この情報は当てはまりません。インテル® Boot Agent (IBA) を無効にする設定については、お使いのコンピューターの BIOS を参照してください。
注 | システム BIOS へのアクセス方法に関する最新情報は、OEM (正規機器製造元) に直接お問い合わせください。 |
インテル® Boot Agent (IBA) を停止するにはどうすればいいですか?
次のどちらかを実行してください。
- インテル® Boot Agent (IBA) の実行を防止します。
- ユーティリティーを使用して、インテル® Boot Agent (IBA) をオフにするか実行を防止します。
注 | 両方のオプションを実行する必要ありません。 |
インテル® Boot Agent (IBA) の実行を防止するには:
- BIOS にアクセスして、デバイスの起動順の設定を確認します。
- Boot Agent をリスト内で、ハードドライブまたは起動に使用したいデバイスより下側に移動します。
インテル® Boot Agent (IBA) が初期化するのは防ぐには、インテル® イーサネット・フラッシュ・ファームウェア・ユーティリティー (BootUtil.exe) を使用して無効にしてください。インテル® イーサネット・フラッシュ・ファームウェア・ユーティリティーは次の機能を持つプログラムです。
- 使用中のインテル® イーサネット・アダプターのデフォルトの設定を変更する。
- Wake-on-LAN を有効または無効にする。
- インテル® Boot Agent 機能と設定を有効または無効にする。
- NIC のフラッシュ・コンポーネントに保存されているイメージをその場でアップグレードできるようにする。
このダウンロード・パッケージには、DOS、Windows*、 Linux* および UEFI 版のユーティリティが含まれています。また、インテル® Boot Agent ガイドも含まれています。index.htm をクリックするとインテル® Boot Agent (IBA) を無効にする詳細な手順が記載されたガイドが開きます。
注 | これは、すべての OEM マザーボードで動作しません。動作しない場合は、OEM メーカーにお問い合わせください。 |
インテル® イーサネット・フラッシュ・ファームウェア・ユーティリティーの実行方法。
インテル® イーサネット・フラッシュ・ファームウエアー・ユーティリティーをダウンロードする (BootUtil.exe が含まれます)。
インテル® イーサネット・フラッシュ・ファームウェア・ユーティリティーをダウンロードする方法は?
DOS 版または UEFI 版では、そのオペレーティング・システム (OS) 用のフォルダからプログラムを実行できます。DOS 版のユーティリティーを Windows* のコマンドラインから実行しようとすると、プログラムがエラーを返します。DOS 版のユーティリティーが実行できるのは DOS 環境のみです。
Linux* 版と Windows* 版では、最初にインストール・プログラムを実行する必要があります。
インストール・プログラムと起動ユーティリティー・プログラムは、\APPS\BootUtil フォルダ内の該当する OS フォルダ内にあります。該当する OS のフォルダにインストール・プログラムがある場合には、インテル Boot Agent を実行する前に、インストール・プログラムを実行します。
Windows* で起動ユーティリティーをインストールすると、Windows デバイス・マネージャー用インテル® PROSet に必要なファイルを上書きします。インテル® PROSet や同じドライバーを使用する他のツールを使用する場合、インストールによってシステムがバグチェックを実行してり機能が失われる可能性があります。ユーティリティーをインストールする前に、インテル® PROSet をアンインストールしてください。インテル® PROSet は、ユーティリティーを使用してから再インストールします。インテル® PROSet を再インストールすると、ユーティリティーが使用したファイルは上書きされます。
インテル® Boot Agent (IBA) の設定
インテル® Boot Agent (IBA) は、たとえ最初の起動デバイスに設定されていない場合であっても、システムの起動時に初期化されます。初期化画面が表示されたら、Control + S キーを押してインテル® Boot Agent (IBA) 設定を構成します。
- デスクトップ・アダプターの場合: インテル® Boot Agent (IBA) はデフォルトで有効になっています。
- サーバーアダプターの場合: インテル® Boot Agent (IBA) はデフォルトで無効になっています。
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