インテル® イーサネット・アダプターの詳細設定

ドキュメント

インストール & セットアップ

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2018/08/28

Windows* デバイス ・マネージャー用インテル® PROSet は、ダウンロード・センターから汎用ドライバーとソフトウェア・パッケージをインストールする際に選択可能なコンポーネントです。

Windows* デバイス ・マネージャー用インテル® PROSet には [詳細設定] タブがあり、[設定] オプションと定義を参照することができます。

アダプター構成に関するインテル PROSet のヘルプ

 

ある構成の設定が表示されていない場合、お使いのバージョンの Windows* またはお使いのデバイスでは利用できません。

大部分の詳細設定の設定と定義については、下表で説明されています。最新の設定に関する情報については、Windows* デバイス ・マネージャー用インテル® PROSet の [詳細設定] タブを参照してください。

 
ギガビット・マスター・スレーブ・モード

アダプターとリンクパートナーのいずれをマスターに指定するかを決定します。マスターでない方のデバイスは、スレーブになります。
この設定を変更すると、一部のリンクパートナーとのリンクが向上する場合があります。

注意
注意アイコン
マルチポート・デバイスによっては、マスターモードに強制されている場合があります。マスターモードに強制されている場合、デバイスは切断されるか、100 Mbps リンクに格下げされます。この問題は、強制スレーブ対強制スレーブモードでも発生する可能性があります。この設定を変更すると、接続が一瞬失われることがあります。

ジャンボフレームについて
(ジャンボパケット)

ジャンボフレーム機能を有効、または無効にします。大型のパケットが大部分のトラフィックを構成し、追加のレイテンシーが許容可能な場合、ジャンボフレームは CPU 使用率を削減し、伝送効率を改善することができます。

ジャンボフレームは、標準のイーサネット・フレーム (1.5K) よりもサイズの大きなフレームです。

使用方法に関する考慮事項

  • ジャンボフレームは、使用するネットワーク・デバイスのすべてがジャンボフレームに対応している場合にのみ使用できます。また、設定するフレームサイズは、各ネットワーク・デバイスで合わせる必要があります。他のネットワーク機器でジャンボフレームを設定する場合、機器によってフレームサイズの表し方が異なる場合がありますので、ご注意ください。イーサネットのヘッダー情報部分を含めたバイト数で入力するデバイスと、そうでないデバイスがあります。インテル® のアダプターはフレームサイズにヘッダー情報を含みません。
  • ジャンボフレームがサポートするのは TCP/IP のみです。
  • 10 Mbps または 100 Mbps でジャンボフレームを使用すると、パフォーマンスが劣化したり、リンクが失われる場合があります。
  • スイッチ上でジャンボフレームを設定する場合、CRC にはスイッチのフレームサイズを 4 バイト多く設定し、VLAN または QoS パケットタグを使用するときは更に 4 バイト追加してください。
大容量送信オフロード

アダプターが TCP メッセージのセグメント化のタスクを有効なイーサネット・フレームにオフロードできるようにします。

アダプターのハードウェアはオペレーティング・システムより高速にデータのセグメンテーションを完了できるため、この機能は送信パフォーマンスを向上させることができます。また、アダプターはほとんど CPU リソースを消費しません。

IPv4 と IPv6 で個別に大容量送信オフロードを設定することができます。

アダプターがこの機能を利用するためには、リンクパートナーがフロー制御フレームをサポートする必要があります。

ローカル管理されるアドレス

注意
注意アイコン
ローカル管理されるアドレスは、このネットワーク・アダプターの MAC アドレスを置き換えます。ネットワーク上のほかのシステムがこのアドレスを使用していないことを確認してください。

この仮想アドレスはアダプターの物理アドレスは変更しません。

新しいネットワーク アドレスを入力するには、 ボックスに 12 桁の 16 進数を入力します。

範囲

0000 0000 0001 - FEFF FFFF FFFF

使用方法に関する考慮事項

  • 例外:マルチキャスト・アドレス (1バイト目の最下位メガバイト=1) を指定しないでください。たとえば、アドレス 0Y123456789A では Y を奇数にすることはできません。Y は 0、2、4、6、8、A、C、E にする必要があります。
  • また、全部 0、または全部 F を指定しないでください。
  • デフォルトの MAC アドレスを復元するには、 フィールドのアドレスを消去するか デフォルトを使用をクリックして、OK をクリックします。

リンク・ステート・イベントのログ

次のリンク状態の変更時のログをシステム・イベント・ログに記録することができます。

LINK_UP_CHANGE
このメッセージが表示されたら、リンクは接続されています。

LINK_DOWN_CHANGE
このメッセージが表示されたら、リンクがダウンしています。問題を調べるには、リンク速度 タブをクリックして診断を実行します。

LINK_DUPLEX_MISMATCH
このメッセージは、アダプターとリンクパートナー間のデュプレックスの不一致を示します。この問題を調べるには、リンク速度 タブをクリックし、速度とデュプレックスの設定を適切に変更します。

パフォーマンスのオプション - アダプティブ・インターフレーム・スぺーシング

過剰なイーサネット・パケットのコリジョンを連続タイミングにより補償します。

この機能を有効にすると、ネットワーク・アダプターがネットワーク・トラフィックの状態に動的に対応します。デフォルト設定はほとんどのコンピューターとネットワークで問題なく機能します。まれに、この設定を変更することでパフォーマンスが向上します。

パフォーマンスのオプション - フロー制御

ネットワーク トラフィックの管理に役立つ、アダプターのフロー制御フレーム作成/応答機能を設定します。

オプション

オフ
アダプターはフロー制御フレームを送受信できません。

応答
リンクパートナーからフロー制御フレームを受信すると、アダプターは通信を中断します。

作成
受信キューがあらかじめ定義した限界に達すると、アダプターがフロー制御フレームを作成します。

作成と応答
アダプターがフロー制御フレームの作成&応答を行います。

アダプターがこの機能を利用するためには、リンクパートナーがフロー制御フレームをサポートする必要があります。

パフォーマンスのオプション - 割り込み加減率

割り込みの頻度 (ITR: Interrupt Throttle Rate) を設定します。これはコントローラーが割り込みを調整する割合です。

デフォルトの設定は、一般的な構成に対して最適化されています。この設定を変更すると、特定のネットワークとシステムの構成でネットワークのパフォーマンスを向上させることができます。

オプション

アダプティブ (ITR=-1、割り込みなし / 秒、ドライバーが動的に変更)

オフ (ITR = 0、制限なし)

最小 (ITR = 200)

(ITR = 400)

(ITR = 950)

(ITR = 2000)

最大 (ITR = 3600)

イベントが発生すると、アダプターは割り込みを生成してドライバーがパケットを処理できるようになります。リンクの転送速度が速いほど、多くの割り込みが生成され、CPU の速度も上がります。これは、システムのパフォーマンスを劣化させます。ITR の値を高く設定した場合は、割り込みは減り、システムのパフォーマンスが向上します。

ITR の値を高く設定すると、ドライバのパケット処理の待機時間も長くなります。アダプターが多くの小さなパケットを処理している場合は ITR を低く設定します。そうすると、送受信パケットに対して応答性が高くなります。

パフォーマンスのオプション - 受信記述子
あるいは
受信バッファー

プロトコルメモリーにデータをコピーするときにドライバーが使用するバッファーを設定します。この値を大きくすると受信パフォーマンスを向上できますが、システムメモリーの消費も大きくなります。

受信記述子は、アダプターが受信パケットをメモリーに割り当てられるようにするデータセグメントです。各着信パケットには 1 受信記述子が必要で、各記述子は 2KB のメモリーを使います。

パフォーマンスのオプション - 送信記述子
あるいは
送信バッファー

送信記述子の数を設定します。受信記述子は、アダプターがシステムメモリー内の送信パケットを追跡できるようにするデータセグメントです。パケットのサイズによって、いくつの送信ディスクリプタを使うかが変わります。

送信能力に問題がある場合は、送信記述子の数を増加してみます。送信記述子の数を増加すると、送信能力を向上できます。ただし、送信記述子はシステムメモリーを消費します。送信能力が問題でない場合は、デフォルト設定を使用します。

QoS パケットタグ
あるいは
パケット優先度と VLAN

IEEE 802.3ac タグつきフレームの送受信を有効にします。これには次のものが含まれます。

優先タグパケットの 802.1p QoS (Quality of Service) タグ

VLAN の 802.1Q タグ

VLAN をセットアップすると、インテル® PROSet は自動的に 802.1p タグを有効にします。VLAN ではタグが必須であるため、VLAN で QoS パケットタグは無効にできません。

この機能が有効の場合、タグ付きパケットではオペレーティング・システムの [優先レベルの定義] で定義されたキュー設定が使用されます。

この設定が無効になっている場合、アダプターは 802.1p/802.1Q タグで送信パケットをタグ付けできません。

Receive Side Scaling

受信側スケーリング (RSS) をオンにします。RSS は、複数の CPU または CPU コア全体で受信トラフィックのバランスをとります。システムの処理装置が 1 つのみの場合、この設定には影響がありません。

  • Microsoft* Windows Server* 2003 で機能するようにインテル® I/O アクセラレーション・テクノロジーの RSS を有効にする必要があります。
  • 仮想マシンキュー (VMQ) を使用するように設定された一部のアダプターは、RSS をサポートしてません。これらのアダプターでは、VMQ が RSS に優先されます。RSS が無効になっています。
  • この設定を変更すると、接続が一瞬失われることがあります。

チーム化に関する注記:

  • 受信側スケーリングがチーム内のすべてのアダプターに対してオンになっていない場合は、チームの受信側スケーリングはオフになります。
  • RSS をサポートしないアダプターがチームに追加された場合、そのチームでは RSS が無効になります。
  • チームにサードパーティー製アダプターが追加された場合、そのアダプターの RSS 設定がチーム内のインテル® アダプターと一致する必要があります。
  • アダプターによっては、すべての RSS キューの設定をサポートしていません。
受信側スケーリング・キュー

次のように RSS キューの数を設定します。

  • 低い CPU の使用率が求められる場合は、[1 個のキュー] を使用します。
  • スループットを向上し CPU 使用率を低くする必要がある場合は、2 つのキューが使用されます。
  • Web サーバーベースのアプリケーションのように高いトランザクション速度が求められる場合は、4 個以上のキューをアプリケーションに使用します。この設定では、CPU の使用率が高くなります。

 

  • アダプターによっては、すべての RSS キューの設定をサポートしていません。
  • 仮想マシンキュー (VMQ) を使用するように設定されたアダプターによっては、RSS がサポートされていません。これらのアダプターでは、VMQ が RSS に優先されます。RSS が無効になっています。
  • Microsoft* Windows Server* 2008 で 8 つ以上のキューを使用する場合は、システムを再起動する必要があります。
  • この設定を変更すると、接続が一瞬失われることがあります。

TCP/IP オフロードのオプション - IPV4 チェックサムのオフロード

アダプターが着信したパケットの IP チェックサムを検証し、送信パケットのチェックサムを計算できるようにします。この機能を有効にすると、IP パフォーマンスを向上させ、CPU の使用率を下げることが可能になります。

この設定を変更すると、接続が一瞬失われることがあります。

TCP/IP オフロードのオプション - TCP チェックサムのオフロード

アダプターが着信したパケットの TCP チェックサムを検証し、送信パケットのチェックサムを計算できるようにします。この機能を有効にすると、TCP パフォーマンスを向上させ、CPU の使用率を下げることが可能になります。

IPv4 および IPv6 用に個別に設定することができます。

この設定を変更すると、接続が一瞬失われることがあります。

TCP/IP オフロードのオプション - 送信 IP チェックサムのオフロード

アダプターが送信パケットの IP チェックサムを計算できるようにします。この機能は、IP 送信パフォーマンスを向上させ、CPU の使用率を下げることが可能になります。オフロード disabled のとき - OS が IP チェックサムを生成します。

TCP/IP オフロードのオプション - UDP チェックサムのオフロード

アダプターが着信したパケットの UDP チェックサムを検証し、送信パケットのチェックサムを計算できるようにします。この機能を有効にすると、UDP パフォーマンスを向上させ、CPU の使用率を下げることが可能になります。

IPv4 および IPv6 用に個別に設定することができます。

リンクを待機

ドライバーがリンクの状態を通知する前にオート ネゴシエーションの完了を待機するかどうかを決定します。

オプション

オフ: ドライバーはオートネゴシエーションを待機しません。

オン: ドライバはオートネゴシエーションを待機します。速度が [オートネゴシエーション] に設定されていない場合、ドライバーはリンクの完了を短時間待ってからリンク状態を報告します。

自動検出: ドライバーのインストール時に速度とアダプターの種類に基づいて自動的にオンまたはオフに設定されます。

  • 銅線インテル® PRO/100 アダプターで速度が自動になっている場合オフ
  • 銅線インテル® PRO/100 アダプターで速度とデュプレックスが強制されている場合オン
  • ファイバーのインテル® PRO/100 アダプターで速度が自動になっている場合オン
関連トピック
ジャンボフレームおよびジャンボパケットについて
スニファに VLAN、802.1q、QoS タグ付きフレームが表示されない