サーマル・インターフェイス・マテリアル (TIM) の塗布方法と除去方法
サーマル・インターフェイス・マテリアル (TIM) は、プロセッサーのインテグレーテッド・ヒート・スプレッダー (IHS) とファン・ヒートシンクとの間で効果的に熱伝導率を高めます。サーマル・インターフェイス・マテリアルを適切に塗布しているかどうかが、プロセッサーとファン・ヒートシンクを正しく組み付けする上できわめて重要な要素となります。
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TIM を追加で塗布する必要がありますか?
大半のボックス版インテル® デスクトップ用プロセッサー製品に同梱されているサーマル・ソリューションには、ヒートシンク底面に 3 本のバー形状で既に TIM が塗布されています。ファン・ヒートシンクに TIM が既に塗布されている場合、追加の TIM を塗布する必要はありません。
注 | TIM に触れないでください。TIM に異物が付着すると、熱伝導率が低下する場合があります。 |
どんな場合に TIM を再塗布する必要がありますか?
ガイドラインとしては、プロセッサーやヒートシンクの載せ換えや再度組み付ける場合には、サーマル・インターフェイス・マテリアルの再塗布が必要になります。サーマル・インターフェイス・マテリアルを適切に塗布しているかどうかが、サーマル・ソリューションの効果にきわめて重要な要素となります。TIM を適切に塗布していないとプロセッサーに以下の症状が見られる可能性があります。
- シャットダウン
- 動作効率の低下
- オーバーヒート
Where can I purchase TIM?
TIM 交換キットは次の方法で注文できます。
- インテル・カスタマー・サポート - パーツナンバー G15816-001 補充用パック
- Newegg* 等の販売店またはその他オンラインの小売サイト
サーマル・インターフェイス・マテリアルの塗布方法
手順 1 | 以前の TIM の除去とプロセッサーの取り付け CPU 下面の金接点に触れないようにご注意ください。 | ||
塗布済み / 使用済みの TIM を、柔らかく乾燥した布やティッシュで拭き取ってください。インテグレーテッド・ヒート・スプレッダーに油脂やほこり、ごみ等が付着していないことを確認してください。
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プロセッサーをソケットに装着します。プロセッサーの装着に関する質問は、関連トピックを参照してください。 | |||
手順 2 | サーマル・インターフェイス・マテリアルの準備 アプリケーター (注射器) を使用する場合は、キャップを回してアプリケーター (注射器) の先端を開きます。 | ||
インテグレーテッド・ヒートスプレッダー表面の中央にアプリケーター (注射器) からサーマル・インターフェイス・マテリアルを抽出してください。 | |||
手順 3 | 補充用パックを使用する場合は、黒い点線からパッケージを切ります。 | ||
プロセッサー表面の中央に補充用パックからサーマル・インターフェイス・マテリアルを抽出します。 | |||
この画像は、塗布に適当な量を示しています。補充用パックを使用する場合、パッケージ内に TIM の一部が残ることがあります。 プロセッサーが実行すると温度が上がり、TIM がプロセッサーのインテグレーテッド・ヒートスプレッダー上部とファン・ヒートシンクの下部全体に広がります。 | |||
手順 4 | ヒートシンクの取り付け ヒートシンクの取り付けに関する質問は、関連トピックを参照してください。 |
サーマル・インターフェイス・マテリアルの除去方法
手順 1 | 以下のどちらも必要です。
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手順 2 | イソプロピル・アルコールにクロスを浸して、プロセッサーのインテグレーテッド・ヒート・スプレッダー (IHS) の表面からゆっくりと除去します。 アルコールが乾燥/蒸発するまでしばらく待ってから、プロセッサーの取り付け/再取り付けを行ってください。 | |
手順 3 | プロセッサーの背面に TIM が付いた場合、傷つけないように拭き取ってください。 イソプロピル・アルコールにクロスを浸して、プロセッサーの底面面からゆっくりと除去します。 アルコールが乾燥 / 蒸発するまでしばらく待ってから、プロセッサーの取り付け / 再取り付けを行ってください。 |