これまでにないアーキテクチャーの選択による、あらゆるコンピューティングのニーズへの対応。
現在のコンピューティング・アプリケーションの範囲は驚くほど多様です。そしてそれはデータ、エッジ・コンピューティングや人工知能の広がりにより、ますます多様になりつつあります。しかし、異なるワークロードには、それそれ違ったタイプのコンピューティングが必要になります。
インテルは、CPU、GPU、アクセラレーター、FPGA ソケットに導入される様々なスカラー、ベクター、マトリクス、および空間的アーキテクチャーを提供するという独特な立場にあります。これによってお客様に、必要なときに最も適したコンピューティングを利用できる環境を提供します。スケーラブルな相互接続性とシングル・ソフトウェアの抽象化を組み合わせることで、インテルのマルチプル・アーキテクチャーは、コンピューティングの領域全体でデータ中心の世界を動かすリーダーとなっています。
システムの起動から生産性アプリケーション、そして暗号化や AI といった高度なワークロードまで、コンピューティングのニーズのほとんどはスカラーをベースとした中央処理装置 (CPU) によってカバーできます。CPU は、一貫した予測可能なパフォーマンスで幅広いエリアで働いています。
インテルは、インテル Atom® プロセッサーと、インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリーのベースとなっているインテル® Core™ プロセッサーという CPU のための 2 つの世界的なマイクロ・アーキテクチャーを提供しています。インテルの様々な CPU は、お客様にパフォーマンス、電力効率、コストのバランスをとるための選択肢を提供しています。
グラフィックス・プロセッシング・ユニット (GPU) は、ゲームにおける画像のレンダリングといったワークロードを高速化するための、ベクターをベースとした並列処理を行います。並列処理に優れた GPU は、ディープラーニングのトレーニングにおいての優れた選択肢でもあります。
インテルの内蔵 GPU は、PC に優れたビジュアルをもたらします。インテルは、2020年からクライアントとデータセンターのアプリケーション向けのディスクリート GPU を含めるかたちで、製品ラインを拡大すると発表しました。リッチメディア、グラフィックス、およびアナリティクスといった急成長を遂げるエリアにおいてさらなる機能を提供していきます。クライアントからデータセンターまで、インテルの GPU IP をスケーリングすることで、並列処理のパフォーマンスをギガフロップスからテラフロップス、そしてペタフロップス、さらにはエクサフロップスまで引き上げることが可能です。
データセンターからエッジデバイスまで、AI はコンピューティングの領域におけるあらゆる側面に浸透し続けます。それを達成するために、インテルは専用のアクセラレーターを開発し、AI ワークロードを高速化する新しい命令を備えた CPU のマイクロ・アーキテクチャーを強化しました。
アプリケーション専用集積回路(ASIC)は、特化した用途のためにゼロから構築されたプロセッサの一種で、ほとんどの場合、それがサポートするように設計されたマトリックス計算ワークロードに対してクラス最高のパフォーマンス を提供します。
インテルは、専用の ASIC を備えたプラットフォームを拡張し、パフォーマンスにおける目覚ましい飛躍を遂げています。これには、トレーニングと推論向けの Habana AI プロセッサーとインテル® Movidius™ ビジョン・プロセシング・ユニット (VPU) が含まれ、ディープラーニングのワークフロー全体の固有のニーズに対応できます。さらに、第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリーと第 10 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーに搭載したインテル® ディープラーニング・ブースト (インテル® DL ブースト) により、Vector Neural Network Instructions (VNNI) を高速化するアーキテクチャーの拡張が加えられています。これは、AI アプリケーションのためのマトリクス・コンピューティング・パフォーマンスを向上させます。
第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリーは、インテル® ディープラーニング・ブースト (インテル® DL Boost) と統合された bfloat16 サポートにより、ワークロードに最適化されたパフォーマンスを提供します。
インテル® Movidius™ VPU は、要求の厳しいコンピューター映像とエッジ AI ワークロードを効率的に実現します。高度に並列化したプログラム可能な演算と、独自アーキテクチャーにおけるワークロード固有のハードウェア高速化機能と組み合わせることで、インテル® Movidius™ VPU はバランスのとれた電力効率とコンピューティング性能を発揮しています。
フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ (FPGA) は、論理ゲートをどのように開閉するかを物理的に操作することができる集積回路です。FPGA チップ内の電子回路は物理的にエッチング処理されているわけではありません。必要に応じて再プログラミングが可能です。
インテル® FPGA は、急激に変わりつつあるコンピューティングのニーズとともに進化する柔軟性を保ちながら、完全なカスタマイズが可能なハードウェアを推進します。まっさらや修正が可能なキャンバスと同様、その目的と能力は何度でも容易に変更することができます。
インテル® Agilex™ FPGA ファミリーは、異種の 3D システム・イン・パッケージ (SiP) テクノロジーを活用して、10 nm プロセス技術に構築したインテル 初の FPGA ファブリックを統合しています。
インテル® Stratix® 10 NX FPGA は、高帯域幅で、低レイテンシーな人工知能 (AI) アクセラレーション・アプリケーション向けに AI 最適化された FPGA です。インテル® Stratix® 10 NX FPGA は、標準的なインテル® Stratix® 10 FPGA DSP ブロックの最大 15 倍の INT81 スループットを持つ AI 最適化されたコンピュート・ブロックを通じて、加速された AI コンピュート・ソリューションを提供します。
インテルは、次世代コンピューティングにおけるリサーチと開発を行い、未来のアーキテクチャーを設計しています。その中に、量子アーキテクチャーとニューロモーフィック・アーキテクチャーがあります。
インテルの研究員は、創薬、ファイナンシャル・モデリング、宇宙の動きといったエリアにおいて現代のコンピューターの力の及ばない問題を解決するのに量子コンピューティングをどのように応用したらよいかを研究しています。これにはシリコンにおけるスピン・キュービットと呼ばれるテクノロジーの進歩が含まれています。スピン・キュービットは単一電子トランジスターと似ているため、インテルは量子コンピューティングのリサーチにこれまで培った 50 年間の専門技術を応用することができます。
人間の脳がどのように働くかということに着想を得たニューロモーフィック・システムは、外部的事象に対応する高度な発話 、動画分析、ロボティクス、自律システムといった現実世界のデータを高速処理することにより、特に予測不可能な順応性が求められる問題を解決していきます。
インテルの oneAPI イニシアチブは、マルチアーキテクチャーの世界のためのプログラミングを定義します。開発者が選択したアーキテクチャ上で統一されたオープンなプログラミング体験を提供し、個別のコードベース、プログラミング言語、ツール、ワークフローの複雑さを解消します。
インテルは、業界およびお客様のために、データの力を開放すべく技術開発の 6 pillars にわたり革新を進めます。
法的開示2 3 4
インテル社内での推定値に基づいています。
テストは、特定のシステムでの個々のテストにおけるコンポーネントのパフォーマンスを測定します。ハードウェア、ソフトウェア、システム構成などの違いにより、実際の性能は掲載された性能テストや評価とは異なります。システムやコンポーネント製品の購入を検討される場合は、ほかの情報や性能テストも参考にして、性能を総合的に評価してください。パフォーマンスおよびベンチマーク結果の詳細については、http://www.intel.co.jp/performance/ (英語) を参照してください。
インテル® テクノロジーを使用するには、対応するハードウェア、ソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。
絶対的なセキュリティーを提供できる製品やコンポーネントはありません。
結果は推定 / シミュレートされています。コストと結果は状況によって変わります。
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