インテル® Stratix® シリーズ FPGA によるリモート・システム・アップグレード

インテルの Stratix® シリーズ FPGA により、リアルタイムのリモート・システム・アップグレードが可能です (図 1 参照)。システム・アップグレードはリモートで送信できるため、製品の差別化を維持し、競争で優位に立つことができます。Stratix® シリーズ FPGA のビルトインリカバリー回路およびデザイン・セキュリティーは、信頼性が高く、安全なリモート・アップグレードを提供します。  

図 1. リモートで将来のシステム・アップグレードが実行可能

市場投入期間延長の利点

競争の激化、標準規格の変更、市場規模の縮小の結果、今日の市場で最高の製品を製造するだけでなく、可能な限り長期間にわたりそれを維持するよう努力する必要があります。FPGA を使用することにより、デザインの柔軟性が飛躍的に向上し、市場投入までの期間が短縮されます。リモート・アップグレードのメリットが付加されたシステムを設計するときは、製品寿命を延長でき、最終的に利益を増大させることが可能です。Stratix® シリーズ FPGA は、図 2 に示すとおり、これらの利点を提供します。

図 2. 時間と収益におけるリモート・システム・アップグレードの利点

Stratix® シリーズ FPGA で開発され、リモート・システム・アップグレード機能を備えたシステムは、以下のことが可能です。

  • システムのサブセットを早期に展開し、後にリモート・アップグレードを行うことによって、市場投入までの期間を短縮
  • プロトコル、標準、および新しいアプリケーションの変化に迅速に対応
  • バグ修正および製品機能強化を迅速に実施
  • 半世代でのハードウェア・アップグレードをなくすことにより全体的なコストを削減


シンプルな3ステップでのリモート・システム・アップグレード

図 3 に示す例では、リモート・システム・アップグレードは、Stratix® シリーズ FPGA およびフラッシュメモリーを使用すると、以下のシンプルな3ステップで可能になります。

  1. 開発地からネットワークを通して Stratix® シリーズ FPGA にアップデートを送信する
  2. Stratix® シリーズ FPGA 内のコントローラーが外部メモリーにアップグレードを保存する
  3. シリアル・メモリー・デバイスまたは MAX® II パラレル・フラッシュ・ローダーおよびパラレルフラッシュが、Stratix® シリーズ FPGA を新しいデータでアップ

図 3. Stratix® シリーズ FPGA 搭載システムのリモート・アップグレード

Stratix® シリーズ FPGA は専用リカバリ回路を備えています。この回路により、たとえデータ送信中やデバイス・コンフィグレーション中にエラーが発生しても、Stratix® シリーズ FPGA は常に既知状態に戻って正しく動作するので、「常時動作」機能が保証されます。

エラー情報は、次のアクションをとるためにコントローラーに供給されます。Stratix® シリーズ FPGA のビルトイン・デザイン・セキュリティー機能により、アップグレード・データを暗号化し、ネットワークを通じて安全に送信することができます。

リモート・システム・アップグレードにより、Stratix® シリーズ FPGA はシステムをより早くテクノロジーの最先端に立たせ、より長く競争力を維持します。Stratix® シリーズ FPGA は、可能な限り迅速なシステムのデザインおよび配備に重要な 「Time-to-Market」 のメリットを提供します。これらはすべて容易に実施でき、出荷後のアップグレードの実行も保証されます。新機能および進化し続けるプロトコルに対するサポートは簡単に追加できます。 その一方で、システム性能はデザインの最適化により時間をかけて向上させることができます。