パワー・アップ・シーケンス

MAX® II デバイスは、多電圧システムのパワー・アップやシステム・リセット/チップ・セレクト生成といったパワー・アップ・シーケンスのコントロール・パス・アプリケーションに最適化されています。これらのアプリケーションは、通常1 つの不揮発性インスタント・オン・デバイスに統合されています。

多電圧システムのパワー・アップにおいては、電源投入時に瞬時にオンになり、プリント基板 (PCB) 上の他のデバイスのパワー・アップ・シーケンスを管理するデバイスが必要です。 ボードの集積度とボード上のパワー・プレーン数が増加を続けるにつれ、パワー・アップ・シーケンスの複雑度も同様に増加しています。 MAX II CPLD はすべての複雑化したシステム・レベルでパワー・アップ・シーケンスを簡単に管理することが可能です。

表 1 に、このようなパワー・アップ・シーケンスのニーズを満たすMAX II のいくつかの特長を示します。

表 1. MAX II アプリケーション・ソリューション: パワー・アップ・シーケンス

特長

利点

インスタント・オン

インスタント・オン機能により、MAX II デバイスを最初に立ち上げ、他のデバイスのスタート・シーケンスを管理することができます。

MultiVolt コア

MultiVolt コア機能により3.3 V、2.5 V、または 1.8 V から各々のシステムに最適な電源電圧を選択することができます。

I/O ピンあたり最も低コスト

MAX II デバイスは、I/O ピンあたり最も低コストであり、多数の I/O ピンを必要とするパワー・アップ・シーケンスにおいて理想的なソリューションを提供します。

リプログラマビリティ

MAX II デバイスのリプログラマビリティによって、ボードが仕上がった後の駆け込み変更を柔軟にサポートすることができます。

 

図 1 に、一般的な MAX II デバイスのパワー・アップ・シーケンス・アプリケーションを示します。 複数の電源レールで異なるデバイスをサポートします。また、各デバイスの完全なパワー・アップ・シーケンスを管理するにはコントロール・ロジックが必要です。パワー・アップ中にこれらの信号が誤ってドライブされないように、パワー・アップが完了するまで重要なバス信号をコントロールするためにも MAX II デバイスが使用されています。 JTAG ポートはパワー・アップ・シーケンスをモニタし、パワー・アップ時のエラーと情報を保存します。 JTAG ポートを使用してパワー・アップ・シーケンスにブレーク・ポイントを設定することも可能で、ブレーク・ポイントはデバッグ時に役立ちます。

図 1. MAX II デバイスの多電圧システムのパワー・アップ・マネジメント

図 2 に示すように、MAX II CPLD はバック・プレーンへのボードの挿入または引抜きをモニタします。 高電流の出力ドライブでは、ボードの接続に関する情報をユーザ・フラッシュ・メモリに診断目的で記録すると同時に、どのボードが接続されているかを信号 LED によって直接示すことができます。 MAX II CPLD は、オンチップ・フラッシュ・メモリを統合することにより、低コストのシングル・チップ・ソリューションを提供します。

MAX II CPLD ファミリは、柔軟性向上のためにホット・ソケットもサポートしています。これらのデバイスは、システムが動作中の状態で抜き差ししても損傷することはありません。 MAX II CPLD は、プラグイン・ボードのパワー・アップ・シーケンスのコントロールに最適なソリューションです。

図 2. ボード・スワッピングのマネジメントとモニタリング

注:

  1. UFM: ユーザ・フラッシュ・メモリ