インテル Cyclone 10 GX デバイスファミリー・ピン接続ガイドライン
インテル Cyclone 10 GX デバイスファミリー・ピン接続ガイドライン
インテル Cyclone 10 GX ピン接続ガイドライン
クロックおよび PLL ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
CLK_[2,3][A,B,J,K,L]_[0,1]p | I/O、クロック入力 |
データの入力または出力に使用できる専用の高速クロック入力ピンです。差動入力 OCT RD、シングルエンド入力 OCT RT、およびシングルエンド出力 OCT RS はこれらのピンでサポートされています。 |
未使用のピンを GND に接続するか、未接続のままにします。 ピンが接続されていない場合は、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア でプログラム可能なオプションを使用して、これらのピンを内部にバイアスします。これらのピンは、ウィークプルアップ抵抗を有効にしてトライステート入力として、または GND を駆動する出力として予約できます。 |
CLK_[2,3][A,B,J,K,L]_[0,1]n | I/O、クロック入力 |
データの入力または出力に使用できる専用の高速クロック入力ピンです。差動入力 OCT RD、シングルエンド入力 OCT RT、およびシングルエンド出力 OCT RS はこれらのピンでサポートされています。 |
未使用のピンを GND に接続するか、未接続のままにします。 ピンが接続されていない場合は、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア でプログラム可能なオプションを使用して、これらのピンを内部にバイアスします。これらのピンは、ウィークプルアップ抵抗を有効にしてトライステート入力として、または GND を駆動する出力として予約できます。 |
PLL_[2,3][A,B,J,K,L]_FB[0,1] | I/O、クロック | シングルエンド入力、シングルエンド出力、または外部フィードック入力ピンとして使用できる兼用 I/O ピンです。サポートされるピンについて詳しくは、デバイスのピンアウトファイルを参照してください。 |
未使用のピンを GND に接続するか、未接続のままにします。 ピンが接続されていない場合は、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア でプログラム可能なオプションを使用して、これらのピンを内部にバイアスします。これらのピンは、ウィークプルアップ抵抗を有効にしてトライステート入力として、または GND を駆動する出力として予約できます。 |
PLL_[2,3][A,B,J,K,L]_CLKOUT[0:1] , PLL_[2,3][A,B,J,K,L]_CLKOUT[0:1]p | I/O、クロック | 2 本のシングルエンド・クロック出力ピンまたは 1 本の差動クロック出力ペアとして使用できる I/O ピンです。サポートされるピンについて詳しくは、デバイスのピンアウトファイルを参照してください。 |
未使用のピンを GND に接続するか、未接続のままにします。 ピンが接続されていない場合は、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア でプログラム可能なオプションを使用して、これらのピンを内部にバイアスします。これらのピンは、ウィークプルアップ抵抗を有効にしてトライステート入力として、または GND を駆動する出力として予約できます。 |
PLL_[2,3][A,B,J,K,L]_CLKOUT[0:1]n | I/O、クロック | 2 本のシングルエンド・クロック出力ピンまたは 1 本の差動クロック出力ペアとして使用できる I/O ピンです。サポートされるピンについて詳しくは、デバイスのピンアウトファイルを参照してください。 |
未使用のピンを GND に接続するか、未接続のままにします。 ピンが接続されていない場合は、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア でプログラム可能なオプションを使用して、これらのピンを内部にバイアスします。これらのピンは、ウィークプルアップ抵抗を有効にしてトライステート入力として、または GND を駆動する出力として予約できます。 |
専用コンフィグレーション / JTAG ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
nIO_PULLUP | 入力 |
コンフィグレーション実行前および実行中に、ユーザー I/O ピンおよび専用 I/O ピン (DATA[0:31]、CLKUSR、INIT_DONE、DEV_OE、およびDEV_CLRn) の内部のプルアップをオンまたはオフのどちらにするかを決定する専用入力ピンです。 ロジック High はウィークプルアップをオフにし、ロジック Low はウィークプルアップをオンにします。 |
nIO-PULLUPピンは、1 kΩ のプルアップ抵抗を使用してVCCに直接接続するか、GNDに直接接続します。このピンは 25 kΩ の内部プルダウン抵抗を備えています。 このピンをVCCに接続する場合は、コンフィグレーション実行前および実行中に、すべてのユーザー I/O ピンと兼用 I/O ピンがロジック 0 である必要があります。 |
TEMPDIODEp | 入力 | FPGA 内部の温度検知ダイオード ( バイアス High 入力 ) で使用されるピンです。 | 温度検知ダイオードを外付けの温度センサーデバイスとともに使用しない場合は、このピンをGNDに接続します。 |
TEMPDIODEn | 入力 | FPGA 内部の温度検知ダイオード ( バイアス High 入力 ) で使用されるピンです。 | 温度検知ダイオードを外付けの温度センサーデバイスとともに使用しない場合は、このピンをGNDに接続します。 |
MSEL[0:2] | 入力 | FPGA デバイスのコンフィグレーション手法を設定するコンフィグレーション入力ピンです。 |
これらのピンは 25 kΩ のプルアップ抵抗を介して内部的にGNDに接続されます。これらのピンをフローティング状態のままにしないでください。これらのピンが未使用の場合は、GNDに接続します。 使用するコンフィグレーション手法に応じて、これらのピンをVCCPGMまたはGNDに接続します。コンフィグレーション手法のオプションについて詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスのコンフィグレーション、デザイン・セキュリティー、およびリモートシステムのアップグレードの章を参照してください。 JTAG コンフィグレーション手法を使用する場合は、これらのピンをGNDに接続します。 |
nCE | 入力 | 専用のアクティブ Low チップ・イネーブル・ピンです。nCEピンが Low の場合、デバイスはイネーブルです。nCEピンが High の場合、デバイスはディスエーブルです。 |
マルチデバイスのコンフィグレーションでは、最初のデバイスのnCEOピンがチェーンの次のデバイスのnCEを駆動している間、最初のデバイスのnCEを Low に固定します。 単一デバイスのコンフィグレーションと JTAG プログラミングでは、nCEをGNDに接続します。 |
nCONFIG | 入力 | 専用のコンフィグレーション・コントロール入力ピンです。ユーザーモード中にこのピンを Low にすると FPGA はコンフィグレーション・データを失って、リセット状態に入り、すべての I/O ピンをトライステートにします。このピンをロジック High レベルに戻すと、再コンフィグレーションが開始されます。 |
FPGA がパッシブ・コンフィグレーション手法を使用する場合は、nCONFIGピンをコンフィグレーション・コントローラーに直接接続します。 FPGA が AS ( アクティブシリアル ) コンフィグレーション手法を使用する場合は、nCONFIGピンを 10 kΩ のプルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 このピンを使用しない場合は、直接または 10 kΩ のプルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 |
CONF_DONE | 双方向 ( オープンドレイン ) |
コンフィグレーション専用設定済みのピンです。 出力ステータスとして、CONF_DONEピンはコンフィグレーション実行前および実行中に Low に駆動します。すべてのコンフィグレーション・データがエラーなしで受信され、初期化サイクルが開始されると、CONF_DONEは解放されます。 入力ステータスとして、CONF_DONEピンはすべてのデータを受信した後に High になります。次に、デバイスは初期化され、ユーザーモードに入ります。このピンはユーザー I/O ピンとして使用できません。 |
外部 10 kΩ のプルアップ抵抗をVCCPGMに接続します。VCCPGMは、デバイスおよび外部ホストの I/O の VIH 仕様を満たすように十分な高さである必要があります。 パッシブ・コンフィグレーション手法を使用すると、コンフィグレーション・コントローラーがこのピンを監視します。 |
nCEO | I/O、出力 ( オープンドレイン ) |
デバイス・コンフィグレーションが完了すると、nCEOピンは Low に駆動します。 このピンは、コンフィグレーション・ピンとして使用しない場合はユーザー I/O ピンとして使用できます。 |
マルチデバイスでは、nCEOピンは後続の FPGA のnCEピンに供給されます。 このピンを外部 10 kΩ のプルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 シングルデバイス・コンフィグレーションでは、このピンをフローティング状態のままにします。 |
nSTATUS | 双方向 ( オープンドレイン ) |
専用のコンフィグレーション・ステータス・ピンです。FPGA はパワーアップ後すぐにnSTATUSピンを Low に駆動し、POR ( パワーオン・リセット ) 時間後にピンを解放します。 出力ステータスとして、コンフィグレーション中にエラーが発生すると、nSTATUSは Low に引き下げられます。 入力ステータスとしては、nSTATUSピンがコンフィグレーション時または初期化時に外部ソースによって Low に駆動されると、デバイスがエラー状態になります。 |
外部 10 kΩ のプルアップ抵抗をVCCPGMに接続します。VCCPGMは、デバイスおよび外部ホストの I/O の VIH 仕様を満たすように十分な高さである必要があります。 パッシブ・コンフィグレーション手法を使用すると、コンフィグレーション・コントローラーがこのピンを監視します。 |
TCK | 入力 | 専用 JTAG テストクロック入力ピンです。 |
このピンを 1 kΩ のプルダウン抵抗を介してGNDに接続します。このピンは 25 kΩ の内部プルダウンを備えています。 TCKピンへのVCCPGM電源を 1.8 V、1.5 V、または 1.2 V 以上の電圧で駆動しないでください。TCK 入力ピンはVCCPGM電源から供給されます。 |
TMS | 入力 | 専用の JTAG テストモード選択入力ピンです。 |
このピンは 1–10 kΩ のプルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 JTAG インターフェイスを使用しない場合は、TMSを 1 kΩ の抵抗を介してVCCPGMに接続します。このピンは 25 kΩ の内部プルアップ抵抗を備えています。 TMSピンへのVCCPGM電源を 1.8 V、1.5 V、または 1.2 V 以上の電圧で駆動しないでください。TMS 入力ピンはVCCPGM電源から供給されます。 |
TDI | 入力 | 専用の JTAG テストデータ入力ピン |
このピンは 1 ~ 10 kΩ のプルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 JTAG インターフェイスを使用しない場合は、TDIを 1 kΩ の抵抗を介してVCCPGMに接続します。このピンは 25 kΩ の内部プルアップ抵抗を備えています。 TDIピンへのVCCPGM電源を 1.8 V、1.5 V、または 1.2 V 以上の電圧で駆動しないでください。TDI 入力ピンはVCCPGM電源から供給されます。 |
TDO | 出力 | 専用の JTAG テストデータ出力ピンです。 | JTAG インターフェイスを使用しない場合は、TDOピンを未接続のままにします。 |
TRST | 入力 | 専用のアクティブ Low の JTAG テストリセット入力ピンです。TRST ピンは JTAG バウンダリー・スキャン回路を非同期でリセットために使用されます。 |
TRSTピンの使用はオプションです。このピンを使用しない場合は、1 kΩ のプルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 このピンを使用する場合は、TRSTピンが Low から High に変化する際に、TMSピンが High に保たれているか、TCKピンがスタティックである必要があります。 JTAG 回路を無効にするためにこのピンをGNDに接続します。このピンは 25 kΩ の内部プルアップ抵抗を備えています。 TRSTピンへのVCCPGM電源を 1.8 V、1.5 V、または 1.2 V 以上の電圧で駆動しないでください。TRST 入力ピンはVCCPGM電源から供給されます。 |
nCSO[0:2] | 出力 | EPCQ-L デバイスを有効にする AS コンフィグレーション手法で FPGA から EPCQ-L デバイスへの専用出力コントロール信号です。 | FPGA を AS コンフィグレーション手法でプログラミングしない場合、nCSOピンを使用しません。このピンを出力ピンとして使用しない場合は、未接続のままにします。 |
オプショナル / 兼用コンフィグレーション・ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
DCLK | 入力 (PS、FPP); 出力 (AS) |
専用コンフィグレーション・クロック・ピンです。パッシブシリアル (PS) およびファースト・パッシブ・パラレル (FPP) コンフィグレーション手法では、DCLKを外部ソースから FPGA へのコンフィグレーション・データのクロックに使用します。 AS コンフィグレーション手法では、DCLKはコンフィグレーション・インターフェイスのタイミングを提供する FPGA からの出力です。 |
このピンはフローティングのままにしないでください。このピンは High または Low のどちらかで駆動します。 |
CRC_ERROR | I/O、出力 ( オープンドレイン ) |
エラー検出回路がコンフィグレーション RAM (CRAM) ビットでエラーを検出したことを示すアクティブ High 信号です。 この信号の立ち下りエッジは、エラー・メッセージ・レジスター (EMR) で提供されるエラー位置とタイプについての情報を示します。 この兼用ピンは、ユーザーモードでエラー検出を有効にした場合にのみ使用されます。 このピンはユーザー I/O ピンとして使用されます。 |
CRC_ERROR専用のオープンドレイン出力がオプションで使用される場合、10 kΩ の外部プルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 オープンドレイン出力のCRC_ERROR兼用ピンをオプションとして使用せず、CRC_ERRORを I/O ピンとしても使用しない場合は、このピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されたとおりに接続します。 |
DEV_CLRn | I/O、入力 |
デバイスレジスターのすべてのクリアーを無効にできるオプションのピンです。 このピンを Low に駆動すると、すべてのレジスターがクリアーされます。このピンを High (VCCPGM) に駆動すると、すべてのレジスターはプログラムどおりに動作します。 |
兼用DEV_CLRnピンを使用せず、このピンを I/O ピンとして使用しない場合は、このピンをGNDに接続します。 |
DEV_OE | I/O、入力 |
デバイスのすべてのトライステートを無効にできるオプションのピンです。 このピンが Low に駆動するとすべての I/O ピンはトライステートになります。このピンを High (VCCPGM) に駆動すると、すべての I/O ピンはプログラムどおりに動作します。 |
兼用DEV_OEピンを使用せず、このピンを I/O ピンとして使用しない場合は、このピンをGNDに接続します。 |
DATA0 | I/O、入力 | 兼用のコンフィグレーション・データ入力ピンです。DATA0ピンは、コンフィグレーションの完了後に PS または FPP コンフィグレーション手法、または I/O ピンとして使用できます。 | 専用DATA0入力ピンを使用せず、このピンを I/O ピンとして使用しない場合は、未接続のままにします。 |
DATA[1:31] | I/O、入力 |
兼用コンフィグレーション・データ入力ピンです。 FPP x8 コンフィグレーションではDATA [1:7] ピン、FPP x16 コンフィグレーションではDATA [1:15]、FPP x32 コンフィグレーションではDATA [1:31]ピン、または通常の I/O ピンとして使用します。これらのピンは、コンフィグレーション後にユーザー I/O ピンとして使用できます。 |
兼用DATA[1:31] ピンを使用せず、これらのピンを I/O ピンとして使用しない場合は、これらのピンを未接続のままにします。 |
INIT_DONE | I/O、出力 ( オープンドレイン ) |
兼用ピンであり、INIT_DONEピンとして有効でない場合に I/O ピンとして使用できます。 このピンを有効にする場合、Low から High への遷移によりデバイスがユーザーモードに入ったことを示します。INIT_DONE 出力が有効になっている場合、INIT_DONEピンはコンフィグレーション後にユーザー I/O ピンとして使用できません。 |
オープンドレイン出力のINIT_DONE専用ピンをオプションとして使用する場合、10 kΩ の外部プルアップ抵抗を介してVCCPGMに接続します。 このピンを AS または PS マルチデバイス・コンフィグレーション・モードで使用する際は、INIT_DONEピンが インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・デザインで有効である必要があります。オプションのINIT_DONE 専用オープンドレイン出力ピンを使用せず、このピンを I/O ピンとして使用しない場合は、このピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとりに接続します。 |
nPERSTL0 | I/O、入力 |
PCI Express® (PCIe®) ハード IP (HIP) と併せて使用する場合にのみ使用可能な兼用基本リセットピンです。 このピンが Low に駆動すると、トランシーバーはリセット状態になります。ピンが High の場合、トランシーバーはリセット状態以外になります。このピンを基本リセットピンとして使用しない場合は、このピンをユーザー I/O ピンとして使用できます。 |
このピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。このピンは1.8 V電源を供給されており、1.8 Vと互換する I/O 規格により駆動される必要があります。 このピンとインターフェイスさせるために、PCIe nPERSTピンをレベル変換器に接続して電圧を 3.3 V LVTTL から 1.8 V へシフトダウンします。 |
AS_DATA0/ASDO | 双方向 | 専用 AS コンフィグレーション・ピンです。EPCQ-L デバイス (x1 モード ) 使用時、このピンはASDOピンであり、アドレス信号およびコントロール信号を FPGA デバイスと EPCQ-L デバイスの間で送信するために使用されます。 | AS コンフィグレーション・モードでデバイスをプログラムしない場合は、ASDO ピンは使用されません。このピンを使用しない場合は、未接続のままにします。 |
AS_DATA[1:3] | 双方向 | 専用 AS コンフィグレーション・ピンです。EPCQ-Lデバイスに接続されている場合、コンフィグレーション・データはこのピン上で転送されます。 | このピンを使用しない場合は、未接続のままにします。 |
差動 I/O ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
LVDS[2,3][A,B,J,K,L]_[1:24]p 、 LVDS[2,3][A,B,J,K,L]_[1:24]n | I/O、TX/RX チャネル | カラムの I/O バンクに、真の LVDS レシーバーおよびトランスミッター・チャネルがあります。各 I/O のペアを、LVDS レシーバーまたは LVDS トランスミッターとしてコンフィグレーションできます。末尾が「p」のピンは、差動チャネルの正の信号を伝達します。末尾が「n」のピンは、差動チャネルの負の信号を伝達します。差動信号として使用しない場合は、これらのピンはユーザー I/O ピンとして使用できます。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
外部メモリー・インターフェイス・ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
DQS[#] | I/O、双方向 | 外部メモリー・インターフェイスで使用するオプショナル・データ・ストローブ信号です。これらのピンは DQS 専用の位相シフト回路に駆動します。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
DQSn[#] | I/O、双方向 | 外部メモリー・インターフェイスで使用する相補データ・ストローブ信号です。これらのピンは DQS 専用の位相シフト回路に駆動します。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
DQ[#] | I/O、双方向 | 外部メモリー・インターフェイスで使用するオプションのデータ信号です。デザインされた DQ バス内の DQ ビットの順序は重要ではありません。ただし、DQ バスの幅の異なるメモリー・インターフェイスへの移行を予定している場合は、ピン割り当ての際に注意が必要です。ピンリストで関連するすべての DQS カラムにわたって使用可能な DQ ピンを解析します。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
DQS[#]_[#] | I/O、双方向 | 外部メモリー・インターフェイスで使用するオプションのデータストローブ信号です。これらのピンは DQS 専用の位相シフト回路に駆動します。シフトされた DQS 信号はな内部ロジックに駆動されます。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
DQSn[#]_[#] | I/O、双方向 | 外部メモリー・インターフェイスで使用するオプションの相補データストローブ信号です。これらのピンは DQS 専用の位相シフト回路に駆動します。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
DQ[#]_[#]_[#] | I/O、双方向 | 外部メモリー・インターフェイスで使用するオプショナンのデータ信号です。デザインされた DQ バス内の DQ ビットの順序は重要ではありません。ただし、DQ バスの幅の異なるメモリー・インターフェイスへの移行を予定している場合は、ピン割り当ての際に注意が必要です。ピンリストで関連するすべての DQS カラムにわたって使用可能な DQ ピンを解析します。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
DM[#]_[#] | I/O、出力 | オプションの書き込みデータマスクで、書き込み時に DQ にエッジで整列します。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
RESET_N_0 | I/O、出力 | アクティブ Low のリセット信号です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
A_[#] | I/O、出力 | DDR3 SDRAM のアドレス入力です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
BA_[#] | I/O、出力 | DDR3 SDRAM のバンクアドレス入力です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
CK_[#] | I/O、出力 | 外部メモリーデバイスの入力クロックです。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
CK_N_[#] | I/O、出力 | 外部メモリーデバイスの入力クロック、反転 CK です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
CKE_[#] | I/O、出力 | High 信号イネーブルクロック、Low 信号ディスエーブル・クロックです。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
CS_N_[#] | I/O、出力 | アクティブ Low のチップセレクトです。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
CA_[#]_[#] | I/O、出力 | LPDDR3 SDRAM のコマンドおよびアドレス入力です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
ODT_[#] | I/O、出力 | 終端抵抗を各ピンに設定するダイ終端信号です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
WE_N_0 | I/O、出力 | DDR3 SDRAM およびすべてのサポートされているプロトコル用の書き込みイネーブル入力です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
CAS_N_0 | I/O、出力 | DDR3 のカラム・アドレス・ストローブです。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
RAS_N_0 | I/O、出力 | DDR3 SDRAM のロウ・アドレス・ストローブ信号です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
ALERT_N_0 | I/O、入力 | 特定のアラートまたはイベントが発生したことをシステムのメモリー・コントローラーに示すアラート入力です。 |
未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
PAR_0 | I/O、出力 | コマンドとアドレスのパリティー出力です。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
CFG_N_0 | I/O、出力 | コンフィグレーション・ビットです。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
LBK[#]_N_0 | I/O、出力 | ループバック・モードです。 | 未使用ピンを インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアで定義されているとおりに接続します。 |
電圧センサーピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
VREFP_ADC | 入力 | 専用の高精度アナログ電圧リファレンスです。 |
より良い ADC 性能を得るために、VREFP_ADCピンを 1.25V の正確な外部リファレンス・ソース (+/- 0.2%) に接続します。VREFP_ADCピンをVREFN_ADC信号とともにアナログ信号として扱うことで、差動 1.25 V 電圧が出力できます。外部リファレンスが供給できない場合は、VREFP_ADCを常にGNDに接続します。オンチップ・リファレンス・ソース (+/-10%) はそのピンをGNDに接続することでアクティブ化されます。 損傷を防ぐために、VREFP_ADCはVCCA_PLL 電源レールは以下である必要があります。 |
VREFN_ADC | 入力 |
より良い ADC 性能を得るために、VREFN_ADCピンを to the GND1.25V の正確な外部リファレンス・ソース (+/- 0.2%) に接続します。VREFN_ADCピンをVREFP_ADC信号とともにアナログ信号として扱うことで、差動 1.25 V 電圧が出力できます。外部リファレンスが供給できない場合は、VREFN_ADCを常にGNDに接続します。 |
|
VSIGP_[0,1] | 入力 | 外部アナログ電圧を監視するために、FPGA 内部の電圧センサーとともに使用するアナログ差動入力ピンのペア 2 つです。 |
これらのピンを使用しない場合は、電圧センサー機能のGNDに接続します。これらのピンの使用について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスの消費電力管理の章を参照してください。 デバイスの損傷を防ぐために、VSIGPとVSIGNピンは、VCCA_PLL電源レールが 1.62 V に達するまで駆動しないでください。 |
VSIGN_[0,1] | 入力 |
リファレンス・ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
RZQ_[#] | I/O | I/O バンクのリファレンス・ピンです。RZQ ピンはこれらが配置された I/O バンクと同じVCCIOを共有します。外部精度抵抗をバンク内の指定されたピンに接続する必要があります。不要な場合は、このピンは通常の I/O ピンになります。 |
OCT を使用する場合は、このピンを目的の OCT のインピーダンスに応じて、240 Ω または 100 Ω の抵抗を介してGNDに接続します。目的の OCT 手法向けの OCT インピーダンス・オプションについては、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイス・ハンドブックを参照してください。 |
DNU | 未使用 | 未使用 (DNU) です。 | このピンを電源、GNDまたは他の信号に接続しないでください。このピンは未接続のままにしておく必要があります。 |
NC | 未接続 | このピンに信号を駆動しないでください。 |
デバイス・マイグレーション向けにデザインする場合は、マイグレーションするデバイスのピンの割り当てに応じて、このピンを電源、GNDまたは信号トレースに接続するためのオプションがあります。 ただし、デバイス・マイグレーションを考慮しない場合、このピンをフローティングのままにしてください。 |
電源供給ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
VCCP | 電源 | ペリフェラルへのVCCP電源です。 |
VCC、VCCP、およびVCCERAMは、同一の電圧レベルで動作し、ボード上の同じ電源プレーンを共有し、同じレギュレーターから供給される必要があります。 VCCPピンを 0.9 V の電源に接続します。パフォーマンスと消費電力について詳しくは、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのタイミングレポートおよび インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を参照してください。 電源レールに同じ電圧レベルが必要な場合、VCCPまたはVCCと同じレギュレーターからVCCR_GXB、VCCT_GXBおよびVCCERAMへ供給するためのオプションがあります。 推奨動作条件について詳しくは、デバイス・データシートの Electrical Characteristics を参照してください。 インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を使用して、VCCPとその他の電源の電流要件を求めます。これらのピンのデカップリングは、特定のボードのデカップリング要件に依存します。備考 2、3、4、5、6 および 10 を参照してください。 |
VCC | 電源 | コアへのVCC電源です。VCC は PCI Express ハード IP コアにも電力を供給します。 |
VCC、VCCP、およびVCCERAMは、同一の電圧レベルで動作し、ボード上の同じ電源プレーンを共有し、同じレギュレーターから供給される必要があります。 VCCピンを 0.9 V の電源に接続します。パフォーマンスと消費電力について詳しくは、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのタイミングレポートおよび インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を参照してください。 電源レールに同じ電圧レベルが必要な場合、VCCまたはVCCPと同じレギュレーターからVCCR_GXB、VCCT_GXBおよびVCCERAMへ供給するためのオプションがあります。 推奨動作条件について詳しくは、デバイス・データシートの Electrical Characteristics を参照してください。 インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を使用して、VCCとその他の電源の電流要件を求めます。これらのピンのデカップリングは、特定のボードのデカップリング要件に依存します。備考 2、3、4、5、6 および 10 を参照してください。 |
VCCPT | 電源 | プログラマブル・パワー・テクノロジーおよび I/O プリドライバー向けの電源供給です。 |
VCCPTを 1.8 V の低ノイズ・スイッチング・レギュレーターに接続します。以下をVCCPTと同じレギュレーターから供給することができます。
VCCPT電源レール向けにVCCPTピンに近接させて最小で 1 nF のデカップリングが必要です。 電源レールの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 備考 2、3、4、7、10 を参照してください。 |
VCCA_PLL | 電源 | PLL アナログ電源電圧です。 |
VCCA_PLL は 1.8 V の低ノイズ・スイッチング・レギュレーターに接続します。適切なアイソレーション・フィルターを使用して、VCCA_PLLにVCCPTと同じレギュレーターから供給することができます。 備考 2、3、4、7、10 を参照してください。 |
VCCIO([2][A,J,K,L], [3][A,B]) | 電源 | これらは、バンク 1 ~ 12 の I/O 電源電圧ピンです。各デバイスは異なる電圧レベルをサポートすることができます。Diff HSTL/HSTL(12、15、18)、Diff SSTL/SSTL(12、125、135、15、18)、Diff HSUL/HSUL(12)、Diff POD 12、LVDS/Mini_LVDS/RSDS、1.2 V、1.5 V、1.8 V、2.5 V、3.0 V I/O 規格を含む VCCIO 規格をサポートします。 |
指定されたバンクで必要な I/O 規格に応じて、これらのピンを 1.2 V、1.25 V、1.35 V、1.5 V、1.8 V、2.5 V または 3.0 V の電源に接続します。これらのピンにVCCPGMと同じ電圧レベルが必要である場合、これらのピンをVCCPGMと同じレギュレーターに接続することもできます。すべての I/O バンクが 2.5 V または 3.0 V 電源でサポートされるわけではありません。詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスの I/O および 高速 I/Oを参照してください。 電源レギュレーターの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 備考 2、3、4、8、10 を参照してください。 |
VCCPGM | 電源 | コンフィグレーション・ピン電源電圧です。 |
これらのピンを 1.2 V、1.5 V、または 1.8 V 電源に接続します。兼用コンフィグレーション・ピンをコンフィグレーションに使用する際は、バンクのVCCIOをVCCPGMと同じ 1.2 V、1.5 V、または 1.8 V の範囲のレギュレーターに接続します。兼用コンフィグレーション・ピンをコンフィグレーションに使用しない場合は、VCCIOを 1.2 V、1.25 V、1.35 V、1.5 V または 1.8 V に接続します。 これらのピンにVCCIOと同じ電圧レベルが必要である場合、これらのピンをVCCIOと同じレギュレーターに接続することもできます。 VCCPGM電源レール向けに、VCCPGMピンに近接させて最小で 47 nF のデカップリングが必要です。 電源レギュレーターの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 備考 2、3、4、10 を参照してください。 |
VCCERAM | 電源 | メモリー電源ピンです。 |
すべてのVCCERAM ピンを 0.9 V のリニアーもしくは低ノイズのスイッチング・パワー・サプライに接続します。 VCC、VCCP、およびVCCERAMは、電圧レベルで動作し、ボード上の同じ電源プレーンを共有し、同じレギュレーターから供給される必要があります。 備考 2、3、7、10 を参照してください。 |
VCCBAT | 電源 | デザイン・セキュリティー揮発性キーレジスター用のバッテリー・バックアップ電源電圧です。 |
このピンを 1.2 V ~ 1.8 V の不揮発性のバッテリー電源に接続します。 揮発性キーを使用しない場合は、このピンを 1.5 V ~ 1.8 V 以上の範囲の電源に接続します。デザイン・セキュリティー・キーを使用しない場合で1.8 Vを使用する場合には、このピンにVCCPTと同じレギュレーターから供給できます。 このピンは、VCCBATを監視する インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの POR 回路として、推奨電圧範囲に沿った適切な電源を供給する必要があります。 VCCBATを監視する電源レール向けに、VCCBATピンに近接させて最小で 47 nF のデカップリングが必要です。 電源レギュレーターの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 |
GND | グランド | デバイス・グランド・ピンです。 | すべてのGNDピンはボードのGNDプレーンに接続してください。 |
VREFB[[2][A,J,K,L], [3][A,B]]N0 | 電源 | 各 I/O バンクの入力リファレンス電圧です。バンクが電圧リファレンス I/O 規格を使用する場合は、これらのピンはその I/O バンクの電圧リファレンス・ピンとして使用されます。 |
VREFピンを使用しない場合には、これらのピンをピンが位置しているバンクのVCCIOあるいはGNDのどちらかに接続します。備考 2、8、10、11 を参照してください。 |
VCCLSENSE | 電源 | 外部レギュレーターとの差動検出ラインです。 |
VCCLSENSEおよびGNDSENSEは、VCC電源向け差動リモート検出ピンです。レギュレーターの差動リモート検出ラインをそれぞれVCCLSENSEおよびGNDSENSEピンに接続します。これにより、PCB およびデバイスパッケージに関連するVCC電源からの DC IR ドロップが補償されます。これらの接続は差動ペアトレースとして配線し、また、これらをあらゆるノイズ発生源から分離します。 ICC電流 > 30A の場合、VCCLSENSEおよびGNDSENSEラインをレギュレーターのリモート検出入力に接続します。 CC電流 <= 30A の場合、VCCLSENSEおよびGNDSENSEラインの接続はオプションです。ただし、 アルテラ® はリモート検出ライン機能をサポートしているレギュレーター向けにVCCLSENSEおよびGNDSENSEを接続することを推奨します。 VCCLSENSEおよびGNDSENSEピンを使用していない場合は、VCCLSENSEおよびGNDSENSEピンを未接続のままにします。 |
GNDSENSE | グランド | ||
ADCGND | グランド | 専用の非ノイズグランドです。 |
電圧センサーを使用する場合、ADCGNDを適切なフェライトビーズを用いる分離フィルターを介してボードのGNDに接続する必要があります。フェライトビーズは、最大ノイズレベルを示した際のノイズ・プロファイルの周波数に応じて選択します。あるいは、ADCGNDの最大電流値である 10 mA に基づいてフェライトビーズを選択することができます。 電圧センサーを使用しない場合は、GNDボードのフェライトビーズを用いる分離フィルターはオプションです。 |
トランシーバー・ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
---|---|---|---|
VCCR_GXB[L1] [C,D] | 電源 | レシーバーのアナログ電源であり、デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 |
VCCR_GXBピンを 0.95 V、1.0 V、または 1.03 V の低ノイズ・スイッチング・レギュレーターに接続します。 VCCPおよびVCC電源の電圧と同じレベルである際に、VCCR_GXBを、適切な分離フィルターを使用してこれら電源と共有できます。 すべてのトランシーバー・バンクのすべてのVCCR_GXBは適切のデバイス動作のためにパワーオンする必要があります。 VCCR_GXBおよびVCCT_GXBは同じ電圧レベルで供給する必要があります。 備考 2、3、4、7、10 を参照してください。 |
VCCT_GXB[L1] [C,D] | 電源 | レシーバーのアナログ電源であり、デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 |
VCCT_GXBピンを 0.95 V、1.0 V、または 1.03 V の低ノイズ・スイッチング・レギュレーターに接続します。 VCCPおよびVCC電源の電圧と同じレベルである際に、VCCT_GXBを、適切な分離フィルターを使用してこれら電源と共有できます。 すべてのトランシーバー、fPLL、および IOPLL が使用されていない場合は、VCCT_GXB電源レールは内部または外部バンクに関係なく、消費電力削減のためにGNDに接続できます。 VCCR_GXBおよびVCCT_GXBは同じ電圧レベルで供給する必要があります。 備考 2、3、4、7、10 を参照してください。 |
VCCH_GXB[L] | 電源 | ブロックレベルのトランスミッター・バッファーのアナログ電源であり、デバイスの左側 (L) に特化しています。 |
VCCH_GXBは 1.8 V の低ノイズ・スイッチング・レギュレーターに接続します。適切な分離フィルターを使用して、VCCH_GXBをVCCPTと同じレギュレーターから供給するオプションがあります。 すべてのトランシーバー・バンクのすべてのVCCH_GXBは適切のデバイス動作のためにパワーオンする必要があります。 デバイスと同じ側にあるVCCH_GXBピンは、必ず同じ電圧である必要があります。 VCCH_GXB電源レール向けに、VCCH_GXBピンに近接させて最小で 2.2 nF のデカップリングが必要です。 備考 2、3、4、7、10 を参照してください。 |
GXB[L1][C,D]_RX_[0:5]p , GXB[L][1][C,D]_REFCLK_CH[0:5]p | 入力 | 高速差動レシーバーの正のチャネルです。デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 | これらのピンは、使用時に AC カップリングまたは DC カップリングします。すべての未使用のGXB_RXpピンをGND、VCCR_GXB、またはVCCT_GXBピンに直接接続します。 |
GXB[L1][C,D]_RX_[0:5]n , GXB[L][1][C,D]_REFCLK_CH[0:5]n | 入力 | 高速差動レシーバーの負のチャネルです。デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 | これらのピンは、使用時に AC カップリングまたは DC カップリングします。すべての未使用のGXB_RXnピンをGNDピンに直接接続します。 |
GXB[L1][C,D]_TX_CH[0:5]p | 出力 | 高速差動レシーバーの負のチャネルです。デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 | 未使用のGXB_TXpピンはすべてフローティングのままにします。 |
GXB[L1][C,D]_TX_CH[0:5]n | 出力 | 高速差動レシーバーの負のチャネルです。デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 | 未使用のGXB_TXnピンはすべてフローティングのままにします。 |
REFCLK_GXB[L1][C,D]_CH[B,T]p | 入力 |
高速差動リファレンス・クロックの正のレシーバーチャネルで、デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 REFCLK_GXBは、トランシーバー・チャネルが無効である場合でも、コアクロック生成向けの fPLL の専用クロック入力ピンとして使用できます。 |
これらのピンは、選択されている REFCLK I/O 規格が HCSL の場合、AC カップリングする必要があります。 PCI Express コンフィグレーションでは、選択された REFCLK I/O 規格が HCSLの場合、REFCLKの DC カップリングが可能です。 すべての未使用ピンをそれぞれGNDに接続するか、まとめて 1 つの 10 kΩ 抵抗を介してGNDに接続します。ピンから抵抗までの配線を可能な限り短くする必要があります。 備考 9 を参照してください。 |
REFCLK_GXB[L1][C,D]_CH[B,T]n | 入力 |
高速差動リファレンス・クロックでありレシーバーチャネルと相互的で、デバイスの左側 (L) の各トランシーバー・バンクに特化しています。 REFCLK_GXBは、トランシーバー・チャネルが無効である場合でも、コアクロック生成向けの fPLL の専用クロック入力ピンとして使用できます。 |
これらのピンは、選択されている REFCLK I/O 規格が HCSL ではない場合、AC カップリングする必要があります。 PCI Express コンフィグレーションでは、選択された REFCLK I/O 規格が HCSLの場合、REFCLKの DC カップリングが可能です。 すべての未使用ピンをそれぞれGNDに接続するか、まとめて 1 つの 10 kΩ 抵抗を介してGNDに接続します。ピンから抵抗までの配線を可能な限り短くする必要があります。 備考 9 を参照してください。 |
CLKUSR | I/O |
このピンはトランシーバー・キャリブレーション用のクロックとして使用し、トランシーバーを使用する際の必須要件です。このピンは EMIF HMC キャリブレーションに使用することもでき、複数のデバイスの初期化を同期させるためのコンフィグレーション・クロック入力としても使用できます。これは、ユーザー供給のクロックおよび入力の周波数の範囲は、100 MHz から 125 MHz です。 このピンは、トランシーバーや EMIF HMC を使用せず、ユーザー供給のコンフィグレーション・クロックとしても使用しない場合のみ、ユーザー GPIO ピンとして使用できます。 |
CLKUSRピンをコンフィグレーションやトランシーバー・キャリブレーションに使用する場合は、デバイス・コンフィグレーションの開始時かつデバイスがユーザーモードに入っている場合にCLKUSRピンに外部の自走式かつ安定したクロックを供給する必要があります。デバイスのパワーアップ時にクロックが存在していなければ、クロックが使用できるようになるまでトランシーバー・キャリブレーションが遅れます。 CLKUSRピンに、コンフィグレーション・モードおよびトランシーバー・キャリブレーション両方に適用可能な標準的なクロック周波数を供給する必要があります。 |
CLKUSRピンをコンフィグレーションに使用しないが、トランシーバー・キャリブレーションに CLKUSRピンを使用する場合は、デバイス・コンフィグレーションの開始時かつデバイスがユーザーモードに入っている場合にCLKUSRピンに外部の自走式かつ安定したクロックを供給する必要があります。デバイスのパワーアップ時にクロックが存在していなければ、クロックが使用できるようになるまでトランシーバー・キャリブレーションが遅れます。これはプロトコルのコンプライアンスに影響する可能性があります。 | |||
CLKUSRピンをコンフィグレーションに使用するが、CLKUSRをトランシーバー・キャリブレーションに使用しない場合は、ユーザー供給クロック入力を使用する必要があります。 詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX GX デバイスのコンフィグレーション、デザイン・セキュリティー、およびリモートシステムのアップグレードの章を参照してください。 |
|||
以下のいずれかでCLKUSR ピンを使用しない場合は、CLKUSRピンをGNDに接続します。
|
|||
RREF_[T,B][L] | 入力 | fPLL、IOPLL、およびトランシーバーのリファレンス抵抗であり、デバイスのトップ (T) 、またはボトム (B) および左側 (L) に特化します。 | デバイスの片側または IOPLL のいずれかのREFCLKピンまたはトランシーバー・チャネルを使用している場合は、デバイスの同じ側の各RREFピンを個別の 2kΩ の抵抗を介してGNDに接続します。それ以外の場合は、デバイスの同じ側にある各RREFピンをGNDに直接接続できます。レイアウトでは、このピンから抵抗までのトレースは、アグレッサー信号を避けるように配線される必要があります。 |
インテル Cyclone 10 GXピン配置ガイドラインの備考
アルテラ® はこれらのガイドライン推奨事項としてのみ提供しています。設計者は、適切なデバイスの機能性の検証のためにデザインにシミュレーション結果を適用する義務があります。
- これらのピン接続ガイドラインは、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスバリアントに基づいて作成されます。
- 電源のキャパシタンスの値は、デカップリングされる回路の動作周波数全体に供給する必要がある電力量を検討した後に選択します。パワープレーンのターゲット・インピーダンスを、デバイス / 電源の消費電力および電圧降下の要件に基づいて計算します。次に、適切な数のコンデンサーを使用してパワープレーンをデカップリングします。パッケージで上乗せされる等価直列インダクタンス (Equivalent Series Inductance / ESL) の影響により、オンボードのコンデンサーは 100 MHz 以上の周波数ではデカップリングができません。高い周波数でデカップリングをするためには、これに適したボードデザイン手法、たとえばインダクタンスが低いプレーン間 (interplane) キャパシタンスなどを検討する必要があります。
- インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を使用して、VCCとその他の電源の電流要件を求めます。 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア Power Analyzer を使用して、これとその他の電源の電流要件を求めます。
- これらの電源は、複数の インテル® Cyclone® 10 GXデバイスとパワープレーンを共有できます。
- 電源ピンは BGA からのブレイクアウト・ビアを共有できません。BGA の各ボールが、それぞれ専用のブレイクアウト・ビアを持つ必要があります。
- 例 1 および例 2 では、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスの電源共有ガイドラインが示されています。
- 低ノイズ・スイッチング・レギュレーターは、スイッチ・コントローラー、パワー FET、インダクターおよびその他のサポート・コンポーネントを備えた薄面パッケージのスイッチング・レギュレーター回路です。スイッチング周波数は通常 800 kHz ~ 1 MHz であり、高速な過渡応答を有します。スイッチング周波数範囲は、
アルテラ®
の要件ではありません。ただし、
アルテラ®
は以下の仕様を満たすライン・レギュレーションおよびロード・レギュレーションを必要とします。
- Line Regulation < 0.4%
- Load Regulation < 1.2%
- インテル® Cyclone® 10 GX デバイスのモジュラー I/O バンク数は、デバイス集積度によって異なります。特定のデバイスのインデックスについて詳しくは、インテル Cyclone 10 GX デバイス・ハンドブックの「I/O バンク」の項を参照してください。
- AC カップリングのリンクでは、AC カップリングのコンデンサーをチャネルの任意の位置に配置できます。PCI Express プロトコルでは、アダプターの脱着を可能にするために、AC カップリングのコンデンサーをインターフェイスのトランスミッター側に配置する必要があります。
- これらのピンに対するデカップリングは、それぞれのボードのデザインにおけるデカップリング要件に依存します。
- 1.8V 以上の電圧をVREFB[[2][A,J,K, L], [3][A,B]]N0ピンに接続しないでください。3V I/O バンクでは、未使用のVREFピンを GND に接続してください。
インテル Cyclone 10 GXデバイスの電源共有ガイドライン
例 1— インテル Cyclone 10 GX
電源ピン名 | レギュレーター・グループ | 電圧レベル (V) | 電源許容範囲 | 電源ソース | レギュレーターの共有 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
VCC | 1 | 0.9 | ±30 mV | スイッチャー (*) | 共有 | — |
VCCP | ||||||
VCCERAM | ||||||
VCCR_GXBL | 2 | 0.95 | ±30 mV | スイッチャー (*) | 共有 |
パフォーマンス改善のために、VCCR_GXBおよびVCCT_GXBを互いに分離します。 DisplayPort TX の電気的な完全な準拠を満たすには、VCCT_GXBは 1.03 V またはそれ以上である必要があります。 |
VCCT_GXBL | ||||||
VCCBAT | 3 | Varies | ± 5% (**) | スイッチャー (*) | 1.8V の場合は共有 | すべての電源レールで 1.8 V が必要な場合に、VCCBAT、VCCPT、VCCIOおよびVCCPGMが同じレギュレーターで共有するためのオプションです。レギュレーター・キャパシティーに応じて、複数の インテル® Cyclone® 10 GXデバイスでこの電源を共有するオプションがあります。 |
VCCPT | 1.8 | |||||
VCCIO | 可変 | |||||
VCCPGM | ||||||
VCCH_GXBL | 1.8 | 分離 | すべての電源レールに適切な分離フィルターを使用して 1.8 V が必要な場合に、VCCH_GXBとVCCA_PLLをVCCBAT、VCCPT、VCCIOおよびVCCPGMと同じレギュレーターで共有するためのオプションです。 | |||
VCCA_PLL |
(*) これらの電圧を供給するためにスイッチャーを使用する場合、スイッチャーは インテル® Cyclone® 10 GX ピン接続ガイドラインの備考の備考 7 で定義されているとおり、低ノイズ・スイッチャーでなければなりません。
(**) VCCIO 電源のサポートされている許容差は、I/O 規格によって異なります。詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイス・データシートの I/O 規格の仕様を参照してください。EPE (Early Power Estimation) ツールを使用して、特定のデザインに必要な電力の決定します。
各ボードデザインは、特定のボードデザイン要件を満たすために必要な電源レギュレーターを決定する独自の電力解析が必要です。 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスを使用したブロック図の例を図 1 に示します。
例 2— インテル Cyclone 10 GX
電源ピン名 | レギュレーター・グループ | 電圧レベル (V) | 電源許容範囲 | 電源ソース | レギュレーターの共有 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
VCC | 1 | 0.9 | ±30 mV | スイッチャー (*) | 共有 | — |
VCCP | ||||||
VCCERAM | ||||||
VCCR_GXBL | 2 | 1.03 | ±30 mV | スイッチャー (*) | 共有 |
VCCR_GXBおよびVCCT_GXBを同じレギュレーターで共有するためのオプションです。パフォーマンス改善のために、VCCR_GXBおよびVCCT_GXBを 1MHz ~ 100MHz の帯域幅で少なくとも 30dB の分離で互いに分離します。 VCCR_GXBまたはVCCT_GXB向けに高電流を有するデザインでは、電源プレーンを介する IR ドロップについて考慮し、これを補償する必要があります。 |
VCCT_GXBL | ||||||
VCCBAT | 3 | 可変 | ± 5% (**) | スイッチャー (*) | 1.8 V の場合は共有 | すべての電源レールで 1.8 V が必要な場合に、VCCBAT、VCCPT、VCCIOおよびVCCPGMが同じレギュレーターで共有するためのオプションです。レギュレーター・キャパシティーに応じて、複数の インテル® Cyclone® 10 GXデバイスでこの電源を共有するオプションがあります。 |
VCCPT | 1.8 | |||||
VCCIO | 可変 | |||||
VCCPGM | ||||||
VCCH_GXBL | 1.8 | 分離 | すべての電源レールに適切な分離フィルターを使用して 1.8 V が必要な場合に、VCCH_GXBとVCCA_PLLをVCCBAT、VCCPT、VCCIOおよびVCCPGMと同じレギュレーターで共有するためのオプションです。 | |||
VCCA_PLL |
(*) これらの電圧を供給するためにスイッチャーを使用する場合、スイッチャーは インテル® Cyclone® 10 GX ピン接続ガイドラインの備考の備考 7 で定義されているとおり、低ノイズ・スイッチャーでなければなりません。
(**) VCCIO 電源のサポートされている許容差は、I/O 規格によって異なります。詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイス・データシートの I/O 規格の仕様を参照してください。EPE (Early Power Estimation) ツールを使用して、特定のデザインに必要な電力の決定します。
各ボードデザインは、特定のボードデザイン要件を満たすために必要な電源レギュレーターを決定する独自の電力解析が必要です。 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスを使用したブロック図の例を図 2 に示します。
インテル Cyclone 10 GX デバイスファミリー・ピン接続ガイドラインの改訂履歴
日付 | バージョン | 変更内容 |
---|---|---|
2017 年 11 月 | 2017.11.06 |
|
2017 年 6 月 | 2017.06.21 |
|
2017 年 2 月 | 2017.02.13 | 初版 |