インテル® Arria® 10 SoC 開発ボード

このページでは、インテル® SoC FPGA 開発キットを始めて購入された方向けに、初期起動までに行う手順を紹介します。詳しい手順については、

このページの「基本的な使い方」を参照してください。

内容

開発キットには以下が含まれています。

  • インテル® Arria® 10 SoC 開発ボード
  • 2 本の mini USB ケーブル
  • 1 本の micro USB ケーブル
  • 1 個の micro USB ホストアダプター
  • イーサネット・ケーブル
  • microSD ドーターカード
  • 4 線式 SPI ドーターカード
  • NAND ドーターカード
  • 2 個の DDR4 HILO メモリーカード
  • クイック・スタート・ガイド

基本的な使い方

  • DDR4 メモリーカードの 1 枚を J26 (HPS メモリー) に装着します。オプションとして、2 枚目のメモリーカードを J27 (FPGA メモリー) に装着できます (ボード画像を参照)。
  • microSD ドーターカードを J23 ソケットに取り付け、SD ブートカードのジャンパーが次のように設定されていることを確認します。J3:0 (左)、J4:0 (上)、J5:1 (上)。
  • イーサネット・ケーブルで、DHCP サーバーのあるネットワークとボードの HPS イーサネット・ジャック (HPS_P3/J5) (ボード画像の右上) を接続します。有線ネットワークに DHCP サーバーがない場合は、DHCP 向けに構成された外部ルーターまたはゲートウェイを使用することもできます。
  • 電源アダプターをコンセントとボード上の J36 に接続し、電源スイッチ SW5 でボードの電源を入れます。
  • HPS がゴールデン・システム・リファレンス・デザイン Linux* イメージのブートを開始します。イメージがブートすると、システムの LCD 画面に IP アドレスと「ALTERA.COM/SOCQS」が表示されます。利用可能なネットワーク・ポートがない、ネットワーク内に DHCP サーバーがない、あるいはシステムが IP アドレスを取得できない場合、LCD 画面に「No IP Obtained」と表示されます。その場合は、次の「インテル® SoC EDS ソフトウェア開発ツールのダウンロード」セクションに進んでください。 
  • ボード・アップデート・ポータル・ウェブサーバーを表示するには、ブラウザーを開き、ボードから URL フィールドに IP アドレスを入力します。
  • ボード・アップデート・ポータル・ウェブサーバーを使用すると、以下によってボードおよび FPGA の動作を確認できます。
    • ボード上の LED の点滅
    • LCD ディスプレイへのテキストメッセージの書き込み
  • 次の「インテル® SoC EDS ソフトウェア開発ツールのダウンロード」セクションに進みます。その他の Linux* リソースを調べるには、rocketboards.org コミュニティー・ポータルを開き、「Start」ボタンを選択します。

ソフトウェア開発 

インテル® SoC EDS ソフトウェア開発ツールのダウンロード

  1. インテル® SoC FPGA エンベデッド開発スイート (SoC EDS) インストーラー (ARM* Development Studio 5* (DS-5*) Intel® SoC FPGA Edition を含む) をダウンロードします。
  2. インテル® SoC EDS をインストールします。
  3. DS-5* ライセンスおよび開発キットを登録します
  4. DS-5* ライセンスを有効化します
  5. ARM* DS-5* Intel® SoC FPGA Edition を実行し、ライセンスをインストールします。
  6. インテル® SoC EDS スタートガイドにアクセスし作業を開始します。

FPGA およびハードウェア・デザイン・ツール 

プラットフォーム・デザイナー (旧:Qsys) およびインテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのダウンロードとインストール 

  1. ダウンロード・センターからインテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアをダウンロードします。
  2. インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのライセンスを設定します。※インストール手順 (英語)

インストールおよびライセンス

前のセクションで説明したソフトウェアをすべてインストールする必要があるとは限りません。どのツールをインストールするかは、インテル® Arria® 10 SoC 開発キットの使用目的によって異なります。例えば、同じ開発キットのユーザーでも、ハードウェア Intellectual Property (IP) 開発者とアプリケーション・ソフトウェア開発者では、インストールするツールが全く異なります。下の表に、目的に応じて何をインストールする必要があるかを示します。

インテル® Arria® 10 開発キットの使用目的

目的 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア インテル® SoC EDS キット・プロジェクト・ファイル
FPGA デザインの開発 / デバッグ  
ソフトウェア制御による FPGA IP の機能テスト     
エンベデッド・ソフトウェア (ドライバー / アプリケーション) の開発 / デバッグ    
PCB の開発    

チュートリアル

操作 ハードウェア ファームウェア ソフトウェア 詳細 ドキュメント

FPGA 内 IP の機能検証

システムコンソール RocketBoards.org

システム内 IP (CPU 制御) の機能検証

ベアメタル・ソフトウェア インテル® SoC EDS ユーザーガイド (英語)
ハードウェアまたはソフトウェアのハンドオフ インテル® SoC EDS RocketBoards.org
プリローダーの生成   インテル® SoC EDS RocketBoards.org
ターゲットボードを使用したソフトウェアのデバッグ   ユーザー・スペース・アプリケーション インテル® SoC EDS ユーザーガイド (英語)
ターゲットボードを使用したソフトウェアのデバッグ   カーネルドライバー インテル® SoC EDS ユーザーガイド (英語)

フラッシュメモリーのプログラミング (ハードウェア・イメージおよびソフトウェア・イメージ)

HPS フラッシュ・プログラマー インテル® SoC EDS ユーザーガイド (英語)

ハードウェアまたはソフトウェアのクロス・トリガリング

シグナルタップとデバッガー間のトリガリング インテル® SoC EDS ユーザーガイド (英語)

使用可能な DHCP サーバーがない場合

DHCP を使用することでターゲットボードの IP アドレスを簡単に構成できますが、ネットワークに DHCP サーバーがない場合もあります。

GSRD バージョン 17.0 以降では、DHCP サーバーが見つからない場合、スタティック・リンク・ローカル・アドレスが割り当てられ、LCD ディスプレイに表示されます。この IP アドレスは 169.254.x.x となります。リンク・ローカル・アドレスが割り当てられた場合は、ローカル・ネットワーク経由で、またはターゲットボードとホスト・コンピューターをイーサネット・ケーブルで直接接続して、この IP アドレスに接続し、上記の手順 6 に進んでください。

GSRD バージョンが 17.0 より前で、メイン・ネットワークに DHCP サーバーがない場合は、DHCP サーバー向けに構成された外部ルーターを使用します。ターゲットボードを再起動して、DHCP から取得した IP アドレスが LCD ディスプレイに表示されるか確認します。表示されたら、ホスト・コンピューターを接続して、上記の手順 6 に進みます。

使用可能な DHCP サーバーがない場合は、ターゲットボードとホスト・コンピューターの有線イーサネット・ポートでスタティック・ローカル IP アドレスを構成します。

ターゲットボードの IP アドレスを構成するには、まずボードの電源を入れます。すると、Linux* ベースの GSRD が起動します。

ボードの起動後に、「No IP obtained」というメッセージが表示されたら、ホスト・コンピューターとターゲット・コンピューターの mini USB UART ポートを接続する mini USB ケーブルを使用して、シリアル UART コンソールに接続します。この USB UART デバイスを使用するには、事前に SoC EDS ツールで FTDI USB UART デバイスドライバーをインストールしておく必要があります。FTDI USB UART デバイスドライバーをインストールしていない場合は、「インテル® SoC EDS ソフトウェア開発ツールのダウンロード」の手順説明に従って、USB UART ドライバーをインストールし、以下の手順に進みます。 

ドライバーをインストールしたら、PuTTY などのターミナル・エミュレーター・プログラムを使用して、シリアルモードおよび 115200 ボーでシリアルコンソールに接続します。ホストが Windows* オペレーティング・システム (OS) の場合は、Windows* デバイス マネージャーの [ポート] で COM ポートを決定します。

接続したら、Enter を押します。すると、Linux* のログインプロンプトが表示されます。root でログインして、次のコマンドを入力します。

# ifconfig eth0 down

# ifconfig eth0 192.68.1.10 (または同様のローカル IP アドレス)

# ifconfig eth0 up 

同じサブネット上の IP アドレス (192.168.1.11 など) を使用するよう、ホスト・コンピューターのイーサネット・デバイスを構成します。Windows* OS の場合、[ネットワークと共有センター] > [アダプターの設定の変更] で [プロパティ] を選択して、有線イーサネット・デバイス TCP/IPv4 の IP アドレスを入力します。

上記の手順説明に従って、ホスト・コンピューターとターゲット・コンピューターを RJ45 ケーブルで接続します。

ウェブブラウザーを使用して、ターゲット IP アドレスに接続します (この例では http://192.168.1.10)。 

ターゲットベースのウェブサーバーでウェブページが表示されたら、クイック・スタート・ガイドの手順 7 に進みます。表示されない場合は、手順 8 に進みます。