Arria® V FPGA ファミリーは、低いトータル消費電力を実現しつつ、リモート無線ユニット、10G/40G ラインカード、放送スタジオ機器などのミッドレンジ・アプリケーションに必要な高い帯域幅を備えています。性能、消費電力、インテグレーションのニーズを最適に満たすデュアルコア Arm* Cortex*-A9 ハード・プロセッサー・システム (HPS) を搭載した SoC 製品を含め、5 タイプのファミリー製品があります。
ファミリー製品
利点
業界で最も低い消費電力のミッドレンジ FPGA
Arria® V GZ FPGA は、ミッドレンジ・アプリケーション向けとして帯域幅当たりの消費電力が最も低く、最大 12.5 Gbps のトランシーバーを必要とする消費電力重視のデザインに最適です。Arria® V GZ FPGA のチャネル当たりの消費電力は、10G で 180 mW 未満、12.5 Gbps でも 200 mW 未満です。また、-3L スピードグレードの低スタティック消費電力製品も提供されます。
Arria® V GX および GT FPGA は、28nm Low-Power (LP) プロセスの採用による最も低いスタティック消費電力、そして最大 10.3125 Gbps までのトランシーバー・スピードにおける最も低いトランシーバー消費電力、またダイナミック消費電力削減に向けて設計されたハード IP による優れたファブリックの提供により、ミッドレンジ・アプリケーション向けとして最も低いトータル消費電力を実現しています。Arria® V デバイスは、従来世代のミッドレンジ FPGA に比べて平均で 40% の消費電力削減を実現します。
Arm* プロセッサー・ベースのカスタマイズ可能な SoC
インテルの SoC は、プロセッサー、ペリフェラル、メモリー・コントローラーで構成されるハード・プロセッサー・システム (HPS) を、高帯域幅インターコネクト・バックボーンによって FPGA ファブリックと統合することにより、システム消費電力、システムコスト、ボードスペースを低減します。HPS とインテルの 28nm 低消費電力 FPGA ファブリックの組み合わせは、Arria® V FPGA の柔軟性と豊富な DSP (デジタル信号処理) ブロックを備えた、アプリケーション・クラスの Arm* プロセッサーの性能とエコシステムを提供します。
機能
SoC FPGA ハード・プロセッサー・システム
インテルの SoC は、プロセッサー、ペリフェラル、メモリー・インターフェイスで構成される Arm* ベースのハード・プロセッサー・システム (HPS) を、高帯域幅インターコネクト・バックボーンによって FPGA ファブリックと統合しています。
インテル® Enpirion® 電源ソリューション
インテル® Enpirion® 電源ソリューションは、インテル® FPGA/CPLD/SoC 向けに開発され、検証済みの高周波 DC-DC 降圧コンバーターです。堅牢で使いやすい電源モジュールは、これまで電源の構築に必要だった構成の多くを統合し、ボード面積の削減と開発プロセスの簡素化を実現します。
デザインツール
インテルは、Arria® V FPGA シリーズの低出力デザインの構築に必要なツールを提供しています。
インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア
FPGA RTL 開発
今すぐ Arria® V デバイスでコーディング、フロア・プランニング、および消費電力の見積もりを始めましょう。
リファレンス・デザイン
Arria® V FPGA キットには、さまざまなデザイン例とリファレンス・デザインが用意されています。
すべての Arria® V FPGA デザインのリストについては、Design Store をご覧ください。
アプリケーション
ドキュメントとサポート
Arria® V のデザインに関する技術ドキュメント、ビデオ、トレーニング・コースを用意しています。