インテル® Core™ Ultra デスクトップ・プロセッサー (シリーズ 2) は、究極のデスクトップ PC およびエントリー・ワークステーション・プラットフォームです。最も要求の厳しい日常的なタスクで、新次元のインテリジェントなパフォーマンスを発揮するよう設計されています。
エンスージアスト・レベルの消費電力当たり性能
これらはデスクトップ PC 向けの高性能プロセッサーで、最大 24 個のコアを搭載する新しい P-core および E-core のアーキテクチャー、新しいオーバークロック1 機能とパフォーマンス・テクノロジーを備えています。
強力なオーバークロックおよび最適化テクノロジー1
オーバークロックのチューニング管理は、インテル® Core™ Ultra デスクトップ・プロセッサー (シリーズ 2) で改良されています。新しい MCP デザインでは、ダイ間インターフェイスのオーバークロックが可能になりました。また、オーバークロック率の精度が向上し、熟練したオーバークロック・ユーザーは 16.60GHz 刻みでオーバークロックを実施し、パフォーマンスを最大限に高めることが可能です。デュアル BCLK チューニングにより、ユーザーはコンピューティングと SoC ダイを個別にチューニングできます。一方、OEM 定義の新しい電圧制限により、ユーザーが指定されたしきい値を超えることを防止できます。
インテル® エクストリーム・メモリー・プロファイルは、DDR5 メモリー・オーバークロック機能を備えています。また、インテル® エクストリーム・チューニング・ユーティリティーは、動的な CPU チューニング、メモリー・チューニング、パフォーマンス監視を実現します。
AI パフォーマンスを高める新しい NPU
ニューラル・ネットワークは新しいアプリです。インテル® Core™ Ultra プロセッサーの AI アクセラレーターは、これらのニューラル・ネットワークの中心となる行列乗算を効率的に高速化するように設計されています。
インテル初の AI PC 向けデスクトップ・プロセッサーの紹介8
AI PC は、AI ワークロード用に開発されたインテルのハードウェア、ソフトウェア、テクノロジーを搭載し、顧客の AI 時代への入り口となります。
AI PC は、CPU、GPU、NPU が連携して最適なパフォーマンス、効率性、セキュリティーを実現するインテル® Core™ Ultra プロセッサーを採用しています。
特徴:9
NEW AI で強化されたセキュリティーのサポート
- McAfee
- Microsoft Defender
- Bufferzone
- Trend Micro
- Xcitium
NEW クライアントに最適化された LLM のサポート
- Microsoft Phi-2
- Day0 Phi-3 サポート
- LLaMa2-7B
- Day0 LLaMa3-8B サポート
- Mistral-7B
- Qwen 7B (PRC)
- ChatGLM3 6B (PRC)
広範囲に及ぶアプリの有効化
- 100 以上の ISV アプリケーションが対象
- 生産性、創造性、コラボレーションを向上させる 300 以上の AI 機能が対象
NEW ローカル・パーソナル・アシスタントのサポート
- Acer Sidekick
- Lenovo AI Now
- その他現在開発中
最新の接続テクノロジーを搭載
AI PC は、次世代の Wi-Fi と Bluetooth、最新の Thunderbolt™ テクノロジー、多数の PCIe レーンを備えたコネクテッド PC です。
機能 | メリット |
---|---|
内蔵の Wi-Fi 6E + Bluetooth® 5.3 のサポート | 強化された Wi-Fi パフォーマンスと、進歩した Bluetooth LE Audio をデスクトップ PC に提供。 |
ディスクリート・インテル® Wi-Fi 710 + Bluetooth® 5.4 のサポート | ワイヤレス接続の進化における次の段階である Wi-Fi 7 は、極めて高速、高い応答性、信頼性の実現を支えます。インテルの次世代の Bluetooth は、より広い範囲と高い品質を提供し、ユーザー体験を向上させます。 |
インテル® Connectivity Performance Suite11 | Wi-Fi 接続を継続的に最適化し、ビジネスに不可欠なアプリケーションを優先することで、内蔵の IT エキスパートとして機能します。 |
Thunderbolt™ 5 テクノロジー | 最大 120Gbps の送信帯域幅、デュアル 6K ビデオ機能、外付け SSD やその他のツール用に 2 倍の帯域幅を備えた、ゲーマーとクリエーター向けの最高水準の有線接続ソリューションです。 |
Thunderbolt™ 4 テクノロジー | 統合された Thunderbolt™ 4 テクノロジーは、幅広いアクセサリーを接続する最もシンプルで信頼性の高いケーブル・ソリューションを提供し、優れたパフォーマンスを発揮します。 |
Thunderbolt™ シェア12 | Thunderbolt™ テクノロジーの速度で 2 台の PC の画面、キーボード、マウス、ストレージ、ファイルを共有し、高速かつ効率よく、さまざまな作業を簡単に行えるようになります。 |
拡張された I/O | 最大 20 の PCIe 5.0 レーンと増加したチップセットの PCIe 4.0 レーン。 |
インテル® Killer™ ネットワーキング | 増強されたパフォーマンスを提供し、シームレスで臨場感あふれるゲームプレイを可能にします。 |
さらなるパフォーマンス向上 |
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---|---|---|
世代間の比較 | 世代間の比較 | インテル® Core™ Ultra プロセッサーと競合製品の比較 |
最大限 29%インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー (285K) のマルチスレッドの浮動小数点パフォーマンスがより高速 (推定)16 17 |
最大限 19%インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー (285K) の最大スレッド CPU プロファイルのパフォーマンスがより高速16 18 |
最大限 22%AMD Ryzen 9 9950X プロセッサーと比較して、マルチスレッドのパフォーマンスがより高速 (推定)19 20 |
概要
機能 | メリット |
---|---|
パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー25 | 2 つの全く新しいコア・マイクロアーキテクチャーを単一のダイに統合し、ワークロードの分配に優先順位を付けてパフォーマンスを最適化します。 |
インテル® スレッド・ディレクター4 | OS スケジューラーが、ワークロードをインテリジェントに最適なコアに分配することで、ワークロードを最適化します。 |
NPU | ニューラル・プロセシング・ユニットとは、AI とマシンラーニングのタスクを処理するために構築されたプロセッサーです。一部のインテル® Core™ Ultra プロセッサーには、CPU、GPU、NPU が含まれています。 |
TOPS7 | 1 秒当たり実行可能な演算数を兆で表したもの。ソフトウェアとワークロードで 100% の効率性を実現した場合に AI アクセラレーターが達成できる理論上の最大値を計算した技術的仕様。 |
インテル® Xe LPG グラフィックス・アーキテクチャーを採用したインテル® グラフィックス5 | 低消費電力および消費電力当たり性能の向上に最適化された専用のグラフィックス・アーキテクチャー。豊富なメディアおよびインテリジェントなグラフィックスの機能により、拡張したビジュアルの複雑性、強化された 3D パフォーマンス、高速な画像処理を実現します。 |
インテル® スマート・キャッシュ | P-cores、E-cores、および該当のプロセッサー・グラフィックス間で共有する際の、CPU メモリー・キャッシュ方法です。 |
インテル® エクストリーム・チューニング・ユーティリティー (インテル® XTU)1 | チューニングとオーバークロック向けの精密ツールセットで、プロセッサーのオーバークロック機能を備えています。初心者から経験豊富なユーザーまで、オーバークロック対応プロセッサーをさらに活用できるようになります。 |
インテル® エクストリーム・メモリー・プロファイル (インテル® XMP) 3.01 | 互換性のある DDR5 メモリーモジュールをオーバークロックし、インテル® Core™ Ultra プロセッサー搭載 PC に内蔵されたゲーム機能を強化できます。 |
インテル® スピード・シフト・テクノロジー | CPU の周波数をより細かく制御し、最大動作周波数まで素早くオーバークロックできます。 |
インテル® ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 | プロセッサーの最速コアを識別し、電力、温度、ワークロードの許容範囲で重要なワークロードを割り当てます。 |
インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0 | 負荷ピーク時にプロセッサーとグラフィックスのパフォーマンスを引き上げます。電力、電流、温度の仕様限界未満で動作しているプロセッサー・コアを、自動的に定格の動作周波数よりも高速で動作させることができます。 |
インテル® ダイナミック・チューニング・テクノロジー26 | アプリケーション・リソースの最適化をリアルタイムで決定し、割り当てられる新しいポリシーで、使用モードと温度に基づいて電力ポリシーをインテリジェントに調整する電力最適化ツール。 |
インテル® アプリケーション・オプティマイゼーション26 | インテル® ダイナミック・チューニング・テクノロジー (インテル® DTT) 内のソフトウェア・ポリシーの 1 つで、アプリケーション・リソースの最適化をリアルタイムで決定し、指示します。 |
インテル® ディープラーニング・ブースト | VNNI の使用に最適化されたディープラーニング・ワークロードの推論パフォーマンスを大幅に向上させます。 |
インテル® サーマル・ベロシティー・ブースト | プロセッサーの温度が 70°C 以下で、かつターボ機能に割り当てられる電力がある場合に、一部のインテル® Core™ Ultra デスクトップ・プロセッサーのクロック周波数を可能な範囲で自動的に最大 100MHz に高めます。 |
インテル® アダプティブ・ブースト・テクノロジー | 電力、温度、ワークロードの許容範囲で、定格周波数より高速に実行するために、プロセッサーをインテリジェントにブーストします。 |
インテル® ガウス & ニューラル・アクセラレーター 3.5 | ニューラル・ネットワークによるノイズ除去など AI によるスピーチおよびオーディオ・アプリケーションを処理するとともに、システム全体のパフォーマンスと応答性の向上のために CPU リソースを開放するように設計されています。 |
Thunderbolt™ 5 テクノロジー | シンプルで信頼性の高い接続を実現して驚異的なパフォーマンスを提供する次世代のユニバーサル・ケーブルの接続性。 |
Thunderbolt™ 4 テクノロジー | インテルが開発した接続規格で、単一の接続で電力、データ、ビデオ信号を伝送します。Thunderbolt™ テクノロジー認証は、ケーブル、PC、アクセサリー向けの必要な最小要件を設定し、デバイスやベンダー全体でのより高い信頼性と相互運用性を確立します。 |
Thunderbolt™ シェア12 | 超高速の PC 間接続体験を実現します。 |
ディスクリート Wi-Fi 7 のサポート10 | ワイヤレス接続の進化における次のステップは、究極のスピード、応答性、信頼性の提供に役立つことです。 |
インテル® Connectivity Performance Suite11 | 各ユーザーの個別の状況に応じてパーソナライズされたネットワーク体験を生み出し、優先度の低いトラフィックよりも優先度の高いトラフィックを自動的に優先させることで、PC ネットワーキングのパフォーマンスを向上させるソフトウェア・ソリューションです。 |
K シリーズ一覧
プロセッサー・ブランド文字列と数字27 |
インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 285K |
インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265K |
インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF |
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 245K |
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 245KF |
|
---|---|---|---|---|---|---|
プロセッサー・コア (P+E)28 |
1S (8+16) |
20 (8+12) |
20 (8+12) |
14 (6+8) |
14 (6+8) |
|
プロセッサーのスレッド数 |
1S |
20 |
20 |
14 |
14 |
|
インテル® スマート・キャッシュ (L3、MB) |
36 |
30 |
30 |
1S |
1S |
|
合計 L2 キャッシュ |
40 |
36 |
36 |
26 |
26 |
|
インテル® サーマル・ベロシティー・ブーストの動作周波数 (GHz)2 |
最大 5.70 |
N/A |
N/A |
N/A |
N/A |
|
インテル® ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 使用時の動作周波数 (GHz)2 |
最大 5.60 |
最大 5.50 |
最大 5.50 |
N/A |
N/A |
|
P-core のターボ時最大周波数 (GHz)2 |
最大 5.50 |
最大 5.40 |
最大 5.40 |
最大 5.20 |
最大 5.20 |
|
E-core のターボ時最大周波数 (GHz)2 3 |
最大 4.60 |
|||||
P-core の基本動作周波数 (GHz) |
3.70 |
3.90 |
3.90 |
4.20 |
4.20 |
|
E-core の基本動作周波数 (GHz)3 |
3.20 |
3.30 |
3.30 |
3.60 |
3.60 |
|
オーバークロック対応1 |
Yes |
|||||
プロセッサー・グラフィックス5 |
インテル® グラフィックス |
インテル® グラフィックス |
N/A |
インテル® グラフィックス |
N/A |
|
CPU PCIe レーン数 |
1S |
|||||
最大メモリー速度 (MT/s)6 |
DDR5-6400 |
|||||
メモリーチャネル |
2 |
|||||
最大限のメモリー容量6 |
192 |
|||||
プロセッサーの基本消費パワー (W) |
125 |
|||||
最大消費電力 (ターボ時) (W) |
250 |
250 |
250 |
159 |
159 |
|
信頼性、可用性、保守性29 |
有効 |
有効 |
無効 |
有効 |
無効 |
|
インテル® SIPP30 |
Yes |
○ |
☓ |
○ |
☓ |
|
インテル® ISM29 31 |
Yes |
|||||
ボックス版 |
Yes |
メインストリーム SKU 一覧
プロセッサー・ブランド文字列と数字27 |
インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 285 |
インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265 |
インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265F |
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 245 |
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 235 |
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225 |
インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 225F |
---|---|---|---|---|---|---|---|
プロセッサー・コア (P+E)28 |
1S (8+16) |
20 (8+12) |
20 (8+12) |
14 (6+8) |
14 (6+8) |
10 (6+4) |
10 (6+4) |
プロセッサーのスレッド数 |
1S |
20 |
20 |
14 |
14 |
10 |
10 |
インテル® スマート・キャッシュ (L3、MB) |
36 |
30 |
30 |
1S |
1S |
20 |
20 |
合計 L2 キャッシュ |
40 |
36 |
36 |
26 |
26 |
22 |
22 |
インテル® サーマル・ベロシティー・ブーストの動作周波数 (GHz)2 |
最大 5.60 |
N/A |
N/A |
N/A |
N/A |
N/A |
N/A |
インテル® ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 使用時の動作周波数 (GHz)2 |
最大 5.50 |
最大 5.30 |
最大 5.30 |
N/A |
N/A |
N/A |
N/A |
P-core のターボ時最大周波数 (GHz)2 |
最大 5.40 |
最大 5.20 |
最大 5.20 |
最大 5.10 |
最大 5 |
最大 4.90 |
最大 4.90 |
E-core のターボ時最大周波数 (GHz)2 3 |
最大 4.60 |
最大 4.60 |
最大 4.60 |
最大 4.50 |
最大 4.40 |
最大 4.40 |
最大 4.40 |
P-core の基本動作周波数 (GHz) |
2.50 |
2.40 |
2.40 |
3.50 |
3.40 |
3.30 |
3.30 |
E-core の基本動作周波数 (GHz)3 |
1.9 |
1.80 |
3 |
2.90 |
2.70 |
2.70 |
2.70 |
オーバークロック対応1 |
No |
||||||
プロセッサー・グラフィックス5 |
インテル® グラフィックス |
インテル® グラフィックス |
N/A |
インテル® グラフィックス |
インテル® グラフィックス |
インテル® グラフィックス |
N/A |
CPU PCIe レーン数 |
1S |
||||||
最大メモリー速度 (MT/s)6 |
DDR5 - 6400 |
||||||
メモリーチャネル |
2 |
||||||
最大限のメモリー容量6 |
192 |
||||||
プロセッサーの基本パワー (W) |
65 |
||||||
最大消費電力 (ターボ時) (W) |
182 |
182 |
182 |
121 |
121 |
121 |
121 |
信頼性、可用性、保守性29 |
Yes |
○ |
☓ |
○ |
○ |
☓ |
☓ |
インテル® SIPP30 |
Yes |
○ |
☓ |
○ |
○ |
☓ |
☓ |
インテル® ISM2931 |
Yes |
○ |
☓ |
○ |
○ |
☓ |
☓ |
ボックス版 |
Yes |
○ |
○ |
☓ |
○ |
○ |
○ |