2021年12月に、Solidigm [www.solidigmtechnology.com], a subsidiary of SK hynix, はインテル® NAND SSD 製品を含む NAND 事業を Intel Corporation から買収しました。従来のインテルの資料は、移行が完了するまで提供されます。
広範囲のワークロードで、今日のデータセンターのパフォーマンス、管理機能、I/O 要件に対応します。
144 層 TLC インテル® 3D NAND テクノロジーで構築されているインテル® SSD D7-P5510 は、オールフラッシュ・アレイ向けにパフォーマンスと容量が最適化され、IT 効率とデータのセキュリティーを向上させる設計になっています。インテル® SSD D7-P5510 は、エンタープライズ向けおよびクラウド環境向けに低レイテンシー、強化された管理機能、スケーラビリティー、クリティカルな新しい NVMe* 機能を提供するインテル® PCIe* 4.0 コントローラーとファームウェアを搭載しています。
U.2 15mm フォームファクターのこの SSD は、1 DWPD で 3.84TB および 7.68TB (書き込み耐久性あり) を実現します。
低レイテンシーによるパフォーマンスの向上
インテル® SSD D7-P5510 シリーズは期待通りの高速性、高パフォーマンスを実現し、オールフラッシュ・アレイを大幅に高速化します。パフォーマンスが最適化された D7-P5510 は、前の世代のインテル® SSD と比較して、最大 2 倍のシーケンシャル・リード・パフォーマンス1、50% 低いレイテンシー2および 50% 向上した混合ワークロード IOPS (70% リード、30% ライト)3 を実現します。
さらに、新しい TRIM アーキテクチャーにより、データセット管理コマンドが使用される実環境のワークロードのパフォーマンスが向上します。最適化された TRIM アーキテクチャーは、同時 TRIM においてパフォーマンスと QoS を改善しつつ、ワークロードに干渉することなくバックグラウンド・プロセスとして動作します。ドライブの耐久性目標達成に役立つライト・アンプリフィケーション (書き込み増加量) の削減により、TRIM 処理が改善されます。
ドライブのパフォーマンス、IT 効率、データのセキュリティー、管理機能に関するファームウェアの強化
インテル® SSD D7-P5510 では、データ中心の世界で IT 効率とデータセキュリティーを向上させるため、ファームウェアの機能が多数強化されています。
動的な複数の名前空間によりランタイム・プロビジョニングとストレージ管理が強化されます。単一の小さな名前空間を備えたオーバープロビジョニング・ドライブにより、耐久性とランダム書き込み性能が向上します。4
- 拡張 LBA フォーマットのサポートにより、ホスト・ソフトウェアはペイロード・データと共に、メタデータの受け渡しと情報の保護を柔軟に実行します。インテル® SSD D7-P5510 は、512/520/4096/4104/4160B のサイズの VSS をサポートします。
- Scatter Gather List (SGL) では、ホストにデータを配置する必要性を排除することでパフォーマンスを向上します。
- インバンドメカニズムとアウトバンド・アクセスを利用して、I/O データフローを混乱させることなくドライブの状態を報告するスマート・モニタリングが強化されています。
- デバイスのセルフテストは、デバイスの期待通りの動作を確保することで顧客体験を向上させます。ホストシステムがストレージ・デバイス (SSD) の適切な動作を確認するためのテスト (SMART チェック、揮発性メモリー・バックアップ、NVM 整合性、ドライブ寿命などのテスト実行をリクエストできます。
- テレメトリーにより幅広い種類の保存データへのアクセスが可能になり、インテリジェントなエラー追跡やロギングなどの機能も使えます。これにより問題の検出と緩和への信頼性は高まり、認定サイクルの加速化に役立つため、IT 効率が向上します。
- TCG Opal* 2.0、設定可能な名前空間ロック、NVM のサニタイズとフォーマットなどの高度なセキュリティー機能にも対応しています。
- セルフテスト機能が搭載されたパワーロス・イミネント (PLI) 保護スキームでは、システムの電源が突然失われた場合でも、データの喪失を防ぐことができます。エンド・ツー・エンドのデータパス保護スキームと組み合わせた 5PLI 機能により、システムレベルの不具合から起こるデータ破損が許されない強靭なデータセンターへの導入も容易になります。
NAND テクノロジーの業界リーダー
144 層のインテル® 3D NAND テクノロジーは業界トップの面密度6とデータ保持能力7を有しており、企業ユーザーが自信を持ってストレージ・アレイを拡張し、成長するニーズに対応することができます。ソフトウェアによって定義されるハイパーコンバージド・インフラストラクチャーの急速な採用により、運用上の信頼性を維持しながら効率を最大化し、既存のハードウェアを活性化し、サーバーの俊敏性を増やすための要件が増大します。
エンタープライズ・サーバーの業界上位の製造企業では、スケーラブルなパフォーマンス、低レイテンシー、継続的なイノベーションにより、PCIe* / NVMe* ベースの SSD を採用することで対応しています。AI および Analytics などのますます I/O 負荷の高いワークロードの需要に対応することは、企業戦略の中核的要素になっています。