インテル® Arc™ Pro A シリーズ・グラフィックス
インテルによるプロ用 GPU、インテル® Arc™ Pro A シリーズのグラフィックスをご紹介します。レイ・トレーシング・ハードウェア、グラフィックス・アクセラレーション、そして機械学習機能を内蔵したインテル® Arc™ グラフィックスは、柔軟性の高いビューポート、最新のビジュアル・テクノロジー、そしてリッチなコンテンツ作成をモバイルおよびデスクトップのフォームファクターにまたがって統合しました。
プロフェッショナルなグラフィックスがここから始まる
プロフェッショナルなグラフィックス
ワークステーション向けの最新インテル® Arc™ Pro A シリーズ GPU をご覧ください。
やや大きいデュアルスロットの形で、強化されたパフォーマンスとメモリー帯域幅を実現しているインテル® Arc™ Pro A40 から一段上の GPU です。
標準のシングルスロットのカードに、実際のパフォーマンスの向上、高度化した AI とレイ・トレーシング (RT) ユニット、および拡張されたメモリー帯域幅を備え、インテル® Arc™ Pro A40 およびインテル® Arc™ A50 GPU からの大幅なステップアップを実現します。
モバイル・ワークステーションでプロ向けグラフィックスの安定性が必要な際に、どこにいてもインテル® Arc™ Pro グラフィックスのパワーと機能性を活用できます。
ソフトウェア認証
インテルは何百ものソフトウェア会社と長年にわたり連携しており、この比類なき経験がインテル® Arc™ Pro A シリーズのグラフィックス・カードにも活かされています。認証は皆さんにとって重要であるのと同様に、インテルにとっても重要なのです。
レイ・トレーシング
グラフィックス・カードは、単にピクセルを画面に出力するだけではなく、美しい画像の作成を加速する必要があります。インテル® Arc™ Pro A シリーズのグラフィックスに内蔵されたレイ・トレーシング・ハードウェア技術により、対応するソフトウェアでこうした新たなプロのワークフローの探求を始めることができます。通常、レイ・トレーシングは高価な GPU のみで利用可能なものと考えられていますが、インテル最新のグラフィックス・カード・シリーズはこうした考えを打ち破ります。
小型カードで複数の大型ディスプレイ
インテル® Arc™ Pro A40 およびインテル® Arc™ Pro A50 GPU はコンパクトに凝縮された形にもかかわらず、高性能の小型フォームファクター (SFF) カードで最大 4 台の超大型ディスプレイをサポートし、ワークフローの効率を向上します。これより優れているのは、より強力な最新のインテル® Arc™ Pro A60 という標準シングルスロットのグラフィックス・カードです。さらにハイダイナミック・レンジ (HDR) とオーディオもサポートしているので、ソーシャルメディアで映えるマルチディスプレイ環境を自宅や職場で構築するために必要なものがすべて揃います。
プロ用の解像度をサポート
インテルのディスクリート GPU は、超高解像度 (UHD) およびウルトラワイド UHD ディスプレイの解像度 (HDR 対応) をサポートしています。ノートブック PC に依存しますが、インテルのノートブック PC 用グラフィックス・カードも同じ解像度をサポートできます。
超高解像度 60 Hz
7680x4320
ウルトラワイド HD 240Hz
5120x1440
超高解像度 120Hz
5120x2880
超高解像度 60Hz
3820x2160
最新のビューポート・テクノロジーをサポート
プロ用ソフトウェアはさまざまなビューポート API 言語を使用します。ですからインテルのグラフィックスは、幅広いテクノロジーに最適化されています。カードのパフォーマンスを最大限に絞り出しつつ、全体的な安定性を決して下げないよう、インテルは長きにわたりパートナーと協力しています。
高解像度のテクスチャーとレイ・トレーシング (DXR) に関する Microsoft による最新規格で、ビューポートとリアルタイム・ソフトウェア内のビジュアルが改善しています。
ヘテロジニアス・コンピューティング (2 種類以上のプロセッサーやコアを持つシステム) 用の API です。
3D グラフィックスおよびコンピューティング用のクロスベンダー、クロスプラットフォーム API である Vulkan は、レイ・トレーシングなどの高度な機能をサポートしています。
Dolby Vision もサポート
インテル® Arc™ Pro GPU シリーズに搭載された専用ハードウェア・デコーディングにより、Dolby Vision は対応するディスプレイでより深い奥行き、鋭いコントラスト、豊かな色彩を表現できるよう支援します。Dolby Vision は、サービス、ディスプレイ・デバイス、およびプラットフォームに基づいて画質を動的に最適化することによって HDR テクノロジーの潜在能力を最大限に引き出し、常に圧倒的なビジュアルを提供します。
素晴らしい帯域幅。高速レーンの削減なし
ワークステーションのグラフィックス・カードにおいて、帯域幅は重要な検討事項です。選択を誤ればプロの作業フローを遅らせかねません。ですから私たちは、小型フォームファクター (SFF) のインテル® Arc™ Pro A シリーズ GPU が最新の PCIe 4.0 x8 システムをサポートするようにしつつ、下位互換性も損なわないようにしました。より大きなカードは PCIe 4.0 x16 をサポートし、パフォーマンスも向上しています。競争力のある高帯域幅の速度はグラフィックス・メモリーをさらに強化するので、プロジェクトのデータはソフトウェアからより速くアクセスできます。
AV1 のフルサポート
AV1 のフル・ハードウェア・アクセラレーション ソフトウェア・エンコードと比較して、インテル® Arc™ グラフィックスによりハードウェア・エンコードを 4.4 倍高速化します。1
AI に手が届く
この GPU シリーズは、必要に応じて専用 AI アクセラレーションで互換性のある AI ツールをサポートするなど、優れたテクノロジーを幅広く備えています。
仕様
|
インテル® Arc™ Pro A40 GPU | インテル® Arc™ Pro A50 GPU |
インテル® Arc™ Pro A60 GPU |
---|---|---|---|
ピーク FP32 スループット2 |
単精度で最大 5.02TFLOPS |
単精度で最大 5.02TFLOPS |
単精度で最大 10.04TFLOPS |
Xe-core |
8 |
8 |
16 |
レイ・トレーシング・ユニット | 8 | 8 | 16 |
メモリー |
6GB GDDR6 |
6GB GDDR6 |
12GB GDDR6 |
ディスプレイ出力 |
4x オーディオ対応および Dolby Vision サポートの mini-DP 2.0 |
4x オーディオ対応および Dolby Vision サポートの mini-DP 2.0 |
4x オーディオ対応および Dolby Vision サポートの DP 2.0 |
一般 |
低背のシングルスロット・フォームファクターで最大消費電力 50W |
低背のデュアルスロット・フォームファクターで最大消費電力 75W |
シングルスロット・フォームファクターで最大消費電力 130W |
|
|
インテル® Arc™ Pro A30M GPU |
インテル® Arc™ Pro A60M GPU |
---|---|---|
ピーク FP32 スループット2 |
単精度で最大 4.20TFLOPS |
単精度で最大 9.42TFLOPS |
Xe-core |
8 |
16 |
レイ・トレーシング・ユニット | 8 | 16 |
メモリー |
4GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
ディスプレイ出力3 |
最大 4 台のディスプレイをサポート |
最大 4 台のディスプレイをサポート |
概要3 |
最大消費電力 35~50W、ISV ソフトウェア認証 |
最大消費電力 65~95W、ISV ソフトウェア認証 |
|
追加機能とテクノロジー
プロフェッショナルなワークステーション GPU は、ハードウェア以外の技術も優れています。あなたが利用できるインテル® Deep Link のイノベーションについて、一部ご紹介します。
ハイパー・コンピューティング
インテル® CPU と GPU を組み合わせた力を活用してマルチエンジンのコンテンツ作成を可能にし、さらに優れたパフォーマンスを引き出します。ハイパー・コンピュートは、画像処理中の機械学習サービスなどのタスクで、インテルの CPU および GPU プラットフォーム上で利用可能なあらゆるコンピューティング・エンジンや AI アクセラレーターを利用します。
ダイナミック・パワー・シェアリング
ノートブック PC の CPU と GPU との間でインテリジェントに電力を振り分け、タスクのパフォーマンスを向上させることができます。スマートなアルゴリズムによって制御されている統合パワー・エンベロープが、インテル® Core™ プロセッサーとインテル® ARC™ グラフィックス・カードのどちらか必要な方に電力を分配します。
ハイパーエンコード
プロジェクトがエクスポートされるまでの待ち時間を短縮できます。ハイパーエンコードは、ノートブック PC やデスクトップ・システム内でインテル® Core™ プロセッサーとインテル® ARC™ グラフィックス・カードに搭載された複数のメディアエンジンにより実現されます。
イノベーションの歴史
インテルは、今ではワークフローにおいて当たり前になっているような、業界のさまざまなイノベーションの開発を支援してきました。
USB
1994 年、インテルはユニバーサル・シリアル・バス (USB) 仕様の最初の内部ドラフトを作成しました。その 2 年後、USB は「プラグ・アンド・プレイ」規格として正式に公開され、ユーザーが PC に周辺機器を追加することが容易になりました。
Thunderbolt™ テクノロジー
2011年、インテルは Thunderbolt™ テクノロジーの第 1 世代を発表しました。Apple との特別なコラボレーションで開発された Thunderbolt インターフェイスは、単一のケーブルを介して高速なデータ転送と高解像度のディスプレイを実現し、より小型でスタイリッシュなデバイスの、周辺機器への接続をより簡単にする道を開きました。
ハイパースレッディング
2002年、インテル® ハイパースレッディング・テクノロジーを公開し、当時最新バージョンの Pentium® 4 プロセッサーに搭載しました。ハイパースレッディングにより、1 つのプロセッサー上で情報のスレッドを複数同時に実行できるようになりました。このテクノロジーは、Pentium 4 のパフォーマンスを最大 25% 向上させました。
こちらもご覧ください
インテル® Arc™ グラフィックスは、ゲーム、クリエイター、プロフェッショナルなワークロードのどれにおいてもパフォーマンス面で優れた選択肢です。非ワークステーション向けのインテル® GPU や、強力なインテル® CPU もご覧ください。
ゲーム・グラフィックス
インテル® Arc™ A シリーズ・グラフィックスは、強化されたゲームにふさわしいパワーを発揮します。
ワークステーション
インテル® CPU を搭載したワークステーションで、ワークフローを加速しましょう。
クリエーター向けグラフィックス
待ち時間を減らし、作業により多くの時間を費やしましょう。
通知および免責事項
性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、www.Intel.com/PerformanceIndex (英語) を参照してください。
性能の測定結果は、構成情報に記載された日に実施したテストに基づいています。また、現在公開中のすべてのセキュリティー・アップデートが適用されているとは限りません。構成の詳細については、補足資料を参照してください。絶対的なセキュリティーを提供できる製品やコンポーネントはありません。
インテルは、サードパーティーのデータについて管理や監査を行っていません。正確さを評価するには、他のソースを参照する必要があります。
© Intel Corporation.Intel、インテル、Intel ロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporation またはその子会社の商標です。その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
免責事項
インテル® Arc™ グラフィックスが、AV1 エンコードをサポート (2022年第 1 四半期時点) できると同時に、他のすべての主要コーデック、オンボード搭載の AI アクセラレーター、レイ・トレーシング・コア、ベクターエンジン、Direct X12 Ultimate をサポートする市場初の製品であるという事実に基づいています。
最大クロック周波数と最高精度動作スループットで定義されています。実際の結果は異なります。
ノートブック PC の実装は、異なる場合があります。