インテル、PCIe 5.0 と CXL 接続を備えた初の FPGA 製品、R タイル搭載 Intel Agilex® 7 FPGA を量産出荷

インテルは、シームレスな統合と最高クラスの広帯域幅プロセッサー・インターフェイスにより、顧客のワークロード加速を推進します。

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  • 2023年5月22日

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インテルは 2023年5月、R タイルチップを搭載したインテル Agilex 7 を出荷すると発表しました。フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイは、初の PCIe 5.0 および CXL 機能を備え、これらのインターフェイスをサポートするハード知的財産を備えた唯一のFPGAです。(Credit: Intel Corporation)

最新情報: インテルのプログラマブル・ソリューションズ事業本部は本日、生産認証済み R タイル搭載 Intel Agilex® 7 FPGA デバイスの量産出荷を発表しました。PCIe 5.0 と CXL 接続を備えた初の、そしてハード Intellectual Property (IP) としてこれらのインターフェイスをサポートする唯一の FPGA 製品が提供されます。

「顧客からは、現行のワークロードを効率的に管理できるだけでなく、ニーズの変化に合わせて機能や動きを切り替えることができる、拡張性とカスタマイズ性を備えた最先端のテクノロジーが求められています。Intel Agilex® FPGA は、インテルの顧客が必要としているスピード、電力効率、機能性を兼ね備えたプログラマブル・イノベーションに加え、将来的にも対応できる柔軟性と耐障害性を提供する製品です。例えば、R タイルを活用することで、PCIe Gen 5 と CXL を介し、ソフトウェアやデータ分析を高速化して、処理にかかる時間を数時間から数分に短縮できるようになります」

— Shannon Poulin、インテル コーポレーション 副社長 兼 プログラマブル・ソリューションズ事業本部 本部長

重要な理由: データセンター、通信、金融サービスと幅広い業界にわたり多くの企業が、限られた時間と予算の中で電力要件を満たす、柔軟性の高いプログラマブルで効率的なソリューションとしての FPGA に注目しています。R タイルを備えた Intel Agilex® 7 FPGA を使用することで、FPGA をシームレスに第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーなどのプロセッサーと接続し、最高レベルの広帯域幅プロセッサー・インターフェイスを介して、目的のデータセンターや高性能の演算ワークロードを加速できます。Intel Agilex® 7 FPGA のコンフィグレーション可能な拡張性の高いアーキテクチャーにより、顧客は固有のニーズに基づいて、ハードウェアの速度で大規模にカスタマイズしたテクノロジーを短期間のうちに導入することができるため、全体的な設計コストの削減、開発工程の短縮、最適なデータセンター性能の達成を推進できます。

仕組み: R タイル搭載 Intel Agilex® 7 FPGA は、競合の FPGA 製品と比べて 2 倍高速な PCIe 5.0 帯域幅と、ポート当たり 4 倍の CXL 帯域幅という、トップレベルの性能を提供します。Meta とミシガン大学が公開しているホワイトペーパー では、CXL メモリー対応の FPGA を第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載サーバーに追加することで、透過型ページ配置 (TPP) の効率的なページ配置によって Linux のパフォーマンスが最大 18% 向上することが示されました。また、UnifabriX は独自の CXL 対応スマート・メモリー・ノードを複数の性能ベンチマークで評価するデモを実施。その中の 1 つ、共役勾配法による High-Performance Conjugate Gradient (HPCG) ベンチマーク・スコアでは、コア数が 2 倍の第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーをハイパフォーマンス・コンピューティング (HPC) のワークロードに使用した場合、28% の性能向上が確認されています。

詳細情報: 製品の詳しい情報および購入方法については、こちらの ブログ を参照してください。