クライアント分析を使用した Wi-Fi ネットワークの最適化
毎日何千人ものインテルの従業員が、社内 Wi-Fi ネットワークに接続しています。接続の問題が発生すると、生産性とユーザー体験 (UX) の両方に悪影響を及ぼします。インテル IT 部門はネットワークのパフォーマンスを最適化するためにあらゆる努力を払っています。それでも、従来のネットワーク監視ソリューションではネットワーク・インフラストラクチャーの観点からしか問題が報告されないため、最近まではクライアントの挙動を把握することがほとんどできませんでした。それと同時に、エンドポイント IT ツールはオペレーティング・システムのデータに限定されています。
PC 向け Wi-Fi 製品で市場を席巻してきたインテルのクライアント・コンピューティング製品グループは、Intel Connectivity Analytics テクノロジーを開発しました。この製品グループが、エンタープライズ向け Wi-Fi ネットワーク・インフラストラクチャー・サプライヤーとして有名な Cisco と インテルの IT 部門と連携し、Intel Connectivity Analytics を活用した魅力的なユースケースとソリューションを開発しました。インテル IT 部門は、製品フィードバックと自社のエンタープライズ環境におけるこのテクノロジーの実用的な活用例を提供し、インテルのネットワーク・インフラストラクチャーにおけるユースケースの最適化を支援しました。インテルの提供した情報により、より迅速なトラブルシューティング、平均修復時間 (MTTR)、ネットワーク総所有コストの削減、UX の向上など、望ましいビジネス成果を達成するために必要なデータと分析をより明確に定義できるようになりました。
インテル IT 部門は現在、Cisco Catalyst Center (旧 Cisco DNA Center) とクラウド・ダッシュボードを通じて提供される Intel Connectivity Analytics を活用し、インテルの Wi-Fi ネットワーク管理の改善を図っています。また、Intel Connectivity Analytics のユースケースを拡大し、AI を活用した IT 運用 (AIOps) をさらに強化するため、エコシステム全体と連携しています。一部のケースでは、15 分以上かかっていたクライアント側のトラブルシューティング所要時間を 10~15 秒に短縮しました。同様に、ユビキタス・ネットワークの問題の根本原因を特定する作業についても、かつては数日かかっていたのが、今では数秒で完結します。
ほかの IT 部門についても、Wi-Fi 向け Intel Connectivity Analytics を搭載した IT ツールの導入を検討することをお勧めします。このツールはインテル® Wi-Fi アダプターに内蔵されており、ソフトウェアのインストールやメンテナンスは必要ありません。Cisco やその他の Intel Connectivity Analytics Program のメンバーが利用できます。
さらに現在、インテル クライアント・コンピューティング製品グループと連携して、PC エージェントを介してデータをクラウドと共有する Intel Connectivity Analytics の追加製品の開発を進めています。その追加製品では、Thunderbolt™ テクノロジー、Bluetooth、イーサネットなど、Wi-Fi 以外にも接続分析の範囲が拡張されます。