初めての OpenVINO™ ツールキット・ハンズオン
「初めての OpenVINO™ ツールキット・ハンズオン」は、 OpenVINO™ ツールキットに初めて触れる方向けに、インテルが開催するステップ・バイ・ステップで学べるトレーニング・プログラムです。
AI アプリケーション開発をしてみたい方や、AI ソリューションに興味ある方は、ぜひこのハンズオンにご登録ください。
開発者の方ですか?
インテル® デベロッパー・ゾーン (Intel® DZ) で、AI およびビジョン向けの基本ソフトウェアを使用して生産の実現を加速します。1
未来のテクノロジーが今ここに
ビジネスの現場を観察すると多くのことが分かります。例えば、店舗内を顧客がどう移動しているか、どの商品をチェックしているか、製品ラインのどこが停滞しているか、どの在庫を補充する必要があるかなどです。といっても、ビジネスの現場を人間が常時観察するというわけにはいきません。コンピューター・ビジョンの出番です。
インテル® テクノロジーには、企業が今すぐ現場に導入できるビジョン・ソリューションがあります。今後の使用事例にも対応できる柔軟性も備えています。企業はその規模の大小を問わず、コンピューター・ビジョンを使って、エッジデバイス (カメラなど)、エッジサーバー、クラウドで AI を活用できます。
コンピューター・ビジョンの概要
コンピューター・ビジョンは、カメラ、エッジ・コンピューティング、クラウドベースのコンピューティング、ソフトウェア、人工知能 (AI) を併用し、システムが物体を「識別して」特定するためのものです。インテルには、汎用処理用の CPU、コンピューター・ビジョン用の CPU、高速化のためのビジョン・プロセシング・ユニット (VPU) など、AI を実現するテクノロジー・ポートフォリオが豊富にあります。コンピューター・ビジョン・システムは、さまざまな環境で役立ちます。物体や人物を瞬時に認識し、オーディエンス統計情報を分析し、製品を検査するといったことが可能です。
コンピューター・ビジョンはディープラーニングを利用して、画像処理や分析においてシステムをガイドするニューラル・ネットワークを形成します。インテル® ディストリビューションの OpenVINO™ ツールキットに含まれているなど、畳み込みニューラル・ネットワーク (CNN) 技術は、画像の分類と物体検出のディープラーニング・推論を可能にします。コンピューター・ビジョン・モデルを十分に調整すれば、物体の識別、人物の検出と認識、動きの追跡さえ可能です。
インテルの各種プロセッサーを生かして推論アプリケーションの開発を手軽に始められる「OpenVINO™ ツールキット」
データセンターからネットワーク、エッジまでのさまざまな場所で、インテル® プロセッサーを活用した AI 推論処理が実行されています。こうしたハードウェアの側面と合わせて、インテルが AI をより迅速かつ簡単に活用できるように力をいれているソフトウェア面と開発環境について、インテルのエキスパートが解説します。
Claro360、AI ビジョンで安全な空間を実現
Claro360 はインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーで、インテリジェント・ビジョン・テクノロジーの迅速な導入と安全な小売店舗環境を実現します。
Claro360 のプラットフォームは、既存のビデオ監視をよりインテリジェントな方法で使用してスマートビデオ解析を行い、市場において独自の立ち位置を確立しています。
OpenVINO™ ツールキット・トレーニング
インテルが提供する CPU、内蔵 GPU、インテル® FPGA、インテル® Movidius™ VPU などのさまざまなハードウェアでディープラーニング推論をより高速に実行するためのソフトウェア開発環境 / ライブラリー・スイートである OpenVINO™ ツールキットを学んでいただくためのオンライン・トレーニングです。
OpenVINO™ ツールキットの主な機能と、ディープラーニング・モデルの汎用的な API によるアプリケーションへの組み込み、推論アクセラレーターの利用、推論処理のさらなる最適化について学習できます。
参加対象者: ディープラーニングでのアプリケーション開発を目指すソフトウェア開発者
費用: 無料 (要事前登録)
OpenVINO™ ツールキット・トレーニングのチラシはこちら
エッジ・コンピューティングからクラウド・コンピューティングまで
エッジ・コンピューティングとクラウド・コンピューティングを併用すれば、最も価値のある位置にアプリケーションを動的に移動する仕組みを作ることができます。
コンピューター・ビジョンの活用例
現在のコンピューター・ビジョン・システムは、メーカーから小売業、金融まで、さまざまな業界に対応しており、エッジで AI を利用および拡張できます。現在のコンピューター・ビジョン・システムの主な機能は、物体の検出、物体の認識、物体の分類です。
スマートシティー向けコンピューター・ビジョン
スマート・シティー・テクノロジーを使うと、街から映像を集めることができるため、都市の運用においてよりスマートな意思決定ができます。
製造マシンビジョン
このタイプのコンピューター・ビジョンは、機器の監視や予測メンテナンスなどにより、業務用 IoT および自動化を高度化できます。
小売店における買い物客の行動分析
コンピューター・ビジョンでは、小売店が製品のコンピュータビジョンは製品をどこに置くべきか、いつ在庫を補充すべきか、また人口統計学を通じてどのような顧客がいるのかを理解するのに役立ちます。
インテリジェントな交通システム
インテリジェントな交通システムは、ビジョン・ソリューションから得られるほぼリアルタイムの情報を活用して、歩行者や乗客の安全性を向上し、交通渋滞を緩和します。
物体検出と認識
物体認識は、さまざまな状況で新しい機能を提供します これらのソリューションは スマートシティが車両を追跡し、信号機のタイミングを調整して、渋滞を緩和するのに役立ちます また、製造業者が製品ラインの欠陥を特定したり、小売店が在庫管理を改善するのにも役立ちます。
スマートコミュニティーと公園
コンピューター・ビジョン・ソリューションを搭載したカメラやセンサーを適切に配置することで、公園やその他の公共のインフラストラクチャーの安全を向上させるのに役立ちます。
スマートビル・ソリューション
ThunderSoft は、インテル® アーキテクチャーをベースとしたスマートビル・ソリューションを開発することで運用価値を高め、エッジ・インテリジェンスによるビル管理を支援します。
日本における導入事例
インテルのテクノロジーを活用したコンピューター・ビジョン・システムの導入事例をご紹介します。
ローカル 5G と OpenVINO™ ツールキットを採用した「外観異常判定システム」を新工場で連携
沖電気工業株式会社は、新工場でローカル 5G と OpenVINO™ ツールキットを採用した「外観異常判定システム」などの連携を導入し、製造現場の省力化と効率化を実現しました。
AI 外観検査を低コスト、短期間で実現し、生産性向上に貢献
株式会社大紀アルミニウム工業所は、OpenVINO™ ツールキットを AI 推論に採用した東京エレクトロンデバイス株式会社の AI 外観検査プラットフォーム「TAiVIS (タイビス)」を導入し、アルミインゴットの外観検査の自動化に向けて向けて AI と画像処理を用いた検査プラットフォームを導入しました。
AI 外観検査装置 – 未来の外観検査を自動化
Musashi AI 株式会社が提供するディープラーニング・テクノロジーとコンピューター・ビジョンを活用した AI 外観検査装置が、製造業の外観検査プロセスをどのように変革していくか説明します。
回診用 X 線撮影装置に AI 技術を搭載
株式会社島津製作所の「遺残確認支援ソフトウェア Smart DSI」は、外科手術時の遺残物を強調表示して患者の身体的リスクと医療従事者の負担を軽減します。ハードウェアの追加や変更なしで、すでに病院に導入されている X 線装置にも導入可能な「Smart DSI」は、推論モデルの最適化に OpenVINO™ ツールキットを採用することで、推論時間を 3 分の 1 に短縮し、15 秒以内で確認画像を表示できるようになりました。
千葉市動物公園にてエッジ AI の実証実験を実施
千葉市が運営する千葉市動物公園は、サービス向上や運営効率化などを目的に、入退場ゲートなどに設けたカメラの映像から来園者の属性を抽出し分析する実証実験を実施しました。推論エンジンに OpenVINO™ ツールキットを採用し、映像をインターネットに送信せずにエッジノード上で処理する「エッジ AI」としてインテル® NUC 上にシステムを構成しました。
医用画像のマルチモーダル推論や化合物とタンパク質の相互作用予測を最新世代のプロセッサーが加速する
ディープラーニングを活用した医療データの解析や創薬技術の開発に取り組む理化学研究所の種石 慶 氏をお招きし、研究の概要や展望を伺いました。第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリーを使った性能ベンチマークについてもお話しいただきました。
AI を活用したインタラクティブ・サイネージで顧客応対の自動化と高度化を目指す
株式会社ココカラファインヘルスケアが展開する店舗を舞台に、複数のメーカーが参加して AI 活用の実証実験が行われています。その開発環境と実行環境に OpenVINO™ ツールキットが採用され、安価で迅速な開発と、安定的で高速な推論処理を実現しています。
在宅輸血患者の体位や行動を AI で検知
和歌山県立医科大学附属病院は、在宅輸血中の起き上がりや肘の曲げなどの好ましくない行動を、インテルの OpenVINO™ ツールキットと 2D 人物姿勢推定モデルを用いて判定し、遠隔の医師に通知するシステムの研究を進めています。
OpenVINO™ ツールキットで眼底写真から目の疾患を類推する AI システムを構築
帝京大学医学部附属病院は、眼底写真から疾患を類推するディープラーニングの評価システムにおいて、インテルの OpenVINO™ ツールキットを活用してパソコン上で認識処理を実行する環境を構築しました。
インテル® ビジョンのポートフォリオ
ビジョンやその他のためのエッジ AI ソリューションを、必要な場所に正確に配置すれば、リアルタイムな応答と詳細な情報が迅速に入手できます。
IoTとエンベデッド・プロセッサー
IoT 向けに強化されたインテルの最新のプロセッサーは、機能的安全性とリアルタイム・パフォーマンスに独自の機能を提供します。これは、ロボット工学、オートメーション、その他の産業用ユースケースに最適です。
アクセラレーターとプログラマブル・デバイス
インテル® Movidius™ VPU、インテル® FPGA、およびその他プログラマブル・デバイスは、要求の厳しいコンピューター・ビジョンとエッジ AI ワークロードに効率性と柔軟性をもたらします。インテル® Movidiuse VPU が、電力効率と性能のバランスを取ってインテリジェント・カメラとエッジデバイスを実装する一方で、FPGA は低レイテンシー・アプリケーション向けにカスタマイズ可能な接続性を提供します。
開発を高速化するソフトウェア
開発を効率化し、複数の種類のコンピューティングと使用事例に用途を拡張できるソフトウェアを使うことで、プロトタイプから製品まで、作業時間を短縮できます。
エコシステム・イネーブルメント
インテル® AI: In Production エコシステムは、導入の複雑さを軽減し、パートナー企業の AI 製品を販売促進し、コミュニティーのパートナー企業同士を結びつけ、インテルのパートナープログラムと統合し、AI 向けソリューションのエッジへの導入と拡張に役立つことに焦点を当てます。
関連情報
OpenVINO™ ツールキット
最新のコンピューター・ビジョン・アプリケーションの開発における導入の簡素化および高速化に特化して設計されている無償でダウンロード可能なソフトウェア・ツールキットです。
AI 戦略を完成させる
インテル® AI 製品は、ソフトウェアから開発キットに至るまで豊富なツールを提供しています。これにより、企業は俊敏性に優れた AI ソリューションを開発できます。
免責事項
インテルは人権を尊重し、人権侵害の発生を回避するように尽力しています。詳しくはインテルの世界的人権主義をご覧ください。インテルの製品とソフトウェアは、国際的に認められている人権を侵害しない、または侵害の原因とならないアプリケーションに使用することを目的としています。
インテルのテクノロジーの機能と利点はシステム構成によって異なり、対応するハードウェアやソフトウェア、またはサービスの有効化が必要になる場合があります。実際の性能はシステム構成によって異なります。絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。詳細については、各システムメーカーまたは販売店にお問い合わせいただくか、http://www.intel.co.jp/ を参照してください。
Intel、インテル、Intel ロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporation またはその子会社の商標です。
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