Nvidia* GeForce* Garage が公開する InWin Z-Tower ビルドのハイライト

重要なポイント:

  • ハードウェア

  • 仕様

  • シャーシ

  • デザイン

  • プロセス

BUILT IN - ARTICLE INTRO SECOND COMPONENT

Nvidia* Garage が公開している InWin Z-Tower ビルドは、ハイエンドのゲーム用ハードウェアと InWin の人目を引く Z-Tower シャーシを組み合わせたものです。この唯一無二のゲーム用マシンを構成している要素について詳しく確認してください。

この InWin Z-Tower を使用した GeForce* RTX 2080 SUPER ビルドは、InWin の PC ケース・スペシャリストの手による圧倒的な迫力を放つ Z-Tower シャーシに囲まれ、インテルと Nvidia が提供するハイエンドのゲーム用ハードウェアを搭載し、カスタム冷却を備えたパワーハウスです。

独特のこのケースでの組み立てがどのようなものであったかを知るために、PC ビルダーの Dwight Lackmann 氏とともにその舞台裏を紹介します。

パワーの結集

ほかのビルドと同様に、まずはハードウェアの選択から始まります。

このビルドに搭載されている頭脳は、高性能のインテル® Core™ i9-9900K プロセッサーです。この 8 コア、16 スレッドの CPU は、カスタム冷却ループに簡単に統合できる、CPU とマザーボード上の PCH 用に一体型の水冷ブロックを備えた GIGABYTE* Z390 AORUS Xtreme マザーボードに搭載されています。

仕様は次のとおりです。

  • CPU: インテル® Core™ i9-9900K プロセッサー
  • GPU: GeForce* RTX 2080 SUPER Founders Edition
  • シャーシ: InWin Z-Tower
  • マザーボード: GIGABYTE* Z390 AORUS XTREME
  • メモリー: G.SKILL* Trident Z Royal シリーズ 32GB DDR4 (8GB x4)
  • ストレージ: Samsung* 970 PRO NVMe* M.2 1TB
  • PSU: CORSAIR* HX850 (MAINFrame のカスタムケーブルを使用)
  • 水冷: CORSAIR* XD5 RGB + EKWB ラジエーター、クーラント (冷却液)、フィッティング、チューブ

シャーシ

人目を引くこと間違いなしの InWin Z-Tower ケースは、InWin の長年にわたる実験的なデザインの流れを汲んでいます。このオープンエア・タワーは、木製鋳型とアルミニウムを使用して製造され、CNC マシンで精錬することで、魅力的な非対称のデザインに仕上げられました。InWin の設計者によると、台湾の朱銘美術館にある Taichi シリーズの彫刻からインスピレーションを得たそうです。

Z-Tower の製造プロセスはその外観と同様に独特です。InWin の設計者は次のように語ります。「ツーリングプロセスに苦戦します。パネルごとに、鋳型は約 10 回しか持ちません。限界に達すると、鋳型は壊れてしまいます。これが、このシャーシが超限定版である理由の 1 つです」

一見しただけでは分からないかもしれませんが、これは何よりもまず PC ケースであり、さまざまなハードウェアを支えなければなりません。InWin による仕様は、「E-ATX 規格のマザーボードまで収納でき、ライザーカードも付属。GPU の最大長は 340mm、幅は 158mm で、ケースは最大 360mm のラジエーターに対応」です。

この動画に映っているケースは、初回製造の 1 つである #002 です。InWin によると、販売されているものは残りわずかとなっています。

では、Z-Tower への組み立て作業はどのようなものなのでしょうか?

「Signature シリーズのどのケースについても、InWin の製造への取り組み方は常に興味深いものです」と、この PC を組み立てた Dwight Lackmann 氏は話します。「Z-Tower や S-Frame のようなオープンエア・スタイルのケースでは特にそうです。水冷パーツの配置に関しては、標準的な方法にとらわれずに考えることを迫られます」

最適なハードウェア構成がすぐに明らかになるとは限らず、馴染みのないケースでは特にそう言えます。最も配慮の行き届いたケースメーカーでも、あらゆる構成を考慮できるわけではないので、場合によってはビルダーが配置について創造力を発揮しなければなりません。

Lackmann 氏は構築中にこの問題に遭遇し、機転を利かす必要がありました。「Z-Tower の内側を見ると、ボルトパターンがハードドライブ・ケージと一致しないため、ポンプ / リザーバーコンボの配置を決めるのに苦労しました。別の取り付け穴をドリルで開けてどうにか解決です」

前もって計画を立て、適切なツールを用意することが非常に重要なのはそのためです。液体冷却の場合は特にそう言えます。

視覚的なデザイン

InWin Z-Tower のアルミニウム製のフレームは、チューリングを採用した GPU カード Nvidia* GeForce* RTX 2080 SUPER* Founders Edition の新しいのシュラウドと見事に調和して美しい外観を実現しています。この GPU カードは、新しいアーキテクチャーにレイ・トレーシングや DLSS といったあらゆる機能を備えています。Lackmann 氏は、EKWB の緑色の UV クーラントで彩りも加えました。また、G.SKILL のシルバーの RAM がメタリック調の外観を完成させています。

別の方法でやりたかったことはないかどうかを Lackmann 氏に尋ねたところ、「もっと時間をかけて、ケーブルの長さをより正確に把握し、UV LED ストリップのより適切な位置を見つければよかったですね。それに、ハードライン・チューブを選んでもよかったと思います」という答えが返ってきました。

オープンエア・ケース、特に Z-Tower のようなオープンタイプのケースで繰り返し生じる課題はケーブル管理です。ビルドを組み立てていくときに、これを慎重に検討する必要がありました。

Lackmann 氏はこう話します。「オープンエア / オープンバックのシャーシではいつもケーブルの扱いが難しくなります。配線が見えてしまいますから、見栄えにこだわるなら時間をかけなければなりません。ケーブルコームを追加すれば、24 ピン (マザーボード・ケーブル) のように、背面を整理整頓しておくことができます。ケースに付属する多数のケーブルを 24 ピンの背後に隠して、すっきりとした外観を保つことができました」

ケーブル管理に関しては、モジュラー電源 (使用するケーブルをビルダーが選択できるタイプの電源) とカスタムケーブルを使用すれば必ず役立ちます。ビルドに最適な長さと外観のケーブルを柔軟に選択できるということが、多くのビルダーにモジュラー電源が選ばれる理由の 1 つです。Lackmann 氏は、ケーブルコームを使用し、ほかのハードウェアの外観に合わせてシルバーと黒のカスタム・ケーブル・キットを使用しました。すべて配線を適切に整理しておく上でも役立っています。

唯一無二

このビルドには強力なゲーム用ハードウェアが詰め込まれていますが、実際に目を引くのは、そのすべてをまとめたケースです。

幸運にも InWin Z-Tower に取り組むことができる人に何か伝えておくことはあるか、Lackmann 氏に尋ねました。「このケースは重量があります。パネルを取り外すことが、作業をしやすくするための重要なカギです。それに全体がアルミニウム製なので、パネルにネジを取り付ける際に電動工具は使用しないでください。簡単に穴が開いてしまいますから」(Lackmann 氏)

唯一無二のシャーシで作業する場合でも、PC ビルダーの最良の味方はやはりドライバーであることが分かりました。ゲーム用 PC の自作に関するその他のヒントについては、こちらを参照してください。