エンドユーザー・コンピューティング: 現状の終結

リモート従業員の生産性維持をサポート

従業員がリモート作業時の生産性維持に必要とする技術機能を提供することで、企業の回復力維持が可能であることを多くの組織が証明しています。

これまで金融サービス産業 (RSI) 企業は、従業員によるリモート作業に関してかなり保守的でした。しかし COVID-19 によって、組織は状況の再考を余儀なくされました。ウィルスの拡散を防ぐため、従業員たちが突如リモート作業に切り替わざるを得なくなったためです。この CIO のための職場改革の主な課題のひとつは、従業員たちが自宅で働く際の生産性を維持するために、ポジティブな従業員体験を提供しながらいかにしてセキュリティーとコンプライアンスを確保するかということです。

「従業員がリモート作業時の生産性維持に必要とする技術機能を提供することで、ビジネスの回復力維持が可能であることを多くの組織が証明しています」、とインテルの金融サービス業界プリンシパル・ソリューションズ・アーキテクトの Bruno Domingues は述べています。例えば、ドイツ銀行* の CEO は、ロックダウン中に自宅から作業をしていた従業員の 60% が優れた成果を上げ、リモート作業が将来的な企業のコスト削減に役立つと示唆しています。1

このエンドユーザー・コンピューティングの変化における重要な要素のひとつが Desktop as a Service (DaaS)、中央データセンターで仮想システムをホストする仮想デスクトップ・インフラストラクチャー (VDI) の進化です。DaaS は、プラットフォームとして VDI を使用し、現在 IaaS などのクラウドテクノロジーをベースとして通常 VDL と関連付けられている専用のインフラストラクチャーの必要なしに、企業が従業員に仮想化したデスクトップ PC を提供することを可能にしています。クラウドにより提供されるセキュリティーとデータストレージ容量は、災害の際の回復力を与え、あらゆるデバイスからの重要なデータやアプリへのアクセスを可能にします。双方にメリットがあり、ハイブリッド・アプローチは従業員によるオフライン作業を可能にし、またビデオ会議などのコラボレーション・ツールに必要な低レイテンシーで、あらゆるネットワーク接続において最高の体験を提供します。

仮想環境で作業することの大きな課題のひとつは、ストレージがピーク使用時間にどう対応するかということです。信頼できる迅速な性能のために、データのボトルネックとデータ・レイテンシーを削減するよう設計されたインテル® Optane™ テクノロジーがここで一役買います。「VDI の採用を考えている企業にとって、インテルはエンドツーエンドのソリューションを提供できます」と Domingues は語ります。「私たちは、Citrix*、VMware* および Microsoft といった主要なパートナーたちと密接に連携しています」。

Windows 10* への移行を含む、DaaS に関する数々の主要なトレンドがあります。今年初めに Microsoft* が Windows 7* のサポートを終了したため、企業は Windows 10 へのアップグレードを余儀なくされています。IT への新鮮なアプローチをとる Windows 10 は定期的に大きな機能アップデートを公開しています。これは、各アップデートによるアプリケーションを検証する責任が顧客にあることを意味します。アプリケーション・コンテナーと階層化は、どの OS 上で動作していたとしても、それぞれのアプリケーション要素をパッケージとして削除することを可能にしています。この種のテクノロジーは、金融機関が Windows 10 などの不朽の OS に付属するアプリケーション検証に対処するのに役立ちます。

「DaaS はクラウド内でホストされるため、あらゆる地域において柔軟な使用、迅速な展開および可用性といった数々のメリットを提供します」と Domingues は語ります。「これは、DaaS がインターネット接続と十分な帯域幅に依存していることを意味します。

多くの FSI 企業は、ハイブリッドな Infrastructure as a Service (IaaS) を使用しています。IaaS の主な利点は、企業によるリソースの最適化を可能にする一方で、機密データをオンプレミスに維持しながらも規制とコンプライアンスを順守していることです。このような柔軟なアプローチは、FSI 企業により高い回復力を与えます。

もうひとつ重要なのは近代的なデバイス管理です。IT 管理者たちは、従業員たちがあらゆるデバイスで一貫した体験を得ることができるよう、ワークスペースの統合を確保するために取り組んでいます。従業員のためにシームレスなリモートユーザー体験を確保することが、IT 部門にとって大きな課題となっています。

FSI 企業が使用するますます多くのアプリケーションやコラボレーション・ツールのサポートには、VDI と DaaS が解決策かもしれません。このアプローチは、企業をより迅速かつ回復力の高いものにし、アプリケーションの互換性に役立つことが可能です。しかし、このアプローチは様々な理由ですべてのビジネスに適切とはいえません。エンドユーザーの体験は物理的なマシンを使用するほど良いものではなく、TCO はあまり低くならないかもしれません。一方、効率性と体験は、裕福な顧客の使用に依存しています。多くの場合、ハイブリッド・アプローチは企業のニーズや技術要件の実現で、よりコスト効率の高いものです。

エンドユーザー・コンピューティングに関しては、現状は終結しています。FSI 企業はもはや、古いやり方に頼ることはできません。今年、突如リモート作業へ切り替わったことにより、リモート従業員のための優れた従業員体験を確保することで、金融機関は回復力維持が可能であることを証明しています。FSI 企業は、将来的に従業員に柔軟な作業オプションを提供することで、これを活用できます。さらに、安全で生産性の高いリモート従業員をサポートする能力は、新しい人材募集の際にもはや地理的な制限がないことを意味しています。

免責事項

1 ドイツ銀行 CEO: リモート作業が企業のコスト削減に役立つ: https://uk.news.yahoo.com/deutsche-bank-ceo-remote-could-120142014.html