スマート ATM が銀行の未来となる理由

1960 年代に導入された ATMには更新が必要です。

重要なポイント:

  • ATM (現金自動預け払い機) は、小口金融銀行にとって依然として重要なチャネルですが、維持コストが高額な場合が多いです。

  • 次世代のスマート ATM はリモートによるメンテナンスが可能で、詐欺を削減するのに役立つバイオメトリック機能を備えています。

  • インテルは、未来の ATM の構築に必要な、基盤となるハードウェアの多くを提供します。

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スマート ATM は、お客様により良いサービスを提供できる革新的なテクノロジーを採用する上で、さらに詐欺行為も削減できます。
テクノロジー・ライター、Libby Plummer 氏

銀行のセクターが変革し続ける現状に加え、新型コロナウイルスのパンデミックにより普及した非接触型決裁のトレンドは加速しています。小口金融銀行の主要なチャネルは現在オンラインとモバイルですが、現金自動預け払い機 (ATM) は徐々に 2 番目に重要なチャネルとなりつつあります。ATM は、1960 年代後半に初めて導入され、数十年にわたってさまざまな更新が行われてきましたが、デジタル・トランスフォーメーションのペースに合わせて、スマートさが求められています。

ATM は、現在でも顧客にとって不可欠なサービスを提供していますが、その維持費は驚くほど高額になる可能性があります。何かトラブルが発生した場合、技術者の訪問が最低 1 回は必要となり、また保守点検中の ATM の安全性を確保するための警備員も必要となります。この問題に対処できる次世代型スマート ATM の主な強みがリモート管理です。

インテル® vPro® エンタープライズで利用可能なインテル® アクティブ・マネジメント・テクノロジーにより、IT チームはリモートでデバイスを安全に管理できるのです。インテルの金融サービス業界のプリンシパル・ソリューション・アーキテクチャーの Bruno Domingues は次のように述べています。「このテクノロジーを使用して ATM を管理している金融機関は多数あります。接続と電源があれば、ATM にリモートでアクセスできます。ディスクが破損したり OS が壊れた場合でも、リモートから OS 再インストールすることもできます。そのため、銀行はダウンタイムを最小限に抑え、ATM の維持費を削減できます。」

銀行がデジタル化へ移行し続ける中、重大な問題がいくつか出現しました。「主な課題の 1 つは、犯罪者が完全に新しい人物に成りすますことできる合成なりすまし詐欺です。実際に本人との接点がないまま、ローンを組んだりお金を引き出したりすることができてしまいます。以前は、犯罪者が実際の人物の身分証明を盗む必要がありましたが、デジタルツールを利用することににより、金融機関が本物と信じてしまう身分証明を作成できるようになっています。そこで非常に重要となるのは、合成なりすまし詐欺に対抗するために ATM を利用した登録や認証で人物の身元が確認できることを念頭に置くことなのです」と Domingues は説明します。

このような理由から、多くの銀行では、未だに支店で行員による身分証明書確認が必要になっています。また、デジタル・フットプリントがないまま銀行口座を初めて開く多くの 10 代も該当します。しかし、デジタルシステムへの完全移行を希望する銀行は、支店での身分証明書確認を実施する必要性もなくしたいと考えています。このような場合、スマート ATM で新規顧客の本人確認に生体認証を使用することで、よりコスト的に合理的な代替手段となる可能性があります。

銀行や金融機関は、引き続き新たな現実に対応して変革し、顧客の期待に応え続けていくため、ATM が今でも重要な役割を担っていることは明らかです。インテル搭載のテクノロジーはすでに、銀行のデジタル時代に向けて ATM のアップグレードの支援を開始し、カスタマー・エクスペリエンスの向上と詐欺行為の防止に一層の努力を図ると同時に、長期的なコスト削減にも役立てられています。