インテル® vPro™ ユース・ケース・リファレンス・デザイン - WinRE によるリモート修復の強化

Windows* Vista 以降、Microsoft* には Windows* Recovery Environment (WinRE) と呼ばれる起動可能なリカバリ環境が Windows* オペレーティング システムに組み込まれています。PCが起動しない場合、またはWindowsの詳細な修復が必要な場合は、WinREを使用して状況を修正できます。インテル®・アクティブ・マネジメント・テクノロジー (Intel® AMT) と組み合わせることで、これらのタスクをリモートで実行できます。このドキュメントでは、Intel® vPro™ テクノロジでリモートで使用するための WinRE .iso イメージの作成について説明します。また、リモート ブートと WinRE へのアクセスの基本についても説明します。

PCが起動しない場合、またはWindowsの詳細な修復が必要な場合は、WinREを使用して状況を修正できます。WinREには、Windowsの修復とバックアップイメージの回復を支援または自動化する多くの便利なツールが含まれています。さらに、WinRE は WinPE に基づいています。そのため、ネットワーク ドライブのマッピング、レジストリの編集など、すべての WinPE 機能も WinRE で使用できます。

Intel® vPro™ テクノロジの IDE リダイレクトと組み合わせると、WinRE はヘルプ デスクからリモートで使用できます。これにより、WinREを利用するためにデスクサイドを訪問する必要がなくなります。

このドキュメントでは、WinRE のビルドについて説明します。2つのオプションがあります。1 つ目は、既定のビルドで WinRE を使用し、必要に応じて LAN ドライバーを追加することです。この構成では、WinRE は、Intel AMT 6 以降で KVM リモート コントロールが構成されている任意のシステムでリモートで使用できます。2 番目のオプションは、WinRE を変更して、Intel AMT 2 以降を搭載した任意のシステムからリモートで使用できるようにすることです。