このドキュメントの新しいバージョンが利用できます。お客様は次のことを行ってください。 こちらをクリック 最新バージョンに移行する。
3.3.4.5.1. 推奨される開発手法
ソフトウェア・コヒーレンシ問題を回避するための最も安全なソフトウェア開発手法は、厳密なハードウェアおよびソフトウェアのプロジェクト階層に従うこと、そしてアプリケーションおよびBSPのプロジェクトを生成するためのスクリプトを使用することです。
ベスト・プラクティスの 1 つは、並列アプリケーション・プロジェクトと BSP プロジェクト フォルダを使用してアプリケーション階層を構築することです。次の推奨ディレクトリー構造では、最上位のハードウェア・プロジェクト・フォルダーに次が含まれます。
- インテル® Quartus® Primeプロジェクト・ファイル。
- プラットフォーム・デザイナー-生成されたファイル。
- 次のサブフォルダーを含むソフトウェア・プロジェクト・フォルダー:
-
プリケーション・プロジェクト
-
BSP プロジェクト
-
Platform Designer でシステムに変更が加えられるたびに、ハードウェアから BSP およびアプリケーション・プロジェクトまでの完全なシステム生成プロセスを繰り返す必要があります。したがって、niosv-bspコマンド Tcl スクリプトですべての設定を定義する方が、BSP Editorを使用してプロジェクトをカスタマイズするよりも効率的です。
システム生成プロセスは、以下の通りです。
- Hardware files generation —Sプラットフォーム デザイナーを使用して、更新されたシステムの説明を<system_name>.qsysファイルに書き込みます。
- Regenerate BSP projec —niosv-bspスクリプトを使用してBSPプロジェクトを生成します。
- Regenerate application project —niosv-app コマンドを使用してアプリケーション・プロジェクトを生成します。
- Build the system —アプリケーションおよびBSP CMakeLists.txtファイルを使用してシステム・ソフトウェアを構築します。
このシステム生成プロセスを実装するために、インテルは、ハードウェアおよびソフトウェアのグループの間の責任をハンドオフするために以下のチェックリストを使用することを推奨します。
| ハードウェア・グループからソフトウェア・グループにプロジェクトをハンドオフするには、以下のステップを実行します。 | |
| ハードウェア・プロジェクトのハンドオフ | ハードウェア・グループは、 <system_name> .qsys と <system_name>.sof ファイルをコピーします。ソフトウェア・グループは、これらのファイルをソフトウェア・グループのハードウェア・プロジェクト ・フォルダーにコピーします。 |
| ソフトウェア・プロジェクトの作成 | ソフトウェア・グループは、niosv-bsp および niosv-app ユーティリティーを実行して、新しいハードウェア用のソフトウェア・アプリケーションを作成します。 |
| プロジェクトの構築 | ソフトウェア・グループは、アプリケーション・プロジェクト・ディレクトリーでcmakeおよびmakeコマンドを実行して、ソフトウェア・アプリケーションを構築します。 |
| ソフトウェア・プロジェクトのリコンフィグレーション | ハードウェアは、更新された<system_name>.qsysおよび <system_name>.sofファイルを渡します。ソフトウェア・グループは、 niosv-app と niosv-bsp コマンドを使用して、グループのアプリケーションと BSP プロジェクトをリコンフィグレーションします。 |
| ソフトウェア・プロジェクトの再構築 | 構築—ソフトウェア・チームは、ソフトウェア・アプリケーションを再生成するためにアプリケーション・プロジェクト・ディレクトリーのcmakeとmakeを実行します。 |
| ソフトウェア・グループからハードウェア・グループにプロジェクトをハンドオフするには、以下のステップを実行します。 | |
| ソフトウェア・プロジェクトのハンドオフ | ソフトウェア・グループは、<app_name>.elfソフトウェア・バイナリーのコピーを構築し、ハードウェア・グループに提供します。次に、ハードウェア・ グループは、 Nios® Vプロセッサーのブート方法に従って、ソフトウェア・バイナリーを関連する形式に変換します。 |