Nios® Vプロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 10/31/2022
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ドキュメント目次

3.4.3.3.3. コンフィグレーションおよび使用の制限

システム内でフラッシュメモリーを使用する場合、このメモリーの以下の機能を理解する必要があります。

  • Code Storage— アプリケーションがフラッシュメモリーからコードを直接実行する場合、フラッシュ操作関数は無効になります。この設定により、プロセッサーは、実行中のコードを保持するメモリーを消去できなくなります。この場合、記号は ALT_TEXT_DEVICE、ALT_RODATA_DEVICE、ALT_EXCEPTIONS_DEVICE すべてフラッシュメモリー ペリフェラルとは異なる値を持つ必要があります。 (これらの#defineシンボルはそれぞれ、メモリー デバイス内のアドレスではなく、メモリー・デバイスの名前を付けることに注意してください。)。
  • Small Driver— ソフトウェアに対して小さなドライバー フラグが設定されている場合—hal.enable_reduced_device_drivers 設定が有効になっている場合、フラッシュメモリーペリフェラルは自動的に初期化されません。この場合、アプリケーションは初期化ルーチンを明示的に呼び出す必要があります。
    • Thread safety — ほとんどのフラッシュ アクセス ルーチンはスレッドセーフではありません。これらのルーチンのいずれかを使用する場合は、システム内の 1 つのスレッドのみがこれらの関数にアクセスするようにアプリケーションを構築してください。