F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP ユーザーガイド

ID 711009
日付 4/03/2023
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ドキュメント目次

1. F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP コアについて

更新対象:
インテル® Quartus® Prime デザインスイート 23.1
IPバージョン 7.1.1
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F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP では、トランシーバー・チャネルのサブセットを動的にリコンフィグレーションし、異なるモード (データレートなど) で動作させることができます。隣接するアクティブ・チャネルへの影響はありません。
プロトコルとハードウェアの実装に応じて、ダイナミック・リコンフィグレーション (DR) により、メディアアクセス制御 (MAC)、前方誤り訂正 (FEC)、フィジカル・コーディング・サブレイヤー (PCS) ブロック、および組み込みマルチダイ相互接続ブリッジ (EMIB) をリコンフィグレーションすることが可能です。その他のダイナミック・リコンフィグレーション機能には次のものがあります。
  • 必要なリファレンス・クロックを設定します。システムクロックは、選択しているダイナミック・リコンフィグレーション・グループ内のすべてのプロファイルで一定である必要があります。
  • MAC、FEC、PCS、およびトランシーバー・ブロックのそれぞれに適切なクロック入力を選択します。
  • マルチプレクサーを設定し、MAC/PCS/PMA/FEC Direct モードに適切なコントロールおよびデータパスを選択します。
FPGA IP 製品は、次のダイナミック・リコンフィグレーション・フローをサポートします。
  • Nios® ベースのダイナミック・リコンフィグレーション: このフローには、プロトコル間の切り替え (イーサネットから CPRI プロトコルなど) や、プロトコル内リンク特性の変更 (CPRI データレートの変更など) が含まれます。クライアント・アプリケーションまたは インテル® Quartus® Prime Nios® ユーティリティーにより、ダイナミック・リコンフィグレーションはトリガーされます。トリガーされると、 Nios® は、さまざまな機能ブロックの低レベル・コンフィグレーション・レジスターのプログラミングを実行します。

このドキュメントでは、F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP を介した NIOS ベースのダイナミック・リコンフィグレーションについて説明します。

ダイナミック・リコンフィグレーション (DR) を実行するには、まず、F-Tile Dynamic Reconfiguration Suite Intel® FPGA IP、続いて関連するプロトコル IP をコンフィグレーションする必要があります。F-Tile CPRI PHY Multirate Intel FPGA IP コアF-Tile Ethernet Multirate Intel FPGA IP コア、および F-Tile PMA/FEC Direct PHY Multirate Intel FPGA IP コアを使用することができます。標準のシングルレート IP も使用することができます。