AN 835: PAM4シグナリングの基礎

ID 683852
日付 3/12/2019
Public

インテルのみ表示可能 — GUID: hhc1512696132286

Ixiasoft

ドキュメント目次

2.5. PAM4ジッター方法論

NRZ信号規格の多くでは、合計ジッター (Tj) を10-12のBERに外挿する必要があります。これには、(デュアルディラック) モデルへのフィッティング値が必要です。合計ジッター (Tj) にはランダムジッター (Rj) と確定的ジッター (Dj) が含まれます。これは、その外挿法によって決定されます。PAM4テクノロジーで必要とされるのは、物理レイヤーで10-6のBERのみです。オシロスコープでは、1回の取得で106ビットを簡単に取得できるため、Rj/Djの外挿は不要です。また、新しい方法論がPAM4シグナリングに使用されます。

表 6.  トランスミッター出力ジッター仕様
特性 シンボル 条件 最小 標準 最大 単位
非相関有界高確率ジッター T_UBHPJ 下記参照13     0.05 UIpp
非相関非有界ガウシャンジッター T_UUGJ     0.01 UIrms
Even-Oddジッター T_EOJ     0.019 UIpp

非相関非有界ガウシャンジッター (UUGJ) は、概念的にはRjに似ています。非相関有界高確率ジッター (UBHPJ) は、概念的にDjに似ています。Even-Oddジッター (EOJ) は、PAM4の新しい方法です。EOJの測定は、OIF-56G規格で定義された特定のパターンPRBS13Qからされます。

UUGJ、UBHPJ、およびEOJの測定に使用される方法論は、OIF-CEI-56G-MR規格のセクション17.3.1.7.1で定義されています。

13 セクション17.3.1.7に従って測定