1. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ汎用I/Oの概要
2. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ GPIOバンク
3. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズHPS I/Oバンク
4. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズSDM I/Oバンク
5. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ I/Oのトラブルシューティング・ガイドライン
6. Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズ汎用I/O IP
7. プログラム可能なI/O機能の説明
8. Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズの関連資料
9. Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズアーカイブ
10. Agilex™ 7汎用I/Oユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ改訂履歴
2.5.1. VREFソースと VREF ピン
2.5.2. VCCIO_PIO電圧に基づくI/O規格の実装
2.5.3. OCTキャリブレーション・ブロックの要件
2.5.4. I/Oピンの配置要件
2.5.5. I/O規格の選択とI/Oバンク供給電圧の互換性チェック
2.5.6. 同時スイッチング・ノイズ
2.5.7. 特殊ピンの要件
2.5.8. 外部メモリー・インターフェイスのピン配置要件
2.5.9. HPS共有I/Oの要件
2.5.10. クロック要件
2.5.11. SDM共有I/Oの要件
2.5.12. 未使用ピン
2.5.13. 未使用GPIOバンクにおける 電圧設定
2.5.14. 電源シーケンスにおけるGPIOピン
2.5.15. GPIO入力ピンのドライブ強度要件
2.5.16. 最大DC電流の制約
2.5.17. 1.2V I/Oインターフェイスの電圧レベル互換性
2.5.18. Avalonストリーミング・インターフェイス・コンフィグレーション・スキームのGPIOピン
2.5.19. I/Oレーンあたりの真の差動信号の最大レシーバーペア
6.2.5. QSF割り当て
FシリーズおよびIシリーズデバイスでは、 Quartus® Prime設定ファイル (.qsf) の次の終端関連の割り当てをサポートしています。
- INPUT_TERMINATION
- OUTPUT_TERMINATION
- TERMINATION_CONTROL_BLOCK
- RZQ_GROUP
| QSF割り当て | 詳細 |
|---|---|
| INPUT_TERMINATION OUTPUT_TERMINATION |
入力/出力終端の割り当てでは、該当するピンの終端値をオームで指定します。 例えば、次のようになります。 set_instance_assignment -name INPUT_TERMINATION <value> -to <pin name> set_instance_assignment -name OUTPUT_TERMINATION <value> -to <pin name> 直列/並列終端ポートを有効にするには、これらの割り当てを含め、ピンの直列および並列終端値を指定します。 OCT Intel® FPGA IPからの ser_data ポートをGPIO Intel® FPGA IPに接続していることを確認します。
例えば、次のようになります。
set_instance_assignment -name INPUT_TERMINATION "PARALLEL <VALUE> OHM WITH CALIBRATION" -to <pin> set_instance_assignment -name OUTPUT_TERMINATION "SERIES <VALUE> OHM WITH CALIBRATION" -to <pin> |
| TERMINATION_CONTROL_BLOCK | フィッターに、目的のOCTブロックから指定ピンへの適切な接続を行うように指示します。この割り当ては、I/Oバッファーが明示的にインスタンス化されておらず、ピンを特定のOCTブロックに関連付ける必要がある場合に役立ちます。 例えば、次のようになります。 set_instance_assignment -name TERMINATION_CONTROL_BLOCK <desired OCT BLK> -to <pin name> |
| RZQ_GROUP | フィッターは、ネットリストで rzq ピン名を検索します。ピンが存在しない場合、フィッターは、OCT IPと対応する接続とともにピン名を作成します。これにより、既存または存在しないOCTでキャリブレーションされるピンのグループを作成し、フィッターでデザインの正当性を保証できるようになります。 例えば、次のようになります。 set_instance_assignment -name RZQ_GROUP <rzq pin name> -to <pin name> |
終端は、入力バッファーと出力バッファーに存在するもので、場合によっては同時に存在することもあります。
ピンのグループをOCTブロックに関連付ける方法は2つあります。
- .qsf 割り当てを使用して、関連付けられているピン (バス) とOCTブロックを示します。TERMINATION_CONTROL_BLOCK 割り当てを使用して、RTLでピンとインスタンス化されているOCTを関連付けることができます。
- トップレベルでI/Oバッファーのプリミティブをインスタンス化し、それらを適切なOCTブロックに接続します。
図 49. OCTブロックとI/Oバッファーの接続次の図では、I/Oバッファーのプリミティブから該当するOCTブロックへの接続を示しています。
注: 同じVCCIOをもつ同じバンク行内のすべてのI/Oバンクでは、1つのOCTブロックを共有することができます。これは、そのI/Oバンクに独自のOCTブロックがある場合にも該当します。キャリブレーション付きの終端をサポートする任意の数のI/Oピンを1つのOCTブロックに接続することができます。互換性のあるコンフィグレーションのI/OをOCTブロックに接続していることを確認してください。また、OCTブロックとそれに対応するI/OのVCCIOおよび直列または並列終端値が同じであることを確認します。これらの設定を使用して、フィッターは、I/OおよびOCTブロックを同じ列に配置します。ブロックに接続されているピンがない場合、 Quartus® Prime開発ソフトウェアでは警告メッセージが生成されます。