インテル® Agilex™ FシリーズおよびIシリーズ汎用I/Oユーザーガイド

ID 683780
日付 3/28/2022
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ドキュメント目次

6.2.6. OCT Intel® FPGA IPのアーキテクチャー

図 49.  OCT IPのトップレベル図この図では、OCT IPのトップレベル図について示しています。
表 61.   OCT IPのコンポーネント
コンポーネント 説明
RZQピン

GPIOバンクには、RZQピンが2つあります。RZQピンは、ピンが配置されているI/Oバンクと同じVCCIO電源を共有します。

RZQピンは兼用ピンです。

  • ピンがOCTブロックに接続されていない場合は、通常のI/Oピンとして使用できます。
  • OCTにRZQピンを使用する場合、ピンは外部リファレンス抵抗に接続して、必要なインピーダンスを実装するためのキャリブレーション・コードを計算します。RZQピンは、±1%の精度で外部240 Ω抵抗を介してOCTブロックをグランドに接続します。
OCTブロック

OCTブロックはキャリブレーション・コード・ワードを生成して、I/Oバッファーブロックに送信します。

  • GPIOバンクには、OCTブロックが2つあります。OCTブロックでは、I/Oを終端するためのキャリブレーション・コードを生成します。
  • キャリブレーション中、OCTは、rzqin ポートを介して外部抵抗に見られるインピーダンスと一致します。その後、OCTブロックはキャリブレーション・コード・ワードを生成し、ser_data ポートを介してI/Oバッファーに送信します。

OCT Intel FPGA IPのパワーアップ・モードのインターフェイス

パワーアップ・モードのOCT IPには、主要なインターフェイスが2つあります。
  • 1つの入力インターフェイス。FPGA RZQパッドをOCTブロックに接続します。
  • 1つの出力インターフェイス。I/Oバッファーに接続します。
図 50.  OCTインターフェイス

OCT Intel FPGA IPのユーザーモードOCT

FitterはユーザーモードOCTを推測しません。ユーザーモードのキャリブレーションにOCTブロックを使用するには、OCT IPを生成する必要があります。IPは、calibration_request 信号と ack_recal 信号を使用して、コアとの間でキャリブレーション要求を送受信します。

FPGAコアは、OCT IPに対するキャリブレーション要求を開始します。これは、calibration_request 信号を少なくとも2 µsの間Highにアサートすることによって行われます。OCT IPは、コアに ack_recal 信号をアサートして、IPが要求を受信したことを示します。

OCT IPは、GPIO IPを使用するユーザーモードでのみ使用できます。GPIO IPからの terminationcontrol 信号をOCT IPの ser_data 信号に接続します。これには、RTL接続またはTERMINATION_CONTROL_BLOCK .qsf アサインメントを使用します。

図 51.  OCT Intel® FPGA IPユーザーモードの接続
注: 単一のOCT IPで、最大12個のOCTブロックを制御できます。