インテル® Agilex™ 汎用I/OおよびLVDS SERDESユーザーガイド

ID 683780
日付 4/13/2020
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ドキュメント目次

2.2.1. プログラマブル出力スルー・レート・コントロール

各I/Oピンにはスルー・レート・コントロールが含まれており、ピンごとにスルーレートを指定できます。スルー・レート・コントロールは、信号の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの両方に対して作用します。

GPIOピンの実装では、 インテル® Agilex™ デバイスは、電圧リファレンス形式のI/O規格の高速スルーレート設定のみをサポートします。1.2 V LVCMOS I/O規格では、高速、中程度、低速のスルーレート設定を選択できます。

外部メモリー・インターフェイスのピンの実装では、デザイン内でEMIFインテルFPGA IPをインスタンス化すると、 インテル® Agilex™ デバイスは高速、中程度、低速のスルーレート設定をサポートします。

スルーレートが速いと、高性能システム向けに高速の遷移を提供します。一方、スルーレートが遅いと、システムノイズおよびクロストークは軽減しますが、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジにノミナル遅延を追加します。

注: インテルは、IBISまたはSPICEシミュレーションを実行して、特定のアプリケーション向けに最適なスルーレート設定を決定することをお勧めします。