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2.2.13. PLLキャリブレーション
I/O PLLには、プロセス、電圧、および温度 (PVT) のばらつきを補正するためのキャリブレーションが必要なアナログブロックおよびデジタルブロックの両方が含まれています。インテルAgilexはI/Oマネージャーを使用して、キャリブレーション・ルーチンを実行します。
キャリブレーションには主に2つのタイプがあります。
- パワーアップ・キャリブレーション - デバイスの電源投入時に自動的に開始し、デバイスのコンフィグレーション中に実行します。
- ユーザー・キャリブレーション - ダイナミック・リコンフィグレーションを実行するか、またはI/O PLLのリファレンス・クロック周波数を変更する場合は、ユーザー・リキャリブレーションを実行する必要があります。必要なキャリブレーション・シーケンスをイネーブルする必要があります。
キャリブレーション・プロセスを正常に完了するには、OSC_CLK_1 クロックおよびI/O PLLを駆動するすべてのリファレンス・クロックが安定していて、FPGAコンフィグレーションの開始時にフリーランニングである必要があります。クロック・スイッチオーバーがイネーブルになっている場合、キャリブレーションのために両方のリファレンス・クロックが存在する必要があります。ユーザーモードでは、I/O PLLがコンフィグレーション中にリファレンス・クロックを検出しない場合、キャリブレーションの試行は定期的に続行されます。キャリブレーションが完了すると、I/O PLLは自動的にロックされます。